日経電子版

   

日経新聞は有料化した。4月30日まではは無料お試し期間と言う事なので登録してみた。紙印刷と言う新聞は遠からず衰退する。ネットの方が早いし、簡便である。日経新聞社の挑戦と言う事だろう。テレビが普及してゆく過程で、新聞と言う報道機関の役割は変った。父は新聞を全て読むと言うような人だった。大手新聞はもちろん赤旗まで、取っていた。右翼的だった兄は弁当が赤旗で包んであったと言うので、学校で広げられなかったと怒っていた、記憶がある。テレビはが報道としての役割を果し始めたのは、NHKである。民放は後追いで、新聞社とタイアップを始めて、娯楽から報道までと、徐々に体制を整えた。NHKが国民から強制的にお金を集めて、報道を行う。NHKは大本営的な世論形成を行う事になり、民放が対抗しなければバランスが取れない状況が生まれた。注意深く運営されてきたとは思うが、例えば、一般ごみを家庭ごみにしたのは、NHKの責任である。

報道が偏向しているのは当然で、全ての情報はその報道の思想、哲学が選択している。それを偏向が無いという前提で、情報発信すること事は不可能な事である。その点赤旗とか、日経新聞は正面からその思想を明確にしている点で、正しい報道姿勢である。また、赤旗とNHKは違うが、日本の報道は基本的に広告収入で成り立っている。広告主がどこかに存在している、その前提で読む事になる。ネットも同様である。同様であるが、ネットの広告効果という物は、新しい要素があるだろうから、模索中と言う事だろう。そこで日経が有料化したことが、どういう結果になるのか、とても興味深い。紙面を注意深く見ているが、特別に有料でも見たいほどの記事は今の所見つからない。無料の所があるからだろう。浅田真央さんが金メダル。ネット各紙それほど写真も内容は変らない。有料に相応しい、奥行きのある記事が書かれているという訳ではない。

では、得意分野の経済展望の記事のはどうか。「マネー」と言う露骨なタイトルの分野があって、確か、そういう名前の雑誌を出していて、すごいものだと思ったことがあった。きっと金儲けのヒントが掲載されているのだろう。そういう意味では、この分野では有料読者は獲得できるのではないか。と思って内容を見てみようとしたが、そちらのページは有料登録しなければ入れないように成っている。金儲けがテーマだから、さすがただ見はさせない。宅配とセット価格と言うのがある。紙面印刷も読むのは、経過措置。どうもただ見は誘導手法らしい事がわかる。検索機能もあるので、一応試みてみたが、情報がないという事ばかりで、まだ利用価値はない。ネットの特徴はあらゆる情報が並立して、表れてくる。選択しているのは、見る側である。大手新聞社の名前で一応はアクセス者数は、頭抜けているだろうが、世論形成の役割は大きくはない。

ネット情報が、社会形成の大きな役割を担っている。有料でなければ、運営できない報道機関は、既にそのことで限界がある。個人や小さな組織でも、ネット通信を有料で発信しようと言う試みは多い。しかし、無数に存在する、無料の情報の中で成立する可能性はないだろう。あると考えているのが、金儲けのマネー欄だから、はっきりと結果は出るはずだ。しかし、その他の大手新聞社はどうするのだろう。神奈川新聞では何かシステムを作ったようだが、良く理解できないままで、あまり見ないことになった。今までの体制は変る。近所の火事の事なら、新聞社より詳しい。取材などしないでも、裏情報まで知っている。その積み重ねが、ネットである。自給の醤油作りなら、人に伝えられる。確かに、検索機能がグーグルが操作されていたら、怖いことになる。

昨日の自給作業:もみ洗いなど2時間 累計時間:19時間

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