消費税10%が施行されて
消費税が10%になった。公明党が主張して行われた軽減税率である。食品の一部の軽減税率が最悪の形で行われている。訳が分からないことになった。このまま納税になるのだろう。消費税申告業務が複雑なことにならないか心配なところである。
これがコウモリ党のハタ迷惑である。偽与党は全体を見ることができないで、自分の立場的手柄を上げようとする。軽減税率を自分の手柄にしたつもりが、混乱だけを招いた。自民党も良いとは思うはずも無かったが、公明党に憲法改定を期待しているので、嫌とも言えなかったのだろう。これがアベ政治のどうしようも無い結果である。
今度は教育の無償化を主張しているが、これもひどい結果になるはずだ。世の中の仕組み全体が変わるのであれば、教育無償化もいい。しかし、すべてが受益者負担の中で、教育だけ無償になればおかしな事が起こる。このことは次の機会に詳しく考えたい。
消費税は賛成である。自給自足を目指す者には最高の税制度である。消費をしないように政府が推進してくれている。消費を抑える良い考え方である。節約は大切である。と言うので無いことぐらいは分かっている。
私はスイカで細かい買い物はする。「すいか」はしま模様の丸い果物では無い。SUICAと言う交通系カードということになっている。小銭を財布に溜めたくないからである。いつの間にか一円玉で財布があふれるからだ。一円玉でお金を払うのが、時間がかかりためらうことも多い。買い物の払いで、まごついていると後ろでいらつくのが分かる。
SUICAと言う交通系カードがとても便利である。Suicaで買い物をすると、いくらか安い。朝カフェラテ2杯をボトルに買うのだが、本来であれば300円であった。今は294円である。なぜそうなのかが分からないのだが、いくらか安いと思われる。これがカード払い推進ということなのだろうか。
すぐには気づかなかったが、最近になって分かった。つまり消費税が10%になっての便乗値下げになったのだ。ペイペイとかいうカードで払うとどうのこうのということと関係がありそうだ。キャシュレスを政府が奨励しているということなのだろう。
これも良いことではない。カードには分割払いとか、いくらまではお金がなくても、カード会社が貸すとか、こういうことになっている。カードを推進するのはないお金まで借りて使うことを奨励するためである。だから、カード会社はサービスを宣伝して結局はローン会社をやっているのだ。
Suica払いにする理由はもう一つある。JALカードのポイントがたまるのだ。これも本当のところたまっているのかどうか確認もしたことが無いのだが、昔そういう宣伝でJALカードに入ったのだ。これで駅でSuicaにお金を補充するときに、viewカード払いにしているのだ。
そうすると、Suica分のお金にポイントがつくとあったのだ。本当かどうかは分からないのだが、風呂屋の回数券までSuicaで払うことにしている。このポイントというのが怪しいものだが、有利となると面倒でもやってしまう性癖がある。
Suicaのお金が確か2万円が上限である。これは実に面倒くさい。しかも石垣には駅がない。ということはviewカードでSuicaにお金を加える機械が無い。そこで、小田原に行ったときに、ギリギリまで増やして帰っている。何か馬鹿げているが、その方が得だと思うとついついそうしている。2万円を4万円ぐらいにしてもらえないものだろうか。
消費税増税をやるなら、食品軽減税率には一つだけ方法があった。お米を無税にするのだ。そうするとお米の減税分がほぼ軽減税率分にあたる。これならわかりやすい。公明党より賢いやり方だ。
なぜこうしなかったのかと言う理由も分かる。選挙対策の悪平等である。あっちにもこっちにもいい顔をしようというのが、軽減税率の目的だったのだろう。消費者が助かればそれでいいとすれば、お米に集中すれば良かったのだ。お米の重要度は他の食品とは違う。主食を最重要視するのは普通のことだ。
田んぼが維持されることは、水害対策でもあるのだ。今回の大雨の時でも8月中であれば、かなり状況が違ったはずだ。すでに田んぼの水を抜いている時期だったから、上流部の保水能力が落ちていたはずである。田んぼにはダムの効果があるのだ。
消費税の食品軽減の趣旨にくわえて、水害対策にまでなる。公明党も選挙のことだけ考えていないで、日本のことも少しは考えてもらいたいものだ。今回の消費税騒動、あえて騒動とかくが、今の政治の悪い面が如実に現われている。