石垣島で絵を三ヶ月描くと二週間小田原に行く。
石垣で絵を三ヶ月描くと二週間小田原に行き農業生活である。石垣に引っ越してそろそろ2年になる。大きく暮らしを変化させたのだが、日々の気持ちの上では何も無かったかのように、そのままの暮らしを続けている。
絵を描く私にはコロナ自粛生活は悪いことばかりでは無かった。否応なく只管打画の生活に入らせてくれた。
石垣の生活のあらましを書いてみる。書いてみると自分で再確認できる。改善点も分かる。人に分かるように整理して書くところがブログの効能である。ブログダイエットというものがあるらしいが、その意味だ。言い訳から始めるのは、何か啓蒙的な気持ちは全くない。自分の絵を描く為だ。
朝は4時前後に起きる。おきるとコーヒーを入れる。コーヒーは好きな方だが、味が分かると言うほどでは無いが、モカが好きだ。石垣では豆が買えないので、取り寄せている。今のところ旨く入れられない。どうも水が合わない気がする。今も書きながら深煎りのモカ豆を飲んでいるところだ。モカは浅煎りが好みだ。失敗した。
ブログは頭に浮んだことを、浮んだその時にメモをしておく。メモはタブレットからすることもあれば、手帳にメモすることもある。そうしたメモ書きは多ければ20ほどたまる。少ないときには全くないこともある。無いときもその場で考えて何かを必ず書くことにしている。そのメモ書きの一覧を見ながら、その日書きたい表題に続けて書くことになる。今日は生活の洗い直しをしてみる気になった。
書き終えてから、やはりこれにした方が良いと変えるときも多い。場合によっては5,6回分が出来上がって貯まっていることもある。しかし、貯まっている文章も結局は廃棄されることもままある。掲載しようと思って読んでみると載せるほどの意味が無いと言うことが結構ある。その意味で以前より時間がかかるようになっている。当日は一時間だが、準備などを入れれば二時間は書いている。
ブログは描き出しながら、その間メールを確認したり、ニュースを読んだりもしながら、ブログは書く。6時頃までであるから、二時間はなんやかんやパソコンの前に居ることになる。案外やることがあるものだ。3時に目が覚めれば、3時からやっている。
6時から太極拳を行う。スワイショウ、八段錦、24式太極拳、蹴り上げ肝臓体操。腹筋100秒。体幹トレーニング。これで45分ぐらいになる。もう少しゆっくりと行い、50分にしたい。改善点である。太極拳だけでも良いのだが、体操は全力で50分ぐらいはやった方が良いと考えている。50分全力でやれば、一日座ったきりでもなんとかなる。
肝臓体操は夜酒を飲むためにしている。これを日に3回やれば、酒を飲んでも大丈夫だ。とテレビで言っていたので信じることにしている。免罪符である。3回はやれない。大体2回である。これをやらない日は休肝日で酒を飲まないことにしている。本当は55キロを超えたらば飲んではいけない。飲まなければ飲まないで平気だ。それでも飲みたい。おかしなものだ。
体操が終わるとそのまま風呂に入り、半身浴をする。5分くらいだ。風呂は石垣では冷めていない。沸かし直しにして、切れる時間が5分だ。その頃調度桃林寺の鐘が鳴るので、窓を開けて気分が良い。身体を温めることが重要だからだ。日によっては朝シャンもする。サウナに行けなくなったので、せめて半身浴で身体を温めることにしている。これも一日座っているので、必要だと思っている。
7時から朝食。朝食はほぼ変化がない。納豆に、生卵、キムチ、カモンベールチーズ、ネギ、を入れてご飯にかけて食べる。生野菜とハムなど。海藻の味噌汁が食べたい。ヨーグルトと果物。そして又コーヒー。コーヒー4杯の人が一番長寿命だったというのを信じようとしている。
8時には家を出て絵を描きに行く。午前中は必ず絵を描いている。この時間がすべてである。画禅だと思って心境を整えつつ描く。朝の動禅の心境で絵を描くようにしている。疲れると言うことでも無いが、午前中精一杯やると、後はやる気になれない日が多い。午後も絵を描く日もあるが、そういう日はなかなかいい絵になる。
無理にやってもろくなことは無い。前は出かけた写生地のレストランで食べたので、そのまま午後も描くことが多かった。仕事は進んだが、今はコロナでレストランには入らない。弁当を持って行くというのもファミマにも行かないのでない。朝家で作って出かけるというのもあるのかも。
今は昼食は家で食べるか、弁当を買ってきて食べるかである。午後も絵を描く日は4時頃までは描いている。家で太極拳教室がある日は午後もどこかで絵を描いている。弁当を食べて、車の中で昼寝をして、又絵を描く。昼寝がきちっと出来ると午後も快調に絵が描ける。アトリエカーでは、身体を伸ばして寝られるようなスペースがある。
絵を描かない午後は、片付けのような雑務をやっている。とことん片付けないと安心できない性格だ。もう片付けるべきものがないとなると、蔵書印を作ったり、染色をしたり、袋物を縫ったり。家庭菜園の草取りの日もある。今なら年賀状を描いている。これは家に止めてあるアトリエカーの中である。新しい書斎が出来たような気分になる。
今は年賀状書きに入っている。年賀状が売り出されると、じゃあー描き始めるかとすこしづつ描きためる。小さい繪も面白いが、作品では無い。水彩画の勉強になることもあるかなと言うぐらいである。今年は会えない人が多いので、せめて年賀状は出したい。
夕方5時頃からは又体操をする。二回目のスワイショウと足蹴り体操と腹筋90秒と体幹トレーニング。最近体幹トレーニングを取り入れたのだが、身体がふらつくと言うことに気付いたからだ。太極拳で片足立ちする部分があるのだが、これが安定しない。歳をとり急激に体幹が衰えたからのようだ。片足立ちで靴下を履くのが危うい。そこで体幹トレーニングを加えた。
これは太極拳教室にみえる方が教えてくれた体操である。腕を胸の前でクロスして身体にくっつける。そして片足立ちをする。上げた足を上げたり下げたりを繰り返す。20回を三セットと言われたのだが、20回一回を左右の足でする程度を続けているが、効果はまだ無い。経験的に考えると、体操の効果が出るのは2,3ヶ月先のことになる。
夕方の体操が終わると掃除である。禅堂掃除である。それほど汚れるわけではにが、夕方に掃除をするのはけじめである。これをしないと気分が収まらない。週一回は拭き掃除をする。掃除が終わると風呂に又入る。風呂には一日二度も入るが、身体を温めるのが目的で半身浴で夕方の方が長くはいる。特に身体を石けんで洗うようなことはしない。
そして、オムロンの体組成計で身体を測定をする。実はタニタの体組成計も持っている。こちらだと平均年齢が50歳を超えるのだ。タニタだと43最弱が平均になるからだ。先日は久しぶりに41才を記録した。何故違うのか色々比べて見た。タニタは年齢登録を変えたら表示年齢が変わるのだ。これはおかしいだろう。
オムロンはそういうことは無い。タニタの方が数字的には正しい気はしているのだが、登録年齢を上げたときに表示が上がったことに勝手にいちゃもんを付けて、オムロンの方にのることにしたのだ。若い方が気分が良いというのが実際である。
55キロ以下なら泡盛を飲んで寝る。55キロ以下でも、飲まない日もあるし、55キロ以上でも我慢できなければ飲む日もある。飲まないと400グラムは下がる。どういうことかと思うが、風呂の後必ず測るのだがそう成っている。朝の方が100グラムは少ない。
そして、早ければ7時頃寝てしまう。遅くとも8時には寝る。眠くなるからである。眠くなると午後にも寝ている日もある。好きなときに寝るようにしている。好きなときに起きている。それは続けて寝られなく成ったので、眠れるときに寝ることにしたからである。
石垣に来てからの日常を書いてみたのは、書いて改善をしたいと言うことである。生活は箸の上げ下げから食べるものまで、同じにした方が良い。これは道元の教えである。生活の在り方で迷わはない方がいいと言うことのようだと受け止めている。ともかく同じことを良いと思って繰り返す。
絵を描く為には生活は同じことの繰返しにする。同じ生活を繰返してゆく。そのために生活を洗練化する。只管打画のための暮らしである。唯一、変わるのが小田原に行くときになる。小田原に二週間行くことが気分転換のようなものだ。
普段は日曜も休みも無い暮らしなので、まとめて無給休暇を取るのも良いのかと思っている。二週間農作業に専念して、又石垣に戻り只管打画に入る。こんな繰返しで、10年続けられるようにするつもりだ。