オミクロン株の死亡者数
最後の田植えの終わった。5番田んぼ。ここはコロバシャを行った田んぼ。
コロナ感染で死亡する人の数が増加している。重症化しないとされたオミクロン株ではあるが、死亡者は5波よりも6波の方が多くなっている。さらに今後死亡者数は増加する可能性もまだある。それは重症者数が高止まりを続けていることから予測される。
石垣島では相変わらず高い感染率が続いている。身近にコロナが迫っていることを感じる。3回目のワクチンを接種できたので、感染したとしても重症化のおそれはないと思っている。持病はないし、体調も良い。しかし、相変わらず怖くて人混みの室内には入れない。ファミマもスーパーも行けない。
韓国では一日に17万人というような、すごい感染爆発が起きているが、死亡者は100人程度である。日本では6万人台の感染者であるにもかかわらず死亡者が278人と出ている。これは日本の医療体制が脆弱であることと、感染の把握が出来ていないことが想像される。
何しろ検査キットが充分に用意されていないので、自己判断して下さいという恐ろしい国だ。中国など、1000万人都市全員の2回の検査というようなことが繰り返され行われている。この違いに国の能力の違いが現われてくる。
日本の衰えはこうしたところに顕著に表われている。政府の言っていることと実際の所はまるで違うのだ。実際には国は第6波のオミクロン対策を出来なかったのだ。時間的猶予がありながら出来なかった。それが日本の力量だから仕方がないことだが、出来ないと言う事がいまだに認められないで、こじつけと言い訳ばかりの行政になっている。
それでも国民がいまだ自助を自覚せず、なんとなくお上に期待している状況がまずい。だから繰返し日本の後退を書かざるえない。日本は良い国だと思っている。しかし、アジアの中でも中堅国まで後退したという現実から、再出発しなければ、最貧国まで落ち込まざる得ない。
だめな担った部分を認めて、ではどうするかを真正面から考えなければならない。一度、アジア各国に旅行に行ってみると良い。昔の面影も無く、日本より先進地域になっている。世界は変わっている。変わらない日本は取り残されてゆく。
こんな自助の国なのだから、年寄は絶対に感染しない暮らしをしなければならないと思っている。そうした自助努力を自分に課す以外に、こういう医療が崩壊している国では迷惑を掛けることになる。人間は必ず医療にお世話になる。その時にお世話になることを期待できない国に暮らしているのだ。
何故かと言えば、年寄は経済の役に立たない。早く貯め込んだ貯金を死んでもらい、吐き出させれば良いくらいの拝金主義の国に成り下がっているのだ。情けないことだが、こうした現実を認めた上で、自分のこれからを、自分だけのこととして考えるほか無い。病気になったらば、病院をあきらめて、受け入れて死ぬことも覚悟が必要なのかもしれない。
といっても、そういうことは戦前までの日本ではごく当たり前の事だった。子供の頃、お金が無いからお医者さんに見てもらえないと言う人は当たり前にいた。どうしようもないことなので、看護婦さんだったおばあさんが食べ物を用意をして、看取って上げたというようなことが実際に何度もあった。山の中のお寺さんの役割はそういう所にもあった。おばあさんが傷害事件のけが人を治療して命を救ったこともあった。
分かっていてもお医者さんに見てもらえないという、辛い状況がまた日本に来たのだ。大阪はまさに医療崩壊の先進地域だ。状況の悪い日本の中でも死亡率が4倍にもなっている。感染が放置されている状況。大阪では医療は税金の無駄という判断なのだろう。正直にそのように言う方が良い。医療はコロナ蔓延の最中に縮小している。
その結果、コロナになったら全国平均の4倍も死んでしまう。人口が半分の大阪の方が、東京よりも死亡者数は多いのだ。ということは韓国の10倍も死んでしまうと言うことになるのか。これは韓国との比較だけで無く、英国やEU各国と競べても死亡率は高い。受け入れるほか無いが、大阪には住みたくない。維新の市長の所はどこも怖い。
大阪では保健所など無駄な施設と考えて、どんどん減らしている。その結果感染者の把握すら出来なくなった。パソコンに感染者を打ち込む作業すら職員が減らされているので滞り、感染の実態把握すら出来ないのだ。大都会大阪の悲惨な状況は、遠からず日本全土に広がるの前兆だろう。貧乏は人間を世知辛くする。
日本全体で病院の統廃合が進んでいる。病院などものを生産しないから無駄だ。新自由主義経済の行き着いたところなのだろうか。もちろん儲かる病院だけが増えている。そもそも医療以上に、健康な人の維持が大切だ。これだけストレスの大きい社会では気分が滅入りがちで、具合のおかしくなる人が増加する。一方コロナで気配りが出来て、病気にかからない状況も生まれている。
私は3回目ワクチンの接種証明書を持って歩いている。アプリはどうもうまくインストールできない。なぜだか分からないがだめだ。ワクチンバッチも持っている。ワクチンを打つのは年寄の役目だと思っているからだ。もちろん人のことはどうでも良い。そういう考えだと言うことを表明している。
沖縄が今後再度感染者が増えるのかどうかは、これから重要なことになるのだろう。