11月の自給作業

   

柿酢絞り。この1瓶で一年分のお酢ができる。鍋の上に、ステンレスざるを置いて、そこにすべての材料を空ける。自然に落ちるものをお酢として使う。醤油もこのやり方で絞る。

今年の柿酢の仕込み。熟し柿を枝からもぎながら、そのまま瓶に入れるだけである。柿のヘタもそのままである。今年は当たり年で、どこでも鈴なりである。

11月は大豆の収穫がある。ダイズは新しい畑で発芽が悪かったために、株数が不足している。発芽の悪かった理由は様々想像できる。ネズミに食べられた。ハトが来て食べた。根きり虫にやられた。種の充実が悪く発芽率そのものが悪かった。蒔いた種が少なかった。新しい畑の土壌の問題。理由はよく分からないが、その後追い蒔きをして苗を作った。それを植えこんで何とか大豆畑らしくなった。株数が足りない分沢山実を付けてくれたらと、かすかな希望もあったのだが、成り数は普通である。しかしここに来て実のふくらみは例年になく見事である。立派な大粒になっている。100キロは超えないと味噌づくりができないのだが、これは何とかクリアーできそうだ。雨続きでも、日照不足でも大豆は問題がないようだ。120キロまで行けば、何とか醤油の分が確保できる。大豆の収穫は11月19日前後とのこと。

玉ねぎ苗。10月27日の朝。3枚目の葉が出始めたところで、大きいもので20㎝である。去年よりは良いようだが、後一ヵ月でちょうどよい苗になるだろうか。玉ねぎも発芽が悪かった。多分水やり不足。その後の雨続きで、今度は腐りが出るのが心配。

タマネギの植え付けは例年11月下旬である。大豆の収穫が終わればすぐにそばかすを撒いて、トラックターで耕運しておく。植え付けけ直前にもう一度耕して、畝たてをして苗の植え付けを行う。これはもしかしたら、12月に入るかもしれない。今のところ苗は順調に育っている。苗の出来次第で植え付け時期は決まる。この悪天候の中今のところは頑張ってくれている。タマネギ苗が雨でとろけた農家の話も聞いたので、病気が出なければいいがと心配である。3枚目の葉が出始めた所である。タマネギ苗は何枚目の葉の頃苗になるのだろうか。刃先がわずかに枯れたものもあるのだが、そういうものなのだろうか。白ネギはすでに食べ始めている。中株程度であるが、なかなか味は良い。雨続きで土寄せもしていない。分げつするネギの方を後に残して徐々に食べてゆくつもりだ。 

小豆とササゲも収穫と選別が終わった。この2つは畑の会として行った。自給祭で食べて、残るササゲ500グラムの分配になった。その畑の後に、大麦を作る予定だ。大麦は麦茶になるのくらかは作りたい。11月3日前後に、ササゲや小豆の枯れた株の上から、そばかすをまく。そしてトラックターで耕運する。2,3週間したら、もう一度耕運する。耕運したらすぐに大麦を蒔く。ジャガイモも大豆の後に作る。ここも大豆の後にそばかすを撒いて、2度耕運をする。ジャガイモはベットを作り、それぞれがそれぞれの場所に植え付ける。サトイモは今年もそれなりにできている。ほっておいてもサトイモだけはよくできる。空豆を蒔くつもりだったのだが、まだ畑の準備が出来ていない。畑が一杯だ。そこで仕方がないので、苗を作り移植することにする。27日に種まきだけは行った。一坪ほどに筋蒔きにした。今年は自家採種の種なので、どうなるか興味深いところがある。12月下旬にタマネギのセルトレーが無くなった後に、ソラマメを植えようと考えている。豆類は苗では根を痛めてよくできないといわれるが、経験的にはそうでもない。

 

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