ホームページ制作
昨夜は、ついにあしがら農の会のホームページが再開された。以前あったホームページは、笹村が個人的に会のホームページとして作ったものだった。しかし、会の性格から言っても、各担当が、ホームページも自分の部署は担当して行くのが、いいと考えていた。この辺がホームページの面白いところで、集合体として表現できる可能性。農の会には絶好の仕組みだ。
下川さんという、ポチ田んぼのメンバーが、ホームページの制作に詳しいので、この方が先生になってくれて、わかりやすい仕組みを作ってくれた。この方はタヒチで真珠を作っていたという、ユニークな方で、興味深い発想を色々持っている。大勢でやることなので、専門的なやり方で、色々工夫可能なものより、単純で誰でも更新してゆける、もので無いといけない。上手く構想してくれた。
農の会のメンバーは、テレビは無いがパソコンはあるという人が多い。そもそも、連絡だけでもパソコンがなければ、不可能な状態だ。200人に一斉連絡をするということは、他の方法では考えられない。携帯電話で、パソコン的な機能が、できるようになったことも大きい。メールの登場が会を広げたとも言える。掲示板の利用も、大きな機能だ。掲示板に載せることで、情報の共有が、簡単に実現できる。インターネット時代の恩恵だ。
ホームページで公開するということは、NPO法人としては、ほとんど、義務と言ってもいいのではないだろうか。誰でもがその会計内容を見ることが出来、事業計画を確認できる。当然、定款や設立趣意書は、公開しておくことが必要だと思う。それが一瞬に出来るという、手軽さがありがたい。
その上で、活動の内容が、ホームページで確認して行けること。農の会のように新しいことをやろうとしている運動体は、先例が無い活動を、手探りで進めることになる。方向を見つけてゆくことは、いつも至難の業だ。定例会で話し合ってといっても、殆どが時間不足で、大切な事の内容の詰めが行われていないことになる。
先日来、祭りは何故やるのか。やる必要があるのか。こんな議論になっているが。会って話すとなっても、人数が多いので、誰もが発言できるとは行かない。それで、大切な事が、深められず、全体化できずに、進んでゆくことになりかねない。農の会は個々人の集合体のような組織なので、ホームページでやっていうことの趣旨や、状況を詳しく確認してゆく、どうしても必要があると思っていた。
今度のやり方は、各担当が、自分の部署をホームページに開いてゆく方針だ。ホームページに載せるとなると、写真1枚でも担当の考え方が反映されることになる。担当自身がその部署の意味と方向を探らざる得なくなるだろう。見る人からの意見も当然、あれこれ出てくるだろう。これが大いに期待されるところだ。一人の手馴れた人がやるのでなく、全員が事に当るという全体性の確保が出来る事になる。
農の会を、今だ無い活動だ。と確実に言えることは、このインターネット時代の民主主義の確立あってのことだ。情報が平等にあり、意見の発言が平等に保障されている。誰もリーダーはいないのに、緩やかな方向性が生まれる。雑務から開放され、本来の内容に踏み込んだ運営が出来るというところに、新しい可能性があると思っている。