小田原駅路上ライブだ!

   

小田原駅では、いつも歌っている一人の青年がいる。ギターを鳴らしながら、歌っているということは記憶していたが、どんな歌かというところまでは、記憶がなかった。昨日は、ピースカフェで、2時から3時の間ビラ配りをした。これを、ピースカフェらしくやりたいという事で、ムーチョさんが作ってくれた。「ピースカフェのテーマ」を中心に、歌を歌いながら、配ってみた。

いつも歌っている彼の邪魔にもなら無い位置でやろうという気持ちもあって、ちょっと隅に陣取って、始めようとした。すると、遠くで歌っていた彼が、早速やってきて、興味深そうに見ている。路上ライブの専門家に、まぁー彼は、毎日やっているのだからプロと言えば言えるのだろう。こちらは、ちょっと初体験で、どうやら行こうか。と言うところをしげしげ、見ている。一緒に歌おうよと、Sさんが話しかけると。「私は私のメッセージがあってやっているので、一緒に歌うわけには行かない。」きっぱりと断った。何かなければ、毎日歌ったりしていないわけで、当然といえば当然だけど。ちょっと見直した。今度どんな歌なのか聴いてみようと思った。

1時間の間に、3人の方が立ち止まって、一緒に歌ってくれた。これは意外だったけど。可能性をとても感じた。私たちのメッセージとしては、「さあー、一緒に歌いましょう。」の方がいいと思う。これが、2,30人の輪になれば、結構メッセージになる。若い人はさすがに、一緒に歌わなかったけど、興味を持ってるな、という感触は伝わってきた。

今度は歌い手をもう少し増強しようと言うことになった。やはり野外で、やるにはそれなりに、盛り上がるトーンがある。余り響かないようでは、伝わらない。そういえば、毎日歌ってる彼の歌も、ジャカジャカ鳴ってるギターだけが記憶にある。セミ専門家といえども一人の声は弱い。

もう一つは、衣装だ。なるたけ派手なものを着込んで集まったつもりだが、まだ弱いし、統一感が無い。そこで、平和色の七色のバンダナを、統一で皆がつけたらどうかということになった。今度東京に出たときに、探して見たいと思っている。

この日は午前中が、田んぼの草取りをした。相当ハードにやったので、足腰に応えた。それで、引き続き、駅前で歌を歌った。夜は、生産者の暑気払いだ。これがおいしいものが食べれて、すばらしいのだ。一日疲れたあとなので、余計美味しかった。飲んだ黒糖焼酎の美味しいこと。あまりは飲まないように控えた。

皆は、お互いの圃場見学で、随分勉強になったといっていた。これは参加したかった。残念なことだ。皆が、お互いの耕作法が違うという事を話していた。私は何かとみんなの畑を見ているので、判るのだが、作り方の考え方が、夫々に相当違う。違うのだけど、互いを尊重するのか。人の耕作法の批判は聴いたことが無い。これが、農の会のすばらしいところだと思う。つい自分の耕作にこだわり、人を否定する人が現れるものだ。

違うのだけど、お互いを見てみようという精神は、ちょっと他に無いすばらしさだ。私たちの会が、農法の主張をしないのは、用心深さもあるのだけれど、自然を相手にした、新しい実験的耕作がそう単純では無いし。失敗の連続である事を、日々痛感しているからだ。だから、耕作法を声高に主張することは出来ないし。そうしたことをする人を信用も出来ないのだ。と思う。

すばらしい1日を過ごすことが出来た。

 - Peace Cafe