石垣島のキャバクラでコロナクラスター発生
遠くに見えるのが崎枝半島。ふさき岬の上にある牧草地で描かせて貰っている。牧場の方が草刈りをしていたのでお願いしたら、いいよ描いたらと言ってくれた。石垣島以外ではまず無いことだ。ありがたいことだ。絵が出来たら、差し上げたいと思う。
この場所は正面に西表島がある。左手に見下ろすような位置に竹富島、その間に小浜島。遠くには黒島。石垣島で最も展望が広がった場所で、いわゆる絶景と言えるのだろう。こんな絶景の地の牧草地で働いている農家もあるのだ。ここの景色はすばらしいと本人が言われていた。
何度も何度も書いてきたことだったが、ついに悪い予測が適中した。石垣島のキャバクラでコロナ感染のクラスター起きたのだ。福井県からの来た会社の同僚6名と店の女性従業員が6名がコロナ感染である。必ず起きると言う予測通りの悪い結果になった。
このコロナウイルスは室内感染が基本だ。野外での感染例はまずない。室内でもパチンコ屋の感染はない。しゃべらないで同じ部屋にいるくらいでは感染しない。だから、電車内は混んでいる割に感染爆発は少ないようだ。ホストクラブ、キャバクラ、スポーツクラブ、こういう所では感染が起きている。
福井県では石垣島で感染して、福井に戻ってきたと発表したが、この可能性はかなり少ないと考えて良い。旅行前に福井で感染して、6人で石垣島に旅行に来た。その人が石垣島のキャバクラでクラスター感染を広げたのだ。時系列的に言って、石垣島に来てからの感染と言うことはまず無い。ここは大事なところなので、充分検証が必要だ。
23日に石垣に6人は見えた。24日の夜と25日の夜に三崎町のキャバクラにいった。よほど楽しい店なのだろう。福井に戻る26日には発熱をした1人が、福井県で旅行前に感染した可能性が高い。そして、29日に福井県で感染が確認された。
福井にいる19日あたりから石垣に来る23日までの間、どこかで感染して、1週間以上が経過して発病というのが妥当な時系列である。24日の夜に石垣島のキャバクラで感染したとすれば、二日後にすでに発熱と言うことになるから少し無理がある。
また、釣り船で沖釣りをやっている。その船の船頭さんなど2人は濃厚接触と思われるが、感染していなかった。つまり、船に同乗しても野外であれば、感染する可能性が少ないと言うことだ。問題はやはり室内の換気の悪い場所だ。
石垣市長は空港でのサーモ測定。観光客のマスクの着用をコロナ対策としてあげていたが、そんなことはほとんど効果が無い。サーモは常にくぐり抜ける。これで三例目だ。その上にキャバクラでマスクをしているはずが無い。野外のマスク強化など無意味だ。
何故、キャバクラでのコロナ対策を強く指示を出来ないのか。石垣島で危ないのは三崎町の夜の飲食街が筆頭だろう。関係者には申し訳ないが、感染原因になる可能性の90%はそこに集中している。三崎町の徹底対応以外、石垣島の次の感染も防げないだろう。
石垣島の多くの飲食店はかなり神経質に対策をしていると言える。それでも飲食店の中には換気が不十分の店もある。観光客が来るようになれば、いつか感染が起こることは目に見えていた。石垣島の飲食関係はコロナ感染を防ぐ対策が十分とは言えない状況である。
対策をするならば、充分対策をしていて安全と言える店に安全の店の旗でも掲げる必要がある。安全の表示をする業者はいい加減な対策はしづらいだろう。観光業者が集まり、対策を話し合い、強化していると言うことは報道されている。しかし、その効果的な結果がまだ出ていない。だから感染がすぐにも起きたのだ。
この間ずーと路上寝が絶えない石垣島である。どこかで真夜中まで飲める店があるのだ。東京都でも沖縄本島でも夜の飲食店には制限が加わった。石垣島でも早急にやらなければダメだ。そんなことはゴートゥートラベルの22日から始めるべき事だったのだ。
石垣島の感染症の医療体制は相変わらず弱いものだ。コロナ自粛自粛と市長は言いながらも、医療体制の強化はまだまだ不十分だ。6人が入院して、すでにあと3人しか余裕が無いはずである。
マスクとサーモをコロナ対策としてあげていたが、これでキャバクラの感染が防げるわけがない。危険な場所は夜の濃厚接触飲食店である。早く対策をしなければ、次の感染が起こる。もうそうなれば、感染の追跡が出来ないことになってくる。
一日も早く、対応をしなければ大変なことになって行く。それが出来ないのであれば、たどる道は二つである。来島禁止処置を行い。石垣島の経済がダメになるまでみんなで耐える。石垣島が疲弊するのが早いか、コロナの終息が早いかである。これは辛い選択だが、やらないよりは良い。
もう一つの道は老人の外出禁止。若い人の感染はある程度諦めて、老人に感染が広がらないように徹底する。老人が家を出ないのが一番。果たしてこれが徹底できるだろうか。石垣島の人なら、出来るかもしれない。私はするつもりだ。食料の買い出しをどう補うかである。配達サービスを行政が整えるほか無い。
コロナ対策で効果があるのは夜の濃厚接触のキャバクラを閉鎖することである。他のことは置いてもやらなければならないことだ。何故か市長はあれほど危機を訴えながら、肝心の対策を避けているのだろうか。もし、コロナウイルスに関する科学的な知識が無い人なのであれば、誰か教えてあげて貰いたい。
石垣島に夜の濃厚接触のお店は何件もあるわけではないだろう。ここを徹底的に対策をする他ないのだ。観光客はキャバクラ禁止。もう情けなくなるが、当たり前すぎることだ。やるべき事をやらないで感染を起こしたのだ、行政に重大な責任がある。
観光を再開させなければ、石垣島の経済は崩壊する。大げさではなくそれが現実である。そうであるならば、観光とコロナ感染抑止を考えれば、マスクやサーモ検温ではない。経済とコロナ対策を両立させる第3の道は夜の飲食街の徹底した対策である。無策のままゴートゥートラベルを始めた行政の責任は重大だ。
少なくとも観光客が見てすぐ分かる、危ない店とそうでない店を表示する。行政の安全検査済み表示を行う必要がある。出来れば、夜は店を開かせない方が良い。東京都でも10時と言うことになった。ここは本気で対策をしなければ、島はマラリア感染の悲劇を再現することになる。
そうは言っても石垣市行政は無策と思わざるえない。たぶんこのまま何もしないだろう。自己防衛以外にない。マスク着用と手洗いよりも必要なことである。不要不急の老人の外出自粛を徹底するほか無い。老人が感染しなければ、医療崩壊はかろうじてなんとかなるかもしれない。
以前から、石垣島を夜市の島にしろと書いてきた。台湾のように夜市を普及するといい。昼間はテラスの街である。レストランの食事はテラスが基本とする。何度書いたところで糠に釘と言うことだが、石垣島は外庭生活文化の島にしたら良い。一年中外で食事が充分に出来る島だ。