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笹村 出-自給農業の記録-

レアメタル日本輸出停止

   

 

中国は段階を踏んで、日本に台湾有事発言を取り下げるように、迫ってきた。そして最終段階として、レアメタル輸出の停止を決めた。結局こうなるだろうとは想像できた。そして日本の経済は困難を極めることになるはずだ。今ある日本の希望は、高市自民党が総選挙で敗北することだけだ。

高市氏の支持率が高いと言うことになっている。信じがたいことなのだが、そういうことらしい。中国は経済圧力で、日本の国民が高市離れを起こすと考えて居たのだろう。所が、若者を中心にした日本人が、脅されれば脅されるほど高市支持を強めた。結局こうなるだろうということも想像できた。

追い詰められれば、却って反発が強まる。仮想敵国中国への火が燃え上がる。大東亜戦争に進んでいった、かつての軍国主義日本と同じことだ。勝てない戦争を承知で、提灯行列をした日本国民の愚かさ。今またその愚かな日本人を見ることになった。まさかの先祖返りだ。

中国もいくらか経済に影響が起るだろうが、大きいものではない。もちろん中国は中国で経済困難はあるが、習近平独裁が崩れない限り、今のままの強硬姿勢が続くはずだ。誰にとっても2026年は厳しい暮らしの年になると考えておく必要があるだろう。

戦争の時代、帝国主義復活の時代が来たと言うことだろう。悪い順に言えば、プーチン、トランプ、習近平の歪んだ帝国主義思想の登場。帝国にまとわりつく哀れな日本は、トランプの意図を忖度して、中国との対立を高めた。捨て駒になりますので、沖縄はご自由にお使い下さい。ということなのだろう。

唯一の希望は解散が行われて、高市氏が選挙で敗れることだ。何しろ、高市氏が変わらない限り、中国の締め付けは続くのだから、日本の風向きが変わる可能性はある。自民党が敗北しない限り、軍国主義への道が続く。国民がそのことを自覚できるかどうかだ。戦後民主主義が問われている。

もしまだ日本に民主主義が生きているのであれば、平和の選択が行われるはずだ。それを信じたい。国家ではなく自らの生き方を大切にするのであれば、戦争への道を選択するはずがない。特に若い人は自分が戦争に行き、人殺しをさせられることを選ぶはずがない。

レアーアースの切り札は、トランプをビビらせた。トランプは中国から距離をとって、関税交渉を止めた。今度はベネゼエラの石油である。切り札は出さない内が一番効果が高い。日本に切り札を出してしまえば、揺さぶりはない。日本は高市発言をうやむや化することも出来ずに、もう譲れないことになった。

こんな馬鹿な発言をした、高市氏を何故若い人が支持をするのだろうか。私だって、台湾が中国になることは耐えがたいことではある。中国の軍事侵攻は許せない。しかし、その中国の台湾軍事侵攻が、直接的には日本の存立要件に関わることではないと思う。

日本にとって、レアメタル輸出停止は、トランプ関税よりも大きな経済的圧迫になるはずだ。この方が日本の存立要件に影響が出る。一年継続すればGNP比で0.43%下げるだろうと予測が出ている。高市財政出動はパーになるどころか、さらなる景気後退が起ると言うことを意味している。

これ以上の財政出動はあり得ないだろうから、どう耐えるか。耐えられないで、景気後退になる。深刻な経済状態まで想定しなければならない。現代の戦争は経済戦争から始まる。高市氏はつまらない発言で、日本を経済戦争に導いた人だ。こんな人を何故支持するのか、自分の首がこれから締まって行くのだ。

それぞれの分野で耐える方法を考えるほかない。経済崩壊が来て、生活困窮に追い込まれることを想定しなければならない。一番は若者が反省をして、高市支持を止めることなのだが、たぶんこれまた止められないだろう。提灯行列をして、戦争そして敗戦と進んでいった90年前の悪夢の再現である。

人間は負けると分かっていても、戦ってしまう。武士として潔くないとか思い詰めるのだろう。追い詰められれば、追い詰められるほど余計に意地を張ってしまうものだ。中国との争いで、どうしようもないことは、中国には日本を追い込んでも、大した返り血がないと言うことだ。

日本には中国が困るような何の切り札もない。トランプが関税で世界と戦って勝利したのは、圧倒的な経済大国で、アメリカから離れれば,経済が苦しくなることが見えるからだ。それは中国も同様である。中国経済の大きさ、人口の多さ、国土の資源。どれを見ても日本が勝利することはない。

そして自民党の頼みの綱の、アメリカ様も日本の捨て駒利用で、大喜びなのだ。高市氏をおだてて、日本と中国が仲良くならないようにはめたわけだ。高市氏はえばりのお調子者だから、こうなることが分かっていても、言いたいこを抑制する器量がなかった。

トランプが日本に来たときに、打ち合わせてそそのかされて、ついアメリカの後ろ盾があるような気になっていたときに、国会で台湾有事の質問が出た。そうだとランプも喜んでくれる。喜んでくれれば同盟国として,関係強化が出来ると、考えてしまったのだ。

台湾有事が何故日本の有事になるのか。これは論理的におかしいだろう。私は台湾フリークだから、熱烈な台湾支持者ではある。台湾の今の良さを、中国のつまらない国柄に染まって欲しくない。香港の二の舞は勘弁して欲しい。中国には香港の失敗を思い起こして欲しい。

台湾が話し合いで、中国との新しい関係を模索するほかないと考えて居る。まず、戦争をしないことが両国の利益だ。台湾と中国がまず友好関係になるところからだろう。台湾も辛いところはあるだろうが、中国と戦争になるよりは増しと考えなければならない。

台湾はもう日本の植民地ではない。台湾のことは台湾が決める以外に無い。台湾に暮らす人々の自由意志で、台湾の未来を決めるべきだ。だからこそ、中国が軍事侵攻することはあってはならないと思う。それでもあくまで中国と台湾の問題であって、日本の安全保障とは直接的関係がない。

私の主張がおかしいであろうか。当たり前の主張だと思う。高市氏は日本国民の安全のためには、発言してはならないことを発言したのだ。何しろ、台湾侵攻が起きたならば、日本の安全に関わるから参戦すると高市氏は主張している。

中国が台湾侵攻するときには、石垣島にミサイルが飛んでくる理由を表明したのだ。逆に言えば、台湾侵攻が起きれば、石垣島から北京に向けてミサイルを撃ち込むと宣言したのだ。高市氏は敵基地先制攻撃を主張してきた。台湾侵攻の抑止力日本のつもりなのだ。

本当に馬鹿なことを発言したと思う。所がこの愚かな間抜け発言を正しいとする人の方が多いらしい。何故なのか。要するに中国の脅しに、意地を張っただけのことではないのか。こんな場面の意地はみっともないだけだ。堂々と謝罪し、撤回した方が良い。

石垣島に暮らす者の身になって貰いたい。台湾有事はあくまで台湾の有事であり、日本の有事ではない。習近平は危ういところがある人物ではある。コロナ流行の対応に、実に頑なであった。3000万人都市の重慶を軍隊を使って封鎖した。あんな極端なことが出来たのは世界で習近平だけだ。

だから、習近平の脅しはただの脅しではない。このレアーメタルの輸出停止は、とことんやるという、切り札を出したことを意味する。コロナで中国経済は傾いたわけだが、それでも極端なコロナ封鎖を行った。今回も高市発言でむしろ台湾有事が深刻化したと見なければならない。

 

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