「建設業と地域の元気回復事業」

   

突然降って湧いた様に、2500万円と言う大金が、小田原久野地区の農地の再生の為に、国からもらえることになった。散々批判してきた、麻生内閣の補正予算がここまで波及してきた。全国104箇所の地域が指定されたそうだ。神奈川県では、横浜の方の商店街の再生の事業が決まっている。仲間の中にはこんなお金をもらうべきではないと言う意見もある。そのことも理解できない訳ではないが、このお金が起爆剤になり、久野の農業が再生してゆくことに出来ないかと思う。昨日はフラワーガーデンで全体では、初めての顔合わせがあった。全部で小田原の7団体が関わっていると言う。私は「美しい久野里地里山協議会」の会計と言う立場での参加である。会からは3名の出席。自治会長の皆さんは3名見えていた。近々に自治会長会議に行政から出席して、詳しい今後の進み方の説明があるそうだ。

土木建設協同組合が全体の事務局を担うそうだ。理事長の方が進行をしてくれた。内容については充分理解していないので、間違った事を書いてはいけないので、避ける。記憶に残っているのは、久野の農業分野全体に、また地域に満遍なく事業が行われること。今後の先行事例として、将来に繋がるような事業にしてゆくように。と言う話のようだった。実は里地協議会では対象地区の調査には回っている。何しろ、急な話で、認可が下りて申請まで時間がない。認可されるかどうかの前に、対象事業の適地を下見した。山に戻りかけているような農地ではあるが、再生したら地域にとって有意義な農地である。また、一地域に偏在することなくと言う事である。久野地域全体が納得が行くような、不公平感のない事業にしなくてはならない。また、林業特に間伐材利用。農業でも、果樹、畑、田んぼ、植木と満遍なく試行する事に意味があるということ。

これは国交省の予算である。仕事が減少して、資材や機材が眠ってしまわないように、行うのだそうだ。放棄される農地は一般に農道がない為が多い。あるいは水路が壊れているがために、田んぼが放棄される。しかし、水路や道路には予算は使えないそうだ。あくまで、農地再生をする仕事を建設業が、試行的に体験し、今後に生かしてゆくためだそうだ。そうなると案外適地は限定されてくる。道路も水路も直さないでも、再生できる、しかも放棄され、建設業的な作業がないと復帰できない農地。もう一つある。再生された後、永続的に誰かが農業を行う場、でなければならない。地主の方がやれなくなって放棄されている場合。地主さんに変わって農業を行う、個人なり法人なりが存在することも、要件になるだろう。

この事業が久野の農業の再生に繋がるためには、再生よりも、再生後の形が問題である。少なくとも、私の役割としては、農地再生後、農業者と繋げる事。又可能な農業の形を、模索すること。もし、受け皿として、あしがら農の会に、再生後の利用の依頼があれば、最善の利用の形態を模索しなければならない。久野の農業の将来のあり方。このことを大いに議論する必要がある。地域の農業者にとって、どんな形なら、可能なのか。何が提案できるのか。土用日曜に、農産品の販売所を開く、既にある販売所と競合しない形で、いこいの森、わんぱくランド辺りに作れないかという意見もあった。とても重要な事になっている。地域の英知を集めて、未来に繋がる農業を提案して行きたい。

昨日の自給作業:大豆の種蒔き、田んぼの転がし、2時間 累計時間:12時間

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