警視庁警視の飲酒事故逃走
何と、警視庁の警視ともあろう人間が、酒に酔って車を運転、当て逃げする事件が起きた。しかも、その場を逃走し、自損事故を起こして捕まったと言う。もうここまで来ると言う言葉がない。飲酒運転で事故を起こし、しかも被害者を救済するどころか、何キロも引きずって、死なせてしまうと言う。信じがたいような怖ろしい事件が相次いでいる最中だ。人間と言うのはどうしてここまで駄目なことをしてしまうのか。悪魔に魅入られたとしか思えない。他人事で言うのではない。私自身事故を起こして、逃げてしまう夢を見る。目が覚めて、ああー夢だ、逃げなくて良かったと、冷たい汗をかく。先日、5時間ほど前に飲んで助手席にいたとき検問にあった。是非検知器で計っていただきたいと、お願いした。警官は嫌がったが、ぜひにとお願いして試した。その時は検知器に現れなかった。運転をしていなかったにも関わらず、何故かホッとした。事故を起こして、逃げてしまいそうな自分が居る。
警察庁資料によると、平成18年に発生したひき逃げの発生件数は、1万8366件に、H10年の9千件程度だった。交通事故数は、やや減少であるから。ひき逃げしてしまう人間が急増である。要因は、いくつか推測できるが、飲酒運転の厳罰が一番であろう。逮捕された人間が飲酒していた例が目立つ。交通事故は恐い、自分が事故を起こした姿を想像しただけで、ゾーとしてしまうことがある。誰にでも不可抗力の側面もある。先日運転していて、横断歩道にいた人が、一度その場を離れた。そこで横断歩道を進もうとしたら、突然、横断歩道にめがけて飛び込んできた。急ブレーキをかけて停車できた。40前後の女性であった。その態度が、なんとなくだが意識的な感じがした。そのまま道路を渡らず、小走り路地に入っていった。幸いかなり手前で止められ、事なきを得たが、もし当っていたら、恐くなった。車を運転すると言うのは、かなりのリスクのあることだと思わなければならない。どれほど注意しても、誰にでも事故の可能性はある。
人間事故を起こしたらば、誰でも狼狽すると思う。その時に人間の弱さが出ることも想像出来る。それが飲酒状態であれば、尚更、逃げたい気持ちが強くなるだろう。しかし、これはあってはならないことだ。飲酒運転がどれほど悪い事か、誰でも知っている。それでも飲んだ上で運転してしまう人が後を絶たない。不思議なことだが、人間は情けない物だと思うしかないのか。事故を起こしても、すぐに対処していれば助かることの方が、はるかに多い。車を運転する者は常に考えておかないとならない。命に勝る物などなどない。飲酒運転で事故を起こせば、当然犯罪者だ。社会的にも失格になる。しかし、そこで逃げてしまうことを思いとどまり、負傷者の救助が第一。全てはその後の事である。逃げなければまだ道は残されている。この逃げてしまう心理と言うのは、弱くなってきている現代人の精神状態が良く現れていると思う。不利状況に対処できない。すぐパニック状態になる。
実はひき逃げを減らすすべはいくつかある。ひき逃げした時に、必ず事故現場に証拠が残る車を作ることだ。独特の塗料がいいのだろう。簡単に被害者の衣服に残るようにする。そんな塗料も工夫できるはずだ。車の工夫は様々あるだろう。大いに研究することを、車の製造会社に義務付ければ良い。
罪を重くすること、これも抑制には成る。と同時に事故での被害者救助に全力を尽くしたことによる、飲酒運転の罪の軽減を行う。
もう一つは逃げ得をなくすこと。ひき逃げの逮捕率が30%まで下がっている。交通部署だった警視が逃げられると考えた訳である。日高容疑者の呼気から基準の4倍の1リットル当たり0.6ミリグラムのアルコールが検出された。 調べに「酒を飲んだので、車内で2時間ぐらい仮眠をしてから運転した。酔いがさめると思った」と供述した。帰宅しようとした理由を「翌日、仕事があったため」と話している。
何たることよ。
昨日の自給作業:タマネギの植え付け1時間 累計時間:18時間