2012年のお茶摘み
ついにお茶摘みの日が来た。12日と今までで一番遅い。今年は春先寒かったので、遅れたというほどではない。これからコンテナなど準備をする所である。昨年のお茶は、お茶になったものを廃棄した。思い出すだけでも悔しい。しかもその賠償を東電はしない。理由は良く分からないが、我々が出した賠償請求が、東電の要求する賠償の書類の形式にのっとっていないということである。腹が立ちその話になってしまう。ともかく、お茶摘みを5月12日に行うことが出来た。
県と小田原市が記者発表したものが以下の記録である。(採取日:5月10日)
食品の種類(生産地) 放射性セシウム[Bq(ベクレル)/kg]
チャ(一番茶 飲用)(南足柄市)合計値 3.3セシウム134 1.18セシウム137 2.13
チャ(一番茶 飲用)(南足柄市) 3.3 0.936 2.41
チャ(一番茶 飲用)(南足柄市) 2.1 0.884 1.19
チャ(一番茶 飲用)(山北町) 1.8 0.977 0.850
チャ(一番茶 飲用)(山北町) 1.7未満 0.89未満 0.82未満
チャ(一番茶 飲用)(山北町) 1.8未満 0.92未満 0.86未満
チャ(一番茶 飲用)(秦野市) 2.2未満 0.86未満 1.29
チャ(一番茶 飲用)(秦野市) 1.7未満 0.96未満 0.75未満
チャ(一番茶 飲用)(秦野市) 1.6 0.75 0.822
チャ(一番茶 飲用)(小田原市) 2.7 1.08 1.63
チャ(一番茶 飲用)(小田原市) 3.5 1.48 2.04
チャ(一番茶 飲用)(小田原市) 2.3未満 0.94未満 1.36
チャ(一番茶 飲用)(開成町) 1.5未満 0.67未満 0.82未満
チャ(一番茶 飲用)(開成町) 1.7未満 0.83未満 0.892
チャ(一番茶 飲用)(開成町) 2.3未満 0.92未満 1.39
これは新しい厳しくなった基準が、飲用は10ベクレル以下ということなので、基準の半分以下ということになる。昨年は飲用で、30ベクレル前後であったと思われるので、その10分の1になったということである。これでお茶の場合は、この後増加することはないので、私は安心して楽しんで飲むことが出来る。参加者は21グループで例年の半分である。それでも新しい人もいる。数値の発表を待ってのお茶摘みになったので、準備も遅れた。葉も少し大きくなっている。1年ぶりのお茶の味はどうだろうか。また明日書き加えるが、数値だけでも掲載したいので早く出した方がいいと思い、ブログの途中で出すことにした。
農の会のお茶は、この地域の平均から考えれば、高い方であった。降り注いだ放射能は標高と地形がとても影響していた。海が見える高台のお茶畑が一番やられた。思い出したくもない数値であった。除染は土壌の持ち出しまで徹底して行った。農総研の指導に従い、深刈りも行った。上記の中で一番高いものが、3,5であるがこれより低いと考えていいだろう。お茶を入れるとどのくらい飲むお茶(飲用)に出て来るかというと、100から60分の1ということである。
参加したのは、20グループであった。摘んだお茶の量が、184キロ。午後2時終了。途中驚いたことに雨が2度ほど降った。この様子では夕方から危ないということもあり、早めに切り上げた。気持ちの良いお茶摘みで、少し今日は前向きな気分で過ごせた。放射能が何とか低くなったということで参加をしたという人もあった。不安は当然のことだ。
昨日の自給作業:種まき、オクラ、ハト麦、等1時間 累計時間:2時間 お茶摘み6時間 累計時間:8時間