のぼたん農園の3月15日の報告

アトリエカーをここにとめて、毎日絵を描いている。田んぼの様子がよく見える場所である。単管を組んで休憩場所を作ってある。風が強くなければ居心地が良い。ついついゆんたくしている。

7番田んぼをユンボで整地しているところ。ほぼ整地は終わった。仕上げをやりたいのだが、正確な均平をとり、畦を仕上げることはまだ私には出来ないので、福仲先生待ちである。

果樹園予定地、この一番上に7番田んぼが出来る。そこから果樹園に水が回るようにする。果樹園の水遣りが楽なように、7番田んぼを一番上に作った。ここは上部が土手になっていて、下に扇芭蕉の並木が出来るので、風よけもあり良い場所になるかも知れない。

中央の東西道路。道路の海側に防風林の扇芭蕉の苗が62本植えられている。扇芭蕉の苗に水遣りをするのが相当に大変である。まだ充分に根付いていないので、晴れが続けば毎日、水をやらないととならない。それでも一本も弱ってきてはいない。

8番田んぼ直播きのための選張りをしたところ。田んぼの状態を作るのが難しくて、どうなることかと思っているが、ともかく直播きの実験をする。どんな状態が直播きにとって具合が良いかである。19日辺りに直播きをしたい。

9番田んぼの予定地の朝の様子。ここはユンボで整地を一日行い、半分位まで少し進んだ。9番は代掻きをしないで直播きをしてみたいと考えている。発芽させてから水を入れて行く。それは3月後半になるだろう。

6番田んぼ、ここは植え付けは今のところしないで、水牛のコロバシャの場所にしている。先日子供達が来て、水牛が田んぼでゴロゴロしていたら、子供達も一緒になってどろんこになっていた。人も水牛も共に心地よさそうだった。

5番田んぼ稲は活着している。コロガシを続けている。水がそれで濁っている。ここは2月の27日に雨の中コロバシャをみんなでやった田んぼだ。

4番田んぼもコロガシをしている。この田んぼの苗は少し小さかった。苗の違いがまだ見ても分かる状態である。

3番田んぼ。ここもコロガシをやった。それぞれ担当が決まっているので、都合の良いときに進めてくれている。みんなすごく頑張ってくれている。

2番田んぼ。3月2日の最後に田植えをした田んぼだが、活着をして順調な生育。最後だった為か、大きい苗が植えられて、その後風が無かった。

1番田んぼ。ここはハルミのたんぼ。ハルミは苗のできが悪かった。その上に大風に吹かれた。心配だったのだが、何とか回復してきたところ。管理が丁寧ですごい。

0番の溜め池田んぼ。ここは手前が手植え苗で、奥が直播き苗。直播きの方は7.5葉期まで進んでいる。昨日ここは15㎝くらいの深水にした。一番上の田んぼなので、一番水が流れている田んぼになる。
田んぼは8番まで出来た。そして5番まで田植えが終わっている。6番はコロバシャ田んぼにする。ワカバが時々コロバシャをする。サクラにもコロバシャの練習をさせようと思う。はたして、コロバシャをやったことの無い13歳にも成る水牛がコロバシャをやるようになるのか興味がある。
一番気になるのは水のことである。このところ雨は降っていない。3月に入って雨は1回ぐらいだ。まったく極端から極端に振れる気候である。水は水道を強く出したぐらいの量は湧いている。直接2番溜め池に行く水もあるので、溜め池は4番までは水が溜まっている。
以下10日に石垣に戻ってからの「のぼたん農園」の作業予定である。
1,7番の代掻き 完了
2,マンゲツモチ浸種 完了
3、ノニの取り木 19日に予定
4,果樹苗の購入
5,コロガシ4回 すこしづつ始められている。
6,水路整備 何カ所か整備したが、まだ十分にはされていない。
7,コナギ除去 溜め池のコナギは除去した。
8,8番水糸張り、整地 水張りはした。
9,道路整備 中央道路の安定は今後の課題。
10,機械小屋をすすめる。 三菱農機に見積もり請求中
11,サガリバナ定植 干川さんがくれる。14日にサガリバナを貰い植え付けた。
13,光合成細菌の投入 投入
14,ローレル廃車 今週中には実行したい。
15,コンテナ倉庫購入 注文してあるがまだ。
16,サトウキビ刈り取りの協力 日にちを聞かなければ。
17,ドラム缶を手に入れたい。 これが見当たらない。
イネは活着してきている。直播きの田んぼでは7.5葉期まで来ている。その他の田んぼでは6葉期と言うところ。田植えでの上痛みが大きく、二週間近く遅れるという感じがする。田植えの頃の日照が無かったことと、特に風が強かったことが原因している。
直播きではそうした影響が見えない。あれだけの日照不足にもかかわらず、健全な成長を続けている。ただ、2番田んぼの直播きが失敗した原因が不明。2番田んぼに植えた、苗は11日が経過して、特に問題は起きていない。やはり、種を蒔いた後の豪雨が影響したと考えるのが妥当か。
水没していると発芽しない。今回は代掻きをした田んぼから水を抜き、水の無い状態で種を蒔いてみる。水没しないことを重視して発芽まで管理したい。そのためにはうまく鳩胸状態で播種する必要がある。虫害、鳥害については、良く観察を続ける。
直播き法が風の強い石垣島では有効と思われるので、発芽が上手くゆくための方法を研究する。一つは代掻きをしないで播種してみる。トラックターで細かく耕起して、雨の前にスジ蒔きをする。これが発芽には一番良いのではないだろうか。
発芽がそろってから、水を入れる。代掻きをしないわけだが、乾田直播きの方が発芽は良いはずだ。7番田んぼが出来たならば、実験をしてみよう。畦回りだけ、溝を掘り水を回す。そうすれば、田んぼの土にはいくらかの湿り気があり、発芽条件がそろうはずだ。
面倒でも紐は張った方が良いだろうか。紐があれば鳥は近づきにくいはずだ。今年は直播きの実験をあれこれやる必要がある。どんな条件が一番稲の発芽に良いか研究する。溜め池田んぼで行った成功があるのだから、再現性のあるところまで安定させる必要がある。
これからやるべき事
1,中央道路の砂利蒔き。
2,ローレルの廃車
3,サトウキビの刈り取りの日程調整。
4,森井農園、シャンティー農園に果樹苗の相談をする。10種7本が可能。
5,ドラム缶が無いのであれば、焼却炉を検討。石を積んで作るのが良いか。
6,水の漏れ出る水路を塩ビ管に変える。
7,畑の整備を始める。トラックターで耕せるようにして、石拾い。
8,0番脇の門を撤去する。トラックターが入りやすいように直す。
9,4月末に向日葵種がくるまでに、果樹園予定地を整備する。
果樹園の整備は石が大変になる。苗が来たときにすぐ植えられるように、6メートルおきにユンボで穴を掘る。その周辺だけは良く石をどける。そこが果樹苗の定植位置になる。定植位置の穴に堆肥を入れて、かき回しておく。よみがえり堆肥は変な草が出ると言うから、穴以外には絶対に入れない。