小田原に震度5の地震
一日午前二時二十一分ごろ、神奈川県の箱根で震度5強の地震があった。同県小田原市で震度5弱、震源地は神奈川県西部で、震源の深さは約一四キロ。マグニチュード(M)は4・9と推定される。大きな揺れの直前に予想震度を発表する気象庁の「緊急地震速報」のシステムは今回の地震時も作動していたが、予想した震度は「震度4程度以上」で、一日午前九時の本運用開始後に発生していても、情報を一般に提供する基準「震度5弱以上」に達していなかった。箱根で2軒屋根瓦が落ちたという。肩を脱臼した人も居たらしい。しかし、よくコンビニの陳列棚の商品がひっくり返る映像が出るが、ああしたことは無かった。
夜中の地震とは言え、実はすでに起きていた。それにしてもまだ早いな。もう少し寝てないと、など思っている所に、バリバリバリと震えるような横揺れが来た。大きくなるといよいよ東海地震か。やばいぞ。など若干の恐怖感が起きた。あっけなく、30秒以内で、収束した。その後2度、わずかに余震があったが、それは、2か1だろう。以前、青梅で直下型の地震を体験したときには、ドンと大きな音がした。隣にダンプカーが、が突っ込んだとばかり思った。今回は音はない、突然、家中の木材がバリバリ、バリバリときしんでいた。しかし、3程度かな、もしかしたら震度4だ。そう思ってテレビをつけると、2,3分してから、何と小田原震度5弱とでた。小さい地震の様だが、箱根は5強だから、箱根に近い我が家は、記録上は5。どういう訳か倒れそうなビンまで立ったままだ。棚から落ちた本も1冊ない。やっぱり5が間違えと思ったほうがいいのか。青梅で体験した時は、今回よりはるかに大きかった。ともかく家がひっくり返るかと思うぐらいだった。たぶん震度5の体験は青梅と2度目だったが。不謹慎だが、何か嬉しかった。
すぐ思ったのは、地震の30秒間動けなかったと言う事。「緊急地震速報」はどうしたのだろう。明日からだそうだ。でも、もう1日だぞ。などと変なことを思った。10分ほどすると、外で、「ただ今大きな地震がありました。」災害の市からの放送が聞こえた。これは何の意味の放送だろう。など思った。「緊急地震速報」がでて10秒で出来る事は少ない。というのは感じた。。外に飛び出すのが一番だ。それは危険だからやってはいけない、と言う事だ。じゃどうする。しっかりした物の下に隠れるのだそうだ。と言ってもそんなものが手近にあればいいが、余りない。「緊急地震速報」今回これがでなくて良かった。でたらトンでもなく慌てて、ひっくり返ったかもしれない。落ち着いて行動する。行動できないなら、却って動かない。いずれ、予行演習をしたほうがいいな。10秒以内で何が出来るかやってみておこう。
我が家は何せ、昭和初期の家だ。地震に強いわけがない。しかし、5程度では大丈夫と言う事は分かった。測定ミスか。基準が変わったのか。あるいはこの場所の地盤がいいのか。近所のおじいさんが以前、関東大震災の時、崖の崩れた場所を知っていると言われていた。どうも私の家辺りらしいのだけど、一度確認しておこう。ふすまをアルミの枠にするという補強があるそうだ。これは、ちょっといいと思っている。筋交いをするのと同じような強度が出るらしい。家中襖と障子だから、この家は地震には弱そうだ。将来、全部襖と障子を壁にしてしまうのもいいと思っている。そうして天窓から明かりが来るようにして、ギャラリーに直すのだ。水彩画美術館にするのだ。それはいつかの夢。