石垣島の状況
石垣島はうりずん「潤い初め」の季節を迎え草が勢いを一段増したようだ。草地の緑も目が覚めるように色鮮やかだ。行くたびに草量が増えて行くことが分かる。石垣島の一番好きな季節だ。
絵の方はすこぶる快調に描いている。この調子で行けば、ちょっと良くなるような期待をしている。コロナのことで、気持ちが定まったような感じかもしれない。これは原発事故の時は絵が描けなくなったのだが。むしろ描いておかなければという気持ちは強い。
石垣市ホームページより、
4月16 日には、さらに1名の感染者が確認され、その方については先の感染者と同じ 飲食店の関係者で、4月1日に発症後も市内の飲食店等において会食されていたことが、同席した複数の 方に確認が取れており、濃厚接触者が数十名から百名以上にのぼる可能性が高いことから、石垣島内にお いては、クラスター感染が起こり、無症状の方なども含め、既に多くの未確認の感染者がおられる可能性 があります。
石垣市においても緊急事態を宣言いたします。全市民の皆様につきま して、病状の有無にかかわらず、明日より2週間の自宅待機を強くお願いいたします。 食料品・必需品の入手や、急を要する医療機関の受診、どうしても外出を要する仕事などの必要な場 合を除き、外出を厳に慎んでいただき、外出せざるを得ない場合には、密閉、密集、密接の三密の回 避、他者との適切な距離の確保、マスクの着用、手洗い、うがい、手で顔を触らない等の感染防止策を 徹底してください。
石垣島で感染者が出たのは4月13日。1週間経過して現在3人の感染である。4月初めに感染したと考えられる。3例目の患者が最初の感染者であったことが後で分かった。5月1日までは外に出ることは出来なくなった。食料も買いに行くことは控えなければならない。
その後濃厚接触者を中心に19人のPCR検査を行っている。その結果は20日以降に出るとされていた。そろそろ出るところだ。中央公園にコロナ相談外来を設けてある。そこに52名の方が相談にみえたそうだ。
石垣島はどことなく緊張感が高まっている。外出の自粛は都会よりも徹底しているのではないかとおもう。3密はかなり避けられていると感じている。先日眼科へ行ったらば、3密であった。予約でなければ行かなかったのだが、仕方がなく出かけた。その後電話診療で良いことになった。
ファミマもいくつかは閉まっている。ほとんどの飲食店が店が閉まっている。普段はレストランだけのお店も、テイクアウトを始めて、30軒ぐらいのお店がお持ち帰りできますの登録がされた。夜の歓楽街である三崎町も8割の店が閉めたそうだ。それは2割の店は営業していると言うことでもある。ラジオでは相変わらず路上寝込みを放送していたから、飲む人は変わらずのようだ。
車からみるスーパーの様子は結構車が止まっている。大丈夫か少し心配なくらいだった。市は買い物を5回を1回にしてくださいと呼びかけている。市の広報車が喚起のために巡回している。
まずは感染がどのように広がっているのか。クラスターが起きているのかどうか。充分調べて貰いたいものだ。感染者のバーの従業員20代の一人の方は情報がある程度公表されたが、もう一人の60代の女性の感染者の方はどういう状況なのだろうか。行動は充分把握されているものと思いたいが、なぜ情報が公表されないのだろうか。その後も一切の報道がない。
2例目の感染者として発表された人は実は3例目の感染者から、感染した人であったことが分かった。当初本島から来た人から、1ヶ月前に感染したとされていたとこうひょうされていたが、このことはまちがえであった。やはり潜伏期間が1ヶ月というのはあり得ない。4月に入ってから感染が起きたことが確認された。
現在、濃厚接触の関係で11名が検査を受け、結果待ちである。今日あたりには分かるのかと思う。前回一度目の濃厚接触者の検査が行われたときに、8名の検査を行い、1名が実は最初に感染していた人であると分かったのだ。
石垣市ではPCR検査機器を現在取り寄せているそうだ。島ですぐ検査が出来るようになる。島ではマラリアの記憶があるので、かなり自粛は徹底しているように見える。とはいえ、完全な外出禁止は無理なので、感染機会がないわけではない。
ますます、行政への信頼性が重要になる。行政が信頼にかけるものならば、国民は何を信じたらいいのかと言うことになる。台湾のコロナ対策の成功の背景には台湾国民の政府に対する信頼がある。石垣市で言えば、市行政がどこまで信頼していいものかである。当初感染を3月半ばとしていた点は頼りない感じだ。台湾とは姉妹都市もあり、交流があるのだから、是非とも指導を仰いだらどうだろうか。
80代の老人だと致死率は11%。40代以下では死んだ人はいない。この違いを考えなければならない。結局の所ほとんどの人が感染せざるえない病気なのだ。病院の機能が継続できるように、徐々に感染する。そして、老人でもある程度回復できる薬の出来るのを待つ。
感染者の行動情報が公開されなければ、疑心暗鬼が広がり社会はさらに差別と混乱が起こる。しかし、信頼できない政府が個人情報を把握すると言うことは、日本では余りに不安が大きい。緊急に政府から独立した組織を作り、コロナ情報公開の仕組みを作るべきだ。
当初石垣で感染が起きたのは1ヶ月も前のこととされていた。つまり今回の感染者は1ヶ月経過してから発病したと言うことになってしまう。あり得ることとは思えなかった。こうした間違いは行政の信頼を損なう。感染者と1ヶ月前に接触した以外に、今月に入ってからも他の感染者と接触したと考えた方が自然だ。
中国の調査では一度感染した人が、回復して抗体ができていない場合があるらしい。抗体ができていた人の事例は過去のコロナ系統の免疫の交差免疫ではないかと言うことである。これはどういうことを意味するのだろうか。間違えなのか。抗体ができないウイルスだとすると、ワクチンは開発できないと言うことになる。まだまだ疑問が出てくるウイルスだ。
中国からこの病気のことをもっと教えて貰わなくてはならない。武漢では一旦外出禁止が解けはしたが、相変わらず多くの人が感染を恐れて外出はまだしないようだ。外出を控えながら、生産を再開しなければならない。
韓国では感染者が利用した場所に近づくと、スマートホンに注意信号がなるようになっているらしい。そうやって感染の拡大を防いだ。個人が出歩かないように徹底しなければ感染は止まらないだろう。石垣島では相変わらず、レンタカーは走っている。どういう人なのだろうか。観光客なのだろうか。仕事なのだろうか。
石垣島のFMラジオサンサンラジオも生放送でない日も設けることになった。観光客は少ない。しかし、レンタカーもそれなりには見かける。川平公園には30台が一日に来たと言うことである。工事現場では大半の場所で、作業はいつもどおり行われている。
ウイクリーマンションのような所に、レンタカーが止められているから、観光客はそれなりには来ていると思われる。ホテルよりそういう所の方が、人との接触はないので避難してきた人なのかもしれない。自転車で走っている人もいる。ドライブ観光なら感染のリスクもない。
いずれにしても前例のない経過である。今一番注目すべきは最初に感染が広がり、収まりを見せた中国の経過である。武漢で経済活動が再開されて、一体どういうことが起きるのかである。中国政府は再開に自信を持っているようなので、日本が今後どういう経過をたどるのかを中国から学んで貰いたい。
アメリカのカリホルニアではウイルスの抗体検査を行ったところ、相当数の免疫を確保した人が存在することが判明したという。感染に気付かず、抗体をえた人が把握されている感染者の50倍以上いると言うことだ。
これは希望のある情報ではある。感染しても発病をしない人の方がはるかに多いのだ。マイナス要素はその人が感染を広げてしまうので、感染の広がりは止めがたいが、若い人であれば特異例を除けば重症にはならない。
かつてないタイプのウイルスだとすると、ともかく情報が必要である。日本が感染のピークを先延ばしにする作戦できた。それは一定成功してきたように見えるが、その場合感染のピークがこの1,2週間先になるのかどうか。そう期待はしているが、そこで果たして収まるかどうか。
アメリカはピークを過ぎて収まるとして、経済活動の再開をトランプ大統領は発言している。期待して良いものなのかどうか。例えば台湾のように集団感染しないで収まった場合、この先どんなことが起きるのだろうか。世界からコロナが消えるまで海外と交流ができないと言うことになるのか。ゆっくりであるとしてもコロナウイルスがある以上、ほとんどの人は感染すると言うことであろう。
あるいは感染した人も免疫が出来ないとして、いつでもコロナ感染が再発すると考えなければならないのか。いずれにしても各国情報を公開すべきだ。このウイルスを金儲けの材料にして、公開をしないのは最悪である。