のぼたん農園の11月27日

   


 のぼたん農園に戻って、早速畑や田んぼを見て回った。11月末でも朝の一番気温が下がる時の温度が、22度以上が続いている。昼間は曇っていたが、25度もあった。こういう気候で、作物がどのように育つのかが、まだよく分かっていない。

 それなりに出来るものもあれば、まったくだめなものもある。昨年麦は11月蒔きでそれなりに出来たので、今年も蒔いてみた。パン小麦である「ミナミノカオリ」である。九州辺りでも可能な品種だが、果たして石垣島でも小田原程度に出来るのかどうかはまだ分からない。

 写真は田芋である。去年も乾いてしまって枯れかかり、溜め池の脇に移した。そこで生き残ったのだが、下の田んぼに植えてみた。また乾いてきているので、枯れないでくれれば良いのだが。あまりに乾くようなら、下の井戸から水をあげるつもりだ。




 ジャガイモは芽が出てきたところである。植えて2週間目の様子。何白石ばかりの畑なので、どうなることかと思っている。種芋が8種類もメークマンに売られていたので、みんな植えてみた。どれがよいできになるかである。かなり差が出ている。

 一番好きな男爵は、一キロも植えたのだが、二週間経って一本だけしか芽が出ていない。石垣には向いていないのかも知れない。種芋は悪くは無かったはずだ。今の発芽の様子では悪くない品種もあるので、この後のどんな品種がよい生育になるのか、楽しみである。



 石垣島で採れたジャガイモと、玉ねぎでポテトサラダを作るのが今の目標である。自給農業はお米だけでは当然だめだ。麦、大豆、ジャガイモ、玉ねぎ、この辺りの保存できる作物は作りたいものだ。大豆が2回の試験栽培で上手くゆかないので、種を何とかしなければだめだ。

  台湾では大豆は8月蒔きが上手くゆくらしい。きこうてきにそういうことらしい。今からでは間に合わないかも知れないが、11月蒔きも明日にでも、今からでも試しに蒔いてみる。だめでもやらないよりはいい。

 玉ねぎ苗は4種類植えて見た。ソニック、ネオアース、Ok黄苗。晩成小金。根付くのかどうか。玉になるのかどうか。塔が出るのか。玉ねぎ栽培はなかなか難しいものだ。ともかく草取りだけは徹底してやろう。叢生栽培では玉ねぎは出来ないだろう。



 3番田んぼの荒起こしをした。大分石が出たので、大きいものは拾った。まだ20㎝もある石が出てくる。大変な石混じり土壌であるが、何とか持ち出して減らしてきた。石は田んぼで生まれているとしか思えない。ともかくもう一度石拾いをした。

 今度は堆肥を入れて置きたい。肥料分が少なく、基肥としての堆肥をかなり入れなければ上手く育たない。堆肥撒きも水の無いときならやりやすいので、どこかでタイミングを見て、やりたいものだ。田植えまであと1ヶ月はある。堆肥は早すぎても良くない。

 周りにある草は、つる性の牧草である。これが田んぼの水の中にもすぐ伸びてくる。刈払機で刈れるだけ畦から離して田植えをしなければだめだ。田んぼ雑草がまるで違う。コナギ、クログワイ、も無いわけではないのだが、今のところそれほど田んぼには広がらない。




 苗代部分である。2度目耕した。堆肥を撒いてもう一度耕したので3回耕耘した。いつから水を入れるかである。土曜日にやってみようかと思う。苗がすんなり大きくなることがまずの目標である。イネ作りは苗作りだ。苗作りは苗代作りである。

 十分に準備された土壌が必要だ。十分な肥料と、適度な水分量である。ネヅミや鳥に食べられないように、隙間の無いネットを掛ける。一番石垣で寒い時期に苗が作れるというのは、実に有り難い。この時期に種を蒔けば5月には稲刈りになる。雨の前に稲刈りが出来る。



 台光の出穂である。12月1日が穂揃いと言うことで良いぐらいだろう。まだまだ脇から穂が出てきているので、20以上の穂には成りそうだ。穂は割合大きい。かなり穂はバラバラに出てきている。株の背丈は120センチぐらいはありそうだ。

 今のところ倒れる感じはない、がっちりした株になっている。40㎝角に植えた御陰かも知れない。今日周りにネットを張る。キジと鴨がきているので、張らないと食べられてしまうだろう。なかなかネットは難しいが、風よけにも成るので、できる限り張ってみるつもりだ。


 小麦「ミナミノカオリ」が発芽を始めた。まあまあ揃って芽は出たようだ。もう少し生えそろったら、12月9日辺りで、耕運機で畝間を耕耘しようと思っている。草押さえである。その時葉色が悪いようなら、もう一度堆肥を追肥しようかと思う。

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