平和市長会議

   

小田原市は平和市長会議に加盟している。昨日は、ピースウォークfrom沖縄の皆さんに、お礼と激励の機会を加藤市長から戴いた。今回のピースウォークの皆さんは天地行として歩いている。2010年5月には米国連本部にて核兵器不拡散条約(NPT)が開かれる会議に歩調を合わせ、2010年1月1日より沖縄を出発した。昨日は、小田原市庁舎において、主旨と思いを歩いてきた皆さんが話され、加藤市長からも心のこもった平和への思いがメッセージとして届けられた。小田原市は平和市長会議に加盟している。平和市長会議は2022年までに核兵器の廃絶を目指す平和の市長の会議である。小田原市民を代表した思いは、一行によって、国連本部までとどけられる事になる。一行の柱になっている方は、石橋行受さんといわれる方で、2年前の前回も歩かれた方である。友人がアメリカを一緒に歩いた仲間で、どのような方かは以前より知っている。

一行には26歳の若者も居る。彼は、四国お遍路に行こうかと思い立ったとき、このピースウォークを知って加わったそうだ。そしてとても沢山の事を学んだようだ。そのことを何度も語っていた。小田原に見えた皆さんへの、私たちの中に湧き上がる共感の思いは、たぶん、お遍路さんとお接待の関係なのだ。菩薩行をされている皆さんを支えさせて頂く事。自分の代わりに平和への思いを、届けてもらいたいという気持ち。平和な世界を願う。誰もがそう思いながら、日常に埋没しがちである。そうした気持ちを、目覚めさせてくれたのが、一行の沖縄からの長い道のりであった。今一行のブログでは三島での雨の中の活動が掲載されている。今年の天候不順のなか、大変苦労の多いい道のりであったとおもう。にもかかわらず、石橋さんは農業の事をしきりに心配されていた。

小田原での平和活動について、今回は思い切って、平和の農作業を提案させていただいた。あしがら農の会では、「地場・旬・自給」を掲げ、1993年より活動を続けている。平和への道だと思っている。「一人100坪1時間の自給農」これで食糧の自給はできる。その技術を精査してきた。食べる物が自給できる、安心立命。すべての原点はこのことにある。平和市長会議でも平和のためには、飢餓と食糧の確保を平和の条件としてあげている。世界の多くの諍いは、食べ物がないことから起こる。誰もが苦労せず、たった一時間の労働で、食べ物は確保できる。この原点に人類が立てば、多くの紛争はなくなるはずだ。このことを思い、平和の農作業を提案した。

今回の「天地行」が、平和の農作業の出発だと思っている。農の会から生まれた、ピースカフェあしがらも、そのことだったのだと思う。今日はまだ雨が降っているが、9時には雨も上がる。
「平和の農法」
1、 出来る限り機械を使わない。
2、 生産は自給自足の範囲に抑制する。
3、 地域で全てが循環する農法を行う。
4、 一日1時間、年間365時間で農業を行う。
5、 一人100坪以内で農業を行う。

 - Peace Cafe