小田原市市議会議員補欠選挙
小田原市では、市長選挙に合わせて、市議の補選がある。5月13日告示、明日20日投開票で行われる。今回は、原発推進か、反対かの選挙だと考えている。市民の暮らしの目線で、この事を判断することになる。結局選挙で自分達の方針を表明する以外、社会は変わらない。本来原発の是非を問う国民投票をすべきである。直接請求が成立しても、国民投票はない。それなら、あらゆる選挙で、原発推進派を通してはならない。議員は市民の投票で選んでいる。消費税だ、TPPだ。景気対策だ、雇用だ。色々ある訳だが、小田原で原発事故以降初めての選挙である。ともかく原発に対して、イエス、ノ―を表明したいと考えている。
大川裕氏(47)は小田原高校、信州大学卒。大川染洗工場取締役。小田原青年会議所理事長等を歴任。商店街連合会青年部副会長を務める。この人は桑原のめだか田んぼには来ていたと思う。小田原青年会議所のネットワークはなかなか行動力がある。もし押されて出るのなら、最有力候補と思われる。暖簾を作る染色工場をやられているようだ。年齢的に、加藤市長とは小田高で同期くらいか。舟原に来た自民党の宣伝カーによると、大川氏は自民党の推薦のようだ。一番の有力候補であると思われるが、原発廃止を考えるとこの人ではだめだろう。
元市職員篠原弘氏(60は相洋高校卒。1970年から小田原市に奉職し、今年3月に定年退職。小田原水泳協会理事(事務局長)を務める。定年退職後の再就職先として、市議会議員というのは最近よく見るパターン。植田理都子現市議が市民ホールを職員として推進した時、一緒に仕事をしていたのが篠原氏。植田氏もホールの加藤市長の進め方に反論があり、職員を止めて市議になった。同じ発想なのだろうか。元市職員という人が市議会議員になる。市役所の職員時代何をしていたのだろう。この点どうもすっきりしない。前に葡萄舎があった所に事務所が出来ていた。
元民主党衆院議員秘書吉田良和氏(40)中央大学卒。大手ハウスメーカーなどを経て、09年3月から今年3月まで神山洋介衆議院議員の秘書を務めた。つまり、民主党から立候補するという事かと思いきや、無所属らしい。民主党に反旗を翻したという事でもないだろう。「小田原に住まうことが誇りになるような街を創っていきます。」こういうのが一番意味不明。政策選挙から遠ざかる民主党らしい主張。この人はブログがある。ともかく、この人は原発容認派と考えざる得ない。民主党関係の小田原市議2名は、小田原市議会の「原子力発電に頼らない社会の実現に向けた決議」に反対をしている。
檜山智子氏は03年に市議会初当選し、昨年まで市議を2期務めた。小田原高校卒、津田塾大学中退。介護施設デイみどり理事長。3選を禁止している、神奈川ネットワークを止めて、3期目の市議選に立候補して落選した。ネットワーク運動で後継者を作れなかったというのか、自分でなければだめだというのか。この辺が分からないが反原発では、主張が唯一はっきりしている候補である。反原発の人は、この人に投票するしかないのだろう。この人もブログがある。事務所は茶半家具のそばにあった。残念ながら、反原発を打ち出している明確な候補となると、唯一この人である。私はそのことを優先して選びたいと思う。