ピースデポは注目
昨日のシンポジュームでは3つの事が有機的に繋がるように話された。若干無理があった。一つが、遺伝子組み換え問題を安田節子さん。在日外国人のことを、島本篤エルネストさん、基地問題を田巻一彦さん。コーディネーターが佐久間智子さん。
これらの事が、グローバリィズムの中でどのように起こっているかが、話されたのだ、と思う。大変難しい問題で、一言で感想なども言えない。アメリカの世界戦略の分析、と言うような事に結局はなったのか。アメリカが正義として、行っている事が、アメリカの利益に向かっての、グローバル化だ。と言うような視点で、3つが繋がっていた。
この辺のところを何とか解きほぐそう、その視点を神奈川という地域において考えようと言う事だったかと思う。安田さんには何度か講演をお聞きしているので、考え方は理解しているつもりだ。島本さんの講演で、興味を持ったのは外国人犯罪と在日外国人をつなげて考えようとするのは、意図があると。中国のすり団が、強盗を働くことと、在日中国人とは関係が無いこと。在日外国人の犯罪は、日本人の平均より少ないこと。不法残留が大半である事。これを凶悪犯罪と結び付けて、定着させようとしていることには意図を感ずると言われていた。
田巻さんの平和への道筋の話は、興味深い。是非ピースデポのホームページで、読んでもらいたいのですが、実に生活観のある、平和論で、ピースカフェともつながり、重要だと思う。「非核の傘論」は面白い。実に面白い。核の傘の安全性と、非核の傘の安全性の、軽重を論じているわけだ。
アメリカが、銃所持社会で銃犯罪を減らせない。銃所持を禁止した国は、やはり一歩進化した国だ。銃所持の論理と、軍備の思想とは繋がっている。そのアメリカが今行っている戦略の変更が、日本の基地再編に繋がっている。自治体が拒絶した、基地再編は行われたことは無い。だから、アメリカの世界戦略も、一自治体の例えば、岩国市の住民投票で、圧倒的多数で反対がされたことは、極めて有力だ。
11月の沖縄知事選で、野党統一候補の糸数けいこさんが当選すれば、基地再編は出来ないことになる。重要な選挙になる事。これは、神奈川県でも同様なことで、地方選挙が、市会議員の選挙であるからと言って、町会議員の選挙であるからと言って、アメリカの世界戦略と、密接に繋がっていることを忘れてならないこと。
つまり、「地域が変われば世界が変わる」この視点だと思う。若い人が多かった。あんなに天気のいい、土曜日に、暗い地下のスペースオルタで、こんな話を熱っぽくしている若者が居ると言うことも、驚くべき事だ。私は農の会の実践を話したわけだが、同じようなことをやってますよ。そういわれる人と沢山出会えた。
その人達の活動に、役に立つ情報が伝えられたか、どうか。少なくとも気持ちの上では、互いに励みになったことは確かだ。