GOTOトラブルで沖縄を攻める菅官房長官

   

 

 GOTOトラブルの安倍内閣はまともではない。どう考えてもおかしい。又、アベノマスクを配ると聞いたときに、まさか何か嫌がらせのデマだろうと思った。菅官房長官は居直ったような口調で、沖縄県の対応を非難した。この怒りは、筋違いもいいところである。誰が沖縄に観光客を送り込んだのだ。沖縄には申し訳なかったと謝るのがアベ内閣だ。ゴートートラブルの結果に責任を持て。

 沖縄にしてみたら、米軍基地での感染爆発から始まっている。そこから沖縄にコロナが広がってきた。それに加えて、観光客が急激に戻ってきている。沖縄はどう考えても被害者でないか。政府から責められなければならないような事は何も無いだろう。もちろん感染者も旅行者も責められる存在ではない。私だって観光客には来て貰いたいのだから。
 
 しかしそのためには十分な準備がいるということである。準備のないまま、元に戻れば、必ず感染が起こる。昨日になって、やっと三崎町のキャバレーの名前が公表され、沖縄県は石垣島でも二週間接待を伴う飲食店の閉鎖を求めた。早くそうしておくべきだったのだ。これは島という特殊事情だ。

 石垣市では対策をしている店を市のインターネットで公表している。しかしもっと分かりやすく、店の入口に旗でも立てなければわからない。観光客には店名だけでは分からない。観光の形を野外型に変えなければ、感染は必ず起こる。テラスと夜市である。

 官房長官がいらだって自治体の長を責めるのは、見苦しい。官房長官が感情長官になっている。どうしてしまったのだろう。報道陣に対する怒りなのか。自分の立場に対するむなしさから出てきた怒りなのか。菅官房長官は次期総理大臣候補だそうだ。当然、アベは潰そうとしているのだろう。それで嫌がらせの尻拭いと言う姿を見せているのだろうか。

 経済が重要だから、感染予防はもうしないというのも確かに考え方のひとつである。その意味ならば、GO TOトラベルはそれ自体が悪い訳でもない。明確に感染が広がることは示した上で、それに対する対策を打ち出せばいいのだ。例えば、高齢者の外出自粛要請である。

 方針を決めて、それに対する対策を示す。経済活性化に伴う、コロナ対策がないのがアベ政権である。政策の方向を変えたことが国民には見えない。ここが一番の問題なのではないか。老人に注意警報を出さなければならない。

 コロナに関しては余計なことは一切抜きにして、死亡者数だけで考えればいい。6月、7月のコロナ死亡者数は一日平均1名である。8月に入り増加してきた。たぶん又10名を超えてくるだろう。その当たりで踏みとどまれば、なんとかなるだろう。死亡者は高齢者が中心である。このまま推移するのであれば、何の心配もない状況である。ここで時間を稼いでこらえること意外にない。

 大阪発進でうがい薬がコロナ対策に良いというのが出た。これは良い情報ではある。すぐさま否定している人が居るが、コロナには特効薬はないわけだから、少しでも重症化を軽減できることがあれば、やるべき事だ。

 コロナに感染していない人が、予防のためには絶対にやらない方がいい。水うがい程度にするべきだ。口の中には防御機能がある。薬でうがいなど繰り返していれば、その機能を壊してしまう。あくまでコロナ感染者がうがいをすると言うことだろう。

 日本では8月6日現在、コロナで1030名死亡したわけだが、確かに少ないわけではないが、それほど深刻な死亡者数ではない。冷静に受け止めるべきだ。感染者は驚くほど増えている。重症者が増えると言われていた割には重症者の増加も少ない。

 ファクターXがまだ働いている。この状況は日本の社会としてはそれほど深刻なものではない。パニックにならず、この事実の上に立って、次の行動を決めるべきだろう。何度も書いてしまうが、不要不急の老人は自粛である。私の自戒である。

 患者が重症化しない一番の理由は医療関係者のすばらしい努力だと思う。それ以外にない。軽傷者にはうがい薬まで試してみる、お医者さんが居るのだ。特効薬がないなか、様々な手段を駆使して、命を救ってくれている。

 うがいもその一つの方法であることは間違いない。看護師さん達も自らの感染の危険の中、懸命の努力をされている。そうした映像を見ると、胸に迫るものがあって涙をこらえることが大変だ。こうしたことが、ファクターXの一つであることは間違いが無い。心より感謝している。

 そう日本の介護施設関係者の努力もすばらしい。世界中で老人介護施設でクラスターが起きた。そのために医療崩壊が一気に起きたのだ。老人を病気にさせないためにあらゆる努力がされている。良く持ち耐えて食えていると思う。感謝しても仕切れないほどありがたい。

 政府は医療関係者や介護施設の関係者にアベのマスクを送るのではなく、ボーナスを支給するべきだ。政府がお金がないというなら、国民から募金を集めて送ったらどうだろう。ふるさと納税のように目的税として集めてもいいではないか。これは政府がやるべき事ではないだろうか。

 年寄は医療関係者に感謝をして、こころして自粛をしなければならない。年寄が感染して医療崩壊を起こすことが一番問題があるのだ。まあ、不要不急が年寄りの長所なのだから、ここは若い人のためにも我慢である。

 孫や子供のお盆の帰省を心待ちにしてはいるだろうが、ここは我慢するほか無い。年寄の方から、今年は止めておけと言ってあげるのが親御心だ。私の所には戻ってくる人は一人も居ないから、この点心待ちしているものは何もない。生涯無一物。

 日に日に悪化する状況の中、アベ政権は何故か態度を明確にできないのだろうか。ブラジルボルソナロ大統領の例もある。アベ政権はたぶん重複受注でもしてしまったアベノマスクをまた配るぐらいで、何も意味あることは出来ないでいる。国会の開催要求すら拒絶している。

 結局、どこまで行っても国民がそれぞれに気をつけろと言うだけのようだ。しかも、お盆でもふるさとに帰るのか帰らないのか。国民がすべて自分で考えろと言うことのようだ。世界中にこんな態度の不明な政府はめずらしいだろう。

 国会を開けば、態度を表明しなければならないから開催できないのだろう。。政府が判断を放棄している。政治責任放棄をしている。そして、デタラメにコロナ予算を放出している。ゴーツーアベノマスクである。ゴートートラブルの安倍内閣だ。全く沖縄に寄り添うどころか、沖縄いじめがあらわになった。

 こうなれば、国民が覚醒するほか無い。そうしなければ、ファクターXが消えるかもしれない。医療崩壊の死守である。老人の行動自粛である。昨晩は人に会ってしまった夢を見た。誰か義理の悪い人がノーマスクで尋ねて見えたのだ。ついつい話し込んでしまって、冷や汗をかいて起きた。夢のことだから大丈夫だろう。

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