ネットの口コミ
良くネットで買い物をする。トラブルがあったことは無い。安い所が探せる。時間のないものでも吟味して買い物が出来る。最近ではロケットストーブの煙突を17セット購入した。一般に売られている価格から思えば、4分の1くらいである。1万円位するのものが、2400円である。17万円もするものが、4万円位だから、驚いてしまう。何故こんなことになるかは流通の問題がどこかにあるのだろう。街の金物屋さんは大変なことだと思うが、安い方がいいのは仕方がない。今は炊飯器を検討している。電気炊飯器は相当電気を使うと言うのでためらうが、色々の事情から、炊飯器を使わざる得ない。どうせなら、美味しく炊ける炊飯器が欲しい。こういう時にネットの口コミ情報を探す。どうも象印が評判が良いようである。もちろん信用している訳では無い。ネットはコマーシャルの滑り込ませ方がテレビ以上に巧みである。なるほどね、と一応思う。こうした口コミの書き方を長らく見ていると、操作を感じることがある。電気製品では、会社の人としか思えない書きこみの場合もある。
最近、レストランなどの口コミサイトの情報が、専門業者によって動かされていたということが出ている。「ステルスマーケティング」と言うらしい。何を今さらである。騙されていた人が居たのに驚いた。詐欺ではない。無料でしかも、無署名の情報はそんなものである。これをおかしいというのは、ネットの情報で商売をしている人たち自身が危ういからである。今やコマーシャル産業としてはテレビ以上らしい。ネット情報と言うものは、あくまで自分の分析力が問われる世界である。放射能関連では情報の混乱から、すっかり我を見失って居る人をみる。レストランで美味しくなかったぐらいなら罪は軽い。ダイオキシンの騒動の時も、似たようなことがあった。必ず便乗して一儲けしようという企業が登場する。除染ビジネスなど注意しなければ、税金の無駄遣いに成る。できもしない、無駄な除染の仕事を住民の健康のためと莫大な税金を使って展開する。
この話に進むときりがないので、口コミ情報に戻る。美味しいが分からなくなっている。自分の美味しいは自分が決めればいい。ミシュランガイドが売れている。どうせならランク付けより番付がいい。西の横綱はどこである。東の前頭、3枚目はどこそこである。江戸時代の「おもと番付」「キンギョ番付」。ラジオで歌謡曲の横綱は?と言うのはおもしろかった。美空ひばりの『お祭りマンボ』と、三波春夫の『ちゃんちきおけさ』はどっちが横綱か、などと談詰めする。根拠はないところがいい。当然春日八郎『別れの一本杉』派も出て来るし、三橋道也の『古城』派もいる。松山恵子の 『だから云ったじゃないの』を推す人もいる。なにが横綱だろうが、罪は無い。ランク付けは星3つでなく、自分の決める横綱番付がいい。江戸時代の温泉番付など、湯河原温泉や、箱根芦ノ湖温泉などが東の前頭に居て、眺めているだけで楽しい。
順位を決めるにしても、番づけにした所に江戸時代の味がある。これが国の番付と言うことになると、アメリカの格付け会社の勝手なトリプルA等、いい迷惑である。格付け会社の番付をやりたい。ヨーロッパ各国が大変な事態であるのは誰の目にも明らかである。この時点でランクを下げる意味は、足を引っ張ろうと言うことになる。その位なら、日本を下げた時点で下げるべきだった。どうも公表時期に政策的タイミングを感じる。話は口コミだった。口コミに書きこむという条件で、安くなる通販サイトがある。そんな口コミが信頼できるはずがないだろうか。あちこちネットアンケートに答えるだけで、生活しているという人がテレビで紹介されて居たぐらいだ。自分の感性を磨くほかない。フェイスブックとか、ツイッターとかわからない不気味さを感じる。やらせ口コミのもたれ合いのような気がしてしまう。ネットには刷り込みのような、気がつかないさらに巧みな商売の仕組みがあるに違いない。