帝国の復活

ロシアがウクライナに軍事侵攻をした。もう3年にも成る。何故こんな馬鹿げたことをするのかが理解しがたかった。そうしている内に、アメリカのトランプはベネゼエラに軍事侵攻し、大統領を逮捕した。今度はコロンビアだ、グリーンランドだと主張している。
この馬鹿げたアメリカの軍事作戦が起きてみると、なるほどアメリカは帝国主義に舵を切ったのだと言うことが分かる。今まで民主主義を持ち出して、中国やロシアを批判していたアメリカが、もう民主主義などどうでも良い。帝国主義で行くのだ。と言うことが明確になった。
日本の帝国主義者高市氏が、ベネゼエラに民主主義を復活させるなどと、ずいぶん場違いな発言をするので、異様は違和感を覚えた。いくらトランプにすがりつくしかないとしても、あんたが民主主義を言うかと驚いた。それならまず石垣島に民主主義を復活させて貰おうじゃないか。
中国は高市氏の台湾侵攻は日本の安全保障だという発言で、ついにレアメタルの輸出を停止した。中国が何故台湾有事発言でここまで激怒したかと言えば、中国の帝国主義の逆鱗に触れたからだ。中国の習近平はどこか古代中国の皇帝のようだ。
3つの巨大国家が横並びで帝国を目指す時代に突入した。世界は民主主義が広がり、平和で豊かになるという幻想は、もろくも崩れ去った。国際法など私にはないとトランプは叫んでいたが、プーチンにも、習近平にも、国際法はない。
帝国主義の力による支配だけが、正義になったのだ。世界の方角が変わった。3つの帝国主義が覇権を争う世界に入った。昨年までは一応、民主主義を建前の価値観としては、言われてはいたが、民主主義は建前としても消えた。力こそ正義の帝国主義の覇権争いの世界だ。
日本も、小さな帝国主義になろうとしている。やっと次世代の日本人が高市氏を支持するのかの理由が、見えてきた。民主主義の価値観を捨てたからだ。国民が民主主義ではどうにもならないと考えて居る。それはそうだ。3つの大国が民主主義など捨てたと明確に示している。
次の時代は帝国主義の覇権争いだと、世界が言い出しているのに、高市氏がベネゼエラに民主主義をなどと、空々しくトランプに怒られないように発言したのは、いかにも高市氏の中で、民主義が建前化しているかが見えた。ベネゼエラに民主主義が必要ならば、何故トランプの民主主義無視は許されるのか。
高市氏にも日本も帝国主義をやれという希望。だから、原子爆弾保有が高市政権では、ちらほら出てきた。当然のことだろう。帝国主義を目指す者は、力の世界観だ。金正恩と変わらない。日本も帝国主義で行くのが良い。という日本人が多数派になろうとしている。
世界の様相が変わりつつある。滅びに向かっている。何故日本が80年前に敗戦したかを忘れたのだろう。3つの巨大な帝国主義の狭間にある日本が、独自に帝国主義を目指したところで、どうにもならない。せいぜい北朝鮮レベル。あるいはベラルーシ。
ロシアの金魚の糞であるベラルーシ、トランプの糞のような日本になるのが望みなのか。ますます、高市がトランプの意をくんでの台湾有事発言の位置づけが見えてきた。ベラルーシになりますので、トランプのキング様どうぞ日本をご自由に利用下さい。と首を差し出したわけだ。
小さな帝国主義者は、誰かの家来になるほかない。ロシアの家来になった北朝鮮もそうだ。キム小王は偉そうにふんぞり返っているが、要するに小さな大王さまで、国民をロシアの犠牲に差し出している。日本もアメリカに沖縄を差し出している。
日本が北朝鮮や、ベラルーシのように成るのが良いというのが、高市支持勢力の願いなのか。それとも日本もアメリカ帝国になれるとでも考えて居るのか。国力の判断をすべき所だ。日本はかつて、明治帝国主義でひどい敗戦の道を歩んだのだ。
少し、高市氏を支持する人たちの姿が見えてきた。確かに私のような古い民主主義の信奉者には、場面の切り替えが早くて、ついて行けなかった。もちろんついて行きたくもないが、ベラルーシや北朝鮮が望みの人たちと考えれば、なるほどなとは思う。
次の世界の方角が間違っている。何故間違ったのか。国家資本主義の競争が激しくなったからだろう。トランプが露骨にアメリカは強いのだから従えと主張するように、グリーランドを欲しいのだから力でもぎ取る。武力をちらつかせて奪い取る強盗国家、アメリカ帝国。
強い者が正義だという過去の亡霊だと考えて居た帝国主義が、乗り越えたはずだったのだが、今亡霊としてよみがえってきた。資本主義の競争社会が、限界まで来て、武力の争いになったと言うことなのだろう。弱い者は食い潰される時代が始まっている。
アメリカに対して貢ぎ物をしなければ、属国にも入れてもらえない状況。第一の属国に名乗り上げたつもりの、高市政権が実は単なる捨て駒扱いだったことが見えてきた。日本など対中国との戦いに利用さえ出来れば、それで良いという帝国の戦略だ。アメリカファーストとトランプは明確にしている。
高市支持者は、日本が帝国主義化すれば、北朝鮮やベラルーシよりは増しになるぐらいに考えて居るのかもしれないが、どこまで行ってもアメリカの言いなりの、奴隷国家にしか成れない。たとえ原爆を保有したところで、その状況は変わらない。
覇権争いに加わったところで、知れている。このまま高市政権で行けば、第2次世界大戦を何故敗北が見えているのに、戦争をやってしまったのか。あの愚かさをもう一度やることになる。戦争をしたからと言って、日本列島に存在する日本という国は変わることはない。
日本は小さな平和国家として、民主主義国家として、文化国家として、世界の希望の国作りを目指すべきだ。そのためには、覇権主義に加わるのではなく、覇権主義から離れることだ。覇権主義を目指さない小さな国連合を目指して行く。
帝国主義国家は国連から離れて行くのかも知れない。何時までもアメリカの覇権の傘の下にいないで、小さな国々が、その存在を対等に示して行ける、連帯を目指すべきだ。文化の力で人間の生きる豊かさを示して行けば良い。経済変調ではなく、何が人間として大切なことなのかを示して行けば良い。
今日一日を人間として暮らしてが生きて行く喜びは、プーチンや、習近平や、トランプよりも、明らかに私の方が豊かで大きい。どれほど金持ちか知らないが、どれほどの権力者なのかは、想像も出来ないくらいなのだろうが、良い暮らしをしているとはとうてい見えない。
日本国の国の有り様の方角を示すべきだ。大国に従う、小さな帝国主義で行くのは間違いだ。1人1人が心豊かに生きる国を目指すのかを問わなければならない。若い人たちが、力で競争したいと希望しても、アメリカにも中国にもロシアにもとうてい勝てないのだ。
小さな国が、また力で争うなど、無意味なことだ。力に対しては、弱い者連合で正義の連帯をして対抗する以外に無い。どうやって小さな国がその尊厳を守れるかを、文化を示して行くこと以外に無い。小さな国の連帯が出来れば、経済においても帝国主義に勝るものになるはずだ。
武力はあくまで防衛的兵器しか持たない。それが相手にとって、安心な国のことだ。守りを固める必要はあるが、敵に対して攻撃する必要はない。カメのように甲羅を固く、守る防衛国家を目指す。専守防衛が、小さな国連合の目標だ。その専守防衛の連帯が、互いを帝国主義から守ってくれるはずだ。
これから武力は変わる。たとえアメリカが日本の総理大臣を逮捕しに来ても、防ぐことが出来る防衛は必要である。日本の国力は、文化力である。安定したほどほどの自立できる経済力である。そして何より暮らしの豊かさである。これが日本の自立の力になる。日本をもう一度信じたい。
日本が憧れの国になれば、武力以上の防衛力になる。誰からも愛される国になることが日本の目標だ。私は台湾が好きだ。台湾が永遠に台湾らしい国であって欲しい。日本も同じである。世界から尊重される国になることが一番の日本の方角だ。