石垣の生活事情2

   

石垣島で一番大変なのはゴミ出しである。戸別収集で楽なはずなのだが、ゴミ袋の中に平たいプラステックの紐が見えるというので、置いて行かれた。プラステック類の分類が極めて煩雑である。プラ・リサイクルマークがあるものでも、燃やすごみに行くものと再生ごみに行くものとがある。容器リサイクル法とは別枠で収集している。マークがあるものでも、ダメなものがあり置いてゆかれる。プラステックのリサイクルの流れが崩壊しているのだからこうしたことが起きる。プラステック類に関して言えば、リターナブル以外は使用禁止が本来である。それまではすべてを燃やすのが一番である。このままプラステックを使っていれば、人類はごみで滅びる。再生利用したとこで最後はマイクロプラステックになる。再生利用で公園の椅子になったとしても、その椅子の行く末がどうなるか考えてみると恐ろしい。最後の処理費用まで見ないといけない。プラステック類は使わない以外にない。再生利用にお金がかかるくらいなら、燃やしてしまう方がましだ。

我が家のごみで一番多いものがプラステックだ。ごみのほとんどがプラステックだ。プラステックのごみで頭を悩ませている。水彩絵の具の空になったチューブをどうするか悩んだ。判断を持ち越して小田原に持ち帰ることにした。しかし飛行機に乗るときに見つかるとこれまた大変だろう。処理困難物を持ち込むところはあるのだろうか。生ごみは分解して土にしてプランターに入れる。紙類は大半を再生。アルミ類も難しい、例の銀紙と呼ばれるものからアルミ箔まである。燃やすごみに入れるものと資源ごみ行きがある。難しいゴミ分類となるとごみステーションが必要だろう。少なくともゴミ処理場に分類を判断してくれる施設がなければ学習ができない。以前青ヶ島でごみ処理を見学して、島でのごみ問題の深刻さを知った。出口のない場所に、様々な処理困難物が持ち込まれ、埋め立て処理される。埋め立て処分場は忽ちあふれてゆく。問題は理解しているが、引っ越し当初指導的に厳しいようだ。なれれば難しくはないと聞いた。

買い物に行くと、モノがあふれていることに驚く。スーパーでは小田原より充実したものがある。えごま油を探していたら、有機の製品がおかれていた。多様な商品の品ぞろえ。すべての食材が有機で賄える島である。L字金具を探しにホームセンターに行ったら、小田原よりで種類が充実している。こんなにモノがあふれていていいのかとむしろ心配になった。水彩パレットを探したのだが、これも良いものが3軒目で見つかった。体組成計を買いに行ったのだが、ネットで探したものより良いものが、お店で見つかった。お店で見つからない場合は、アマゾンに頼めば2000円以上にまとめれば送料無料で何でも送られてくる。このアマゾンの制度は石垣の場合かなり有利と言える。地域の平等がアマゾンにある。ネット環境で言えば、光回線が全く問題がなく使える。パソコンの速度も小田原の家より早い気がする。フィットビットの同期が小田原の家ではなかなかうまくゆかなかったのだが、タブレットを開くたびに同期している。

本屋さんはユーグレナモールに山田書店という。いいお店がある。沖縄関係の本が、図書館並みにそろっている。沖縄県で一番と聞いたことがある。この本屋さんは盛り立てたくなる。つい増やしてはいけないと思いながら、買ってしまう。図書館はすばらしく良い。充実していてこれも小田原以上だ。水彩絵の具はぺんてる以外にない。ぺんてるのアクリル絵の具というものも初めて見た。学校ではこれを使うのだろう。良い考えだ。どのみち水彩絵の具は注文して送ってもらっていたのだから、困ることはない。水彩紙はない。これは死ぬまでの分を荷物で送ったから当分大丈夫だろう。水はどうか。水の配達や、販売は目立つのだが、今のところ水道の水で大きな問題は感じていない。飲み水だけは購入しようか迷っているところだ。高い湿度も心配なことだったが、2つの除湿器を運転している。水彩画の保存戸棚と、クローゼット。55%に自動運転している。それで時に30%に乾燥する。今日は雨なのだが、1時間に一回、5分ぐらい動く程度。一つ困っていることを思い出した。ニュートロジーナがないことだ。捜し歩いて気が付いたのだが、石垣では冬の乾燥肌がないのかもしれない。(この翌々日ドンキーでニュートロジーナ発見。299円)クリスマスの昨日の晩も歩いている感じが、夏の夕涼みのようだった。寿命が、一割ぐらいは伸びそうである。これなら100歳も冗談じゃなくなるかも。

 

 

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