go to トラベルは中止ではなかった。

   


  描いている睡蓮である。名蔵の上流部である。田んぼの調整池のような場所である。こんなため池からの水を使って田んぼをやっているのだ。この水で出来たお米を食べてみたいと思う。自然のため池に育つ熱帯睡蓮。一見の価値がある。一度は石垣島に遊びに来て貰いたいと思う。

 それでもgo toトラベルは、今やるべきことではない。政府は問題や混乱があるだろうが、延期すべきだ。誤りを改めることを恥じることはない。トランプ大統領だって、マスクをするようになったではないか。女子医大だって、看護師さんのボーナスをなんとかするようだ。

 コロナの現状は第2波の不安が最大限に広がり始めている。もしかしたら、アメリカやブラジルのようになるのかもしれないのだ。石垣島でも又コロナの感染が起こるかもしれない。やはり、石垣島では感染のおそれが少ないだろうと、観光客は来る。新型のウイルスはまだどう変わるか不安はある。第二波が自粛疲れで起きているのでない可能性もある。ここはウイルスの様子を見るべき時だ。

 東京を外すと言うことがそもそもおかしいだろう。東京で感染が拡大している。何とか収まるように日本中で協力しなければならない。東京の人達には我慢させておいて、そのほかの日本人が大いに旅行をして楽しむ気にはなれない。これでは東京差別ということになる。

 東京は自粛が出来なくて、感染を拡大したのだから、自己責任と言うことなのか。菅官房長官の態度がこんな形に表われたのではとんでもない。みんなで一緒に耐えよう。東急問題ではなく、日本の問題だ。東京の人達が、我慢をしてくれることは日本全体のためになるのだ。東京の人にエールを送るのが当たり前だ。

 どのような角度から考えても東京問題というような、一部の問題ではない。なぜ、菅官房長官はあんなに差別的で、悲しい発言をしてしまったのだろう。日本人の都会に集中した暮らし方の問題なのだ。東京のような暮らし方を変えなければならないということだ。東京のような通勤方法を変えなければならない。東京の夜の街は危険だと言うことだ。

 コロナの災いを、人間の未来の幸せのための方角を変得る機会にしなくてはならない。文明の方角を変える機会と捉えなければならない。経済はとても大事だと思う。経済が暮らしの基本だ。旅行を活発化するという考えは、間違いなく地方経済の活性化のためにも良いことである。しかし、もう少し待つべきだ。

 石垣島では市長はGO TOトラベルには時期尚早としていると新聞にはある。こうした地方の自治体の不安も大きいことだろう。東京の人さえ来なければ安心できるとは到底思えない。観光客を見れば、東京から来たのかなと恐れる。不安が人間の精神を食い破りかねない状況である。

 先日実際にあった友人の話である。西表島に石垣島の人が旅行の予約をしていたそうだ。ところがなんと、西表島のホテルからお断りの電話が来てゆけなくなったそうだ。島の人達の不安はそれほど緊迫しているのだ。科学的に考えれば、石垣島の人はまず感染していないと考えそうなものだが、常軌を逸している。

 政府はそれでもGO TOトラベルと進めることにした。観光協会の代表でもある石垣市長はこの際態度を明確にすべきだ。観光客歓迎なのか、観光客お断りなのか。曖昧にしたまま観光客が押し寄せることになることはよいことではない。対策がないまま、観光客が押し寄せることになるのが現実だ。科学的判断に基づき、行政は緊急に対策を採らなければならない。

 新聞報道では市長は対策として、石垣島空港でのサーモグラフィ検査を強化する。観光関係者を集めて対策の注意を促したそうだ。この程度の対策では何の安心にもならない。先日感染し鹿児島から帰島した人も、空港の検査では分からなかったではないか。熱もない、自覚症状もない感染者がいるのが新型コロナだ。

 中山市長には形だけでなく、本気でコロナ対策をして貰いたい。費用も掛かるだろうし、経済にも影響はあるだろう。それでも島民の不安をなんとかしなければ、石垣島はとても不穏な状況に置かれる。観光客と島民の嫌な関係はもう沢山だ。私は観光客扱いを受けているからよく分かるのだ。

 石垣市はさてどうすべきなのか。緊急対策として、二つある。まずは夜の街対策の徹底である。前回の感染も夜の街の濃厚接触で起きたことだ。夜の街の濃厚接触は当分禁止して貰いたい。経済的保障はこの際する。石垣島で危険な場所は夜の歓楽街と考えていい。海岸で観光しているのは何の問題も無い。レンターカーで島巡りしている分には問題は無い。

 次はホテルや飲食店においては、市の発行するコロナ対策済み表示をすること。市は3つのことをする。1,コロナ対策を飲食関係とホテルに対策をとって貰い、完了済み店舗を表示する。2,店舗の混雑状況の表示をするアプリを導入して密を避ける。3,テラス文化の創設。観光客向けの野外の飲食を奨励し補助する。

 この3つのことは最低限行うべきことだ。すでに各々のお店の方がしているのだろうが、これを行政として徹底して確認し安心表示をする。そうして貰わなければ、石垣島の島民の不安は消えない。これが出来ないなら、入島自粛要請をやるしかない。もし対策をしないで、このまま22日に突入して、石垣島で感染者が出たとすれば、それは市長の責任と考えるほか無い。

 GO TOトラベルは現状では止めるべきだ。しかし、アベ政権はすでに判断力を失っている。明らかに感染者の増加しているタイミングでの、旅行キャンペーンは世界にも例を見ない、馬鹿さ加減も極まれるである。政府はコロナに関してやることなすことデタラメである。政府がおかしくなっている以上、受け入れ側の市町村がしっかりしなければ、日本はメチャクチャになる。

 中山石垣市長は、第2波が落ち着くまで、歓楽街での感染対策を徹底して貰いたい。市役所の街宣車で、マスクをして下さいと言って歩いてもしかたがない。マスクをしていて、熱中症になるリスクも高い。マスクをしないでの街歩きでも人と少し離れていれば、絶対に感染しない。それよりも夜の密室を当面止めて貰うほか無い。様々な問題はあるだろうが、やるほか無い。

 東京除外は、政府の小池都知事への面当てというように見える。菅官房長官の東京問題発言をあげつらった意趣返しにみえる。東京問題発言への反発でGO TOトラベルに異論を挟むなら、東京を外せばいいだろうと言うことだ。やることが子供じみていて馬鹿馬鹿しいにもほどがある。
 
 これで東京オリンピックはなくなっただろう。旅行に行けないような場所でオリンピックは出来ない。ここまで来て残念なことだが、仕方のないことだ。そろそろ発表する方が、影響が少ないだろう。今に至ってはやらない代わりにどうしたらいいか。その方を考えるべきだ。

 結局の所人間の暮らし方を変えろと言うことだ。そもそも東京外しは憲法違反にならないか。東京の人の税金を東京の人を外して使うわけだ。返さないと言っていたキャンセル料は返すことになったようだ。全く当たり前のことが出来ない人達だ。


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