農業便利グッズ

   

まず、使いきりゴム手袋をあげたい。これは100枚入りで、1000円程度のものだ。一枚10円。商品名通りに使うと成ると、一回ではとても使い切れないので、使い切るのに3,4回となる。薄い割には、結構丈夫だ。イメージは極めて悪い。農家の方からは、怒られそうな代物だ。しかし、軍手だってすぐ穴が開く。価格からすると軍手が50円だとして。20回持つかといえば、持ちやしない。天然ゴム製だそうだが、定かではない。200枚入りのほうは、もう少し安い。結構丈夫で、農作業に使える。種を蒔くような細かな作業の際、軍手をとったり、着けたりの面倒くささが無くなる。田植えの際も、何か不純な感じが困るが、具合が極めてよい。鍬作業でも力の入り具合がいい。朝市でお前は偽百姓だ。手を見ればやってないことがわかると言われて、しょげた事がある。使いきりゴム手袋を知らない人だ。本当に怒られそうな代物だが、便利で作業性がいいのだから、しょうがない。

手袋ついでに、五本指靴下。これは最近では普通に普及した。伴って、絹から、綿、ウールまで多様になった。靴下は3枚重ねるので、一番下が5本指。力の入り具合がいい。足の指で踏ん張れる。こういうのは下駄世代じゃないと、ダメなのかかもしれない。やはり絹が感触がいい。さらに帽子はビニール製が案外にいい。100円で購入した。翼の前半分が透明。後は、紺。いかにも安っぽいが、これが以外に高性能。雨の日の作業には欠かせない。10年以上使っているが、まだまだ使えそうだ。前が透明で明るいから、うっとおしくない。雨の田植えでは、効果を何度も発揮した。ゴム製とか、防水布製とか、色々あるが、この安物が一番頭にフィトする。風邪に飛ばされにくい。加えて、田靴。これも最近色々出てきたが。脱ぎにくいのが、怖ろしいほどで、履きたく無くなる。それでも我慢して履家無ければ、作業できない。所が、指の分かれていないタイプが、案外に良かった。地下足袋タイプは、いかにも足元がしっかりしているが、後で脱ぐのがはさみで切りたくなる。先の丸い長靴タイプで、充分田んぼで使える。ゴム輪でクロスさせれば、田んぼで脱げる事はない。

次は竹炭石鹸。この殺菌力に着目。私は人にはあまり言えないが、石鹸というものは使わない。だから汚い汚いと家では言われている。汚くても、石鹸の害を思えばめったな事では使えない。所が、毎日長靴で歩き回っている。いつでもぬかるみ位大丈夫な態勢でないと、農業者として安心できないのだ。そこで困るのが、水虫だ。靴下を3枚重ね履きしたうえに長靴だから、汗をかいて水虫になる。そこで竹炭石鹸。これで洗えば、たちどころに水虫など治まる。竹炭石鹸を知ったのは、万葉の湯である。万葉の湯では常備石鹸として、竹炭石鹸が置いてある。小田原ではちえのわハウスでも販売している。石鹸で水虫を洗うなど論外の事だが、竹炭の殺菌力のすごさは鶏のえさの発酵で、充分経験している。わずかの竹炭のパウダーを発酵槽に入れただけで、発酵が一辺に止まった。これだけの殺菌効果があるものなら、水虫効果、もしかしたらと考えた。そこで、思い切って足を洗った。それ以来水虫はない。私の子供の頃は山梨では石鹸など使わなかった。使わないでも困らなかった。今でも石鹸を使わない主義の方では、足を洗って居ない。

ナイロン紐草刈り機。石際やネット際などこれなくしては、機械での草刈が難しい。普通はナイロン紐を取り付ける器具を、草刈機の先にセットして使う。パワーが強い草刈機でないと。エンジンに負荷を掛けすぎて、エンジンを傷める。20cc以上と言われている。取り付け器具には様々あるが、スチールフィックスカット「ナイロンカッター」がいい。2835円だが、それだけの事はある。長いナイロン紐を巻いて入れるタイプは消耗が激しい。これは15センチほどに切ったナイロン紐を差し込むのだが、以外に消耗しない。仮払い機のガソリン満タンで使い切っても、紐を変えないでいいとこがあるほどだ。もちろん使い方にもよるが、これは今まで何種も使った中で別格の使い勝手だ。加えてナイロン紐自体もいいものと悪いものがある。見かけは同じでも、耐久度は全く違う。スパイラルタイプも結構いい。これは硬い草に効果がある。竹でも細い内は切れる。しかし、紐変えは結構ひんぱん。

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