安倍さんどうかしちゃったの。
今回の安倍さんの国会答弁は、実に覇気がない。どこか悪いのだろうか。新しく作ることが出来なくて、前回の答弁を使っているようだ。ゴーストライターが交代し手能力低下という事だろうか。国会答弁などだいたいにつまらないものだが、大切なものだから我慢して聞くようにしている。大相撲と重なってがっかりする人も多いいだろうが、大相撲より自分にかかわることを話している。知らないうちに、独裁政権が出来ているというような、麻生方式にならないためにも、一応は聞いておく必要がある。しかし、今回の国会答弁は全く新鮮味がない。もしかしたらアベ政権末期という事なのだろうか。そうならよいが、つまらなくしていつの間にかを狙っている疑いはある。野党は盛り上げようと、森友、家計問題を取り上げたりしているが、さすがにこれでは視聴率はもう取れない。時間稼ぎの安倍側が有利になっている。大相撲では新たな暴力事件が登場している。注目を集めるためには、新たなアベネタが必要だ。
安倍さんはどうも体調不良である。風邪気味と言われているようだが、声に力がない。顔色も悪い。また以前の病気がぶり返しているのではなかろうか。こんな状態で平昌オリンピックに出かけて大丈夫であろうか。相次ぐ米軍ヘリコプターの不時着に関し、「地元の懸念を軽視する」と言い間違えた。つい実際やっている現実が言ってしまった。これを従軍慰安婦問題を軽視するなどと言い間違えたら外交問題になる。プライマリーバランス「改ざんさせている」とも間違った。ここでも官僚への支持の本当のところが出た。肝心の憲法改正ではあれほど議論を活発化させる必要があると言いながら、自分が議論の出鼻をくじこうとしている。国会でやることだを強調するだけ。総理大臣が口にできないというのはあるとしても、安倍氏の野望であることは分かっているのだから、正直に議論を始めるべきだろう。専守防衛と言いながら、攻撃可能な武器を準備しようとしている。核兵器だって防衛の為だという事になりかねない。これでは北朝鮮と同じ穴の狢だ。
安倍氏の立場には矛盾がある。総理大臣としては憲法に従わなければならない。ところが現行憲法を評価せず、自民党憲法を良しとしている。この明確に存在する矛盾がこの煮え切らない態度になっている。本来革命を目指しているのかというほどの自民党憲法である。これを改正の範囲で小出しに主張することがおかしいのだ。だから改正で小出しにしていたとしても、いつまでも現行憲法に関して矛盾が残るはずだ。自民党の本音は右翼革命をしたいという事であろう。それなら、その本筋を明確にすべきだ。選挙で勝利するために、曖昧にごまかしている態度が煮え切らない国会答弁になる。自民党議員は本当に自民党憲法草案を支持しているのだろうか。あれに疑問がないのだとしたら、極めて保守的で先祖返りの人たちばかりという事になる。公明党もそれでいいというのだろうか。
結局は経済至上主義である。これが優先されて、憲法問題もこの渦に巻き込まれている。アメリカファーストがトランプアメリカであるように、日本ファーストがアベ政権という事になる。アベ政権の困る所は、トランプ氏のような正直さがないところだ。憲法ですら拡大解釈で誤魔化してしまおうとしている。。国民の心配は野党政権になれば、今以上に悪くなる不安だ。経済はアベノミクスで良い訳ではない。日本経済の問題といっても経済は世界経済に従っている。日本が競争力を維持するために、国内の格差を広げているところが問題なのだ。政治がその修正を怠っている。総理大臣が企業に3%の賃上げを要求しても、それが可能な企業と、可能ではない庶民の世界がある。可能でない部分をどうしてゆくのかが政治の役割である。企業が良くなれば引き連れてその周りもよくなるという事はすでに幻想である。日に日に格差が広がる現実がある。