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笹村 出-自給農業の記録-

石垣島2回目の田植

   

 

3月7日に石垣島の「のぼたん農園」で2回目の田植をやる。渡部さんが苗作りをするというので、併せてやらせて貰った。2月1日に種まきをした。下に新しい2セの田んぼを作り、そこに田植をする。新しく仲間になった若い人たちが、是非、インディカ米を作りたいと言うことだ。

4番田んぼで苗作りをしている。苗代には「ミルキーサマー」「金のいぶき」「ゆがふもち」が渡部さんの苗で、すでに田植が始まっている。下の田んぼの苗は「プリンセスサリー」「かわちばい」「カレー米」の3種類である。カワチ米は余り良く発芽しなかった。

下の田んぼは6畝の田んぼがすでにあったのだが、さらに2畝の田んぼを作った。種を蒔いてから急遽作り始めて、短期間に準備をすすめた。新しい田んぼを作るのは面白い。また若い人がやる気があるのが嬉しくて、すぐに田んぼを作り始めた。

下に新たに田んぼを作ったのは、予定していた、6番の田んぼが水が不足気味だからだ。途中で水が足りなくなるよりは、思い切って新たに田んぼを作る方が良いと思い、急いで田んぼ作りをした。2週間ほどで田んぼを作った。畦などまだ固まっていないやっと歩けるぐらいだ。

下の田んぼは湿地の中に作っているので、回りには水がある。だから畦からの漏水など余り気にならない。畦は歩くことが出来ればそれで良い。ユンボだけでほぼ完成した。代掻きをしたのは5日だ。始めて代掻きをした田んぼだったが、石もなくここも悪くない田んぼだ。

田んぼを作ってから水をできるだけ深く、と言っても10㎝ぐらい溜めておいた。6畝の田んぼの排水が新しい2畝の田んぼに入る形だ。上からいくらかは入水があるので、何とか水は上から下へと動いて、停滞はしないと考えて居る。

2週前によみがえりを2袋蒔いておいた。そして朝から、水を浅くして代掻きをした。何とか上手く出来たので、すぐに水を完全に抜くことにした。そして午後から、均しをした。午後一杯かかったが、綺麗に均しが出来た。そこで水を完全に落とし始めた。

6日には苗取りをした。苗は5週育苗で5,5葉期。2分ゲツの苗もある良い状態の物だった。堅さがある程度あり、8㎜の茎幅だった。「プリンセスサリー」は30㎝いじょうの株である。「カレー米」は背丈は低いが、固くてしっかりした良い苗だった。

「かわちばい」は発芽が悪く。苗の出来もいまいちだった。20本ぐらいしか苗が出来なかった。3種類のインディカ種系の苗を作ってみて、石垣の気候にはインディカ種の方が向いているという感じはした。アジア系レストランもあり、インディカ種の需要もあるから、もう少しインディカ種を作る人が居ても良さそうな物だと思う。

苗取りが終わってから、くい打ちを行った。田植が終わり次第。すぐにネットを張る必要がある。一晩の間に、イノシシの足跡が田んぼに付いていた。これでは田植をしてからすぐにイノシシに入られるだろう。田植が終わり次第すぐにネットを張る予定だ。

杭は単管パイプの穴に曲がったパイプを差し込んで、曲がりを直してから、下の田んぼに運んだ。ユンボですぐに打ち込んだ。今日の田植準備がすべて終わったのが4時だった。今朝田んぼに行き線引きが上手く出来る状態だと良いのだが、どこまで乾いているかが問題である。

今日は雨模様だ。雨の中の田植になる覚悟である。仕方がない。2本植えにしてみようと思っている。やはり風が強い日があるだろうから、2本植えの方が無難である。十分な量苗が出来ているから、2本植えで安全を図ることにしたい。

このあと、3番田んぼで「あきまさり」と「バスマティー」とインディカ種2種の今年3回目の苗作りをする。「あきまさり」は3番田んぼの堀口さんの田んぼと、一番ダッシュ田んぼで作る。まだ種籾が来ない。一体何時になるのか。農研機構で種籾を分けて貰うのは難儀だ。

3回目の苗代の準備は3番田んぼで昨日行った。牛糞堆肥を15キロ苗代予定地に蒔いて、トラックターで代掻きを行った。土を寄せて作ったのだが、このやり方だと苗代でどうしても雑草がでることになる。深く水が出来れば良いのだが、他の植えられている稲との関係が難しい。

あきまさりが到着次第、浸種をする。「バスマティー」は籾なので良いが、他の2種は玄米と言うことである。上手く発芽できるかどうかはまだ未知数である。渡部さんの成功した「金のいぶき」のやり方を良く教わり試すことにしたい。

苗が出来るのは4月中旬だろう。3月15日までに種籾が来て。22日までに播種。田植予定は4月12日になる。一日でも早く種籾が来ないか。暖かくなるから4週育苗ではないかと考えて居る。遅ければ、19日の田植になる。少しでも早くなるように進めたいと考えて居る。

今年は晩稲品種3種の試験栽培である。ひこばえがどのような成長になるか。興味深い。「にこまる」「たちはるか」は順調な生育である。「あきまあり」はじきがずれてしまったが、どのような成長になるか早く植えた品種との違いも観察したい。

一月田植でゆけば、晩稲でも6月初めの稲刈りになる予定。2回目の稲刈りが9月始め。3回目が11月の予定。今の所稲は11葉期ぐらいである。後2週か3週で、補肥を追肥する予定。このタイミングが難しいが、下の田んぼの「にこまる」が徐々に色が浅くなっているところだ。

追肥出来る色になってきた。4ぐらいかな。もう少し黄色くなるだろう。ここで少し多めに堆肥を蒔きたいと考えて居る。そこから2ヶ月で稲刈りになる。こういう経過になれば良いのだが、石垣島では13葉ぐらいで穂が出てしまう傾向がある。上手く15葉まで葉がでて欲しい。

分ゲツについては現在12程度である。ここから分ゲツが増えて行くはずだ。少なくとも23,4まで増えてくれれば良いのだが、大きな葉がでては来ているが、分ゲツの急増という感じはまだない。ここから良くなる予定である。

「たちはるか」は分ゲツが多くなってきている。株によっては15くらいまである。しかしばらつきがかなりある気がする。これからだんだん良くなる様子である。色は一番濃く5あたりではないか。背丈もあまり伸びすぎではなく、安心できる草姿である。

「ゆがふもち」はやっと良くなってきた。今年は立ち上がりが悪かった。すべての株を田植しようとしたためだと思う。10本植えまであった。やはり田植は2本植えまでだ。ゆがふもちが持ち直して、にこまる、たちはるか、に追いついた。

それにしても、「ゆがふもち」は石垣の気候に適合している。毎年生育が一番良い。やはり東北のお米より、鹿児島作出のお米の方が、石垣に向いているのは確かだ。ミルキーサマーも作ってはいるが、余りしっかりした物にはならない。

今年のもう一つの課題は、ウンカである。ウンカでウイルス感染をすると言うことが分かったので、今年は田んぼに風を通すことにする。ネットを架けるのは、穂が出てからの時期にする。ウンカは風が強ければ、飛ばされるはずだ。

またどの程度ウンカやツマグロヨコバイが田んぼにいるかを観察しなければならない。そして、もし感染した兆候のある株があれば、すぐ引き抜き埋め込んでしまうことにする。特にひこばえは感染した物があれば、怪しい物すべて引き抜くことにする。

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