5月の農作業予定
写真は舟原田んぼです。田んぼの色の違いに注目。一番上は耕さずにソバカスを蒔いたもの。中段はソバカスを撒いて耕したもの。下段は何も蒔かずに奥の方にある、堆肥の山を撒く予定。
5月 35時間(予定)
5月は結構農作業の立て込む季節である。まずは例年お茶摘みである。今年は12日土曜日に予定をした。8日に放射能測定をするので、その結果で最終判断をする。去年のようにお茶にしてから飲んではいけないというのでは、あまりのことである。お茶の場合、飲む状態で10ベクレル以下なら良いということである。もちろんこれでいいかどうかは別にして、小田原で10ベクレルを越えたお茶が出れば、出荷停止ということになる。つまり、この一年何とか放射能を削減してきた努力が無駄になる。田中康介さんによると、お茶の生産農家の人のところでは、絶対に出ない努力をしたそうだ。何度も深く刈り込み、秋の段階で、相当低くなったそうだ。心配なのは、何もしないで出荷してくる農家の人が居た場合。そのお茶が越えてしまった場合とのこと。農の会では、削減努力は専業農家以上にしたつもりだ。そして測定もする。それが越えていた場合公表せざる得ない。これが迷惑をかける結果になった場合どうしたらいいのだろうか。
野菜苗は、割合と好調である。情けない事だが、今まで踏み込み温床を使って失敗していたということが分かった。今年は落ち葉を集めたくなかったので、温床を作らずハウスの中で麻布をかけ、ラブシートをかけて苗作りをした。これが意外に好調で、早く巻いた割には生育は遅いが、充分の苗の量になった。5月は良いタイミングで、植え付けである。トオモロコシや、トマトは早いものは畑に抵触した。種を購入すると一袋で沢山ありすぎて、無駄にする。島村インゲンなど、52粒も入っていた。もう一袋のさくさく王子は30粒である。かぼちゃなど自家採取で1個から100以上採れてしまう。全部苗にしたら大変なことになる。無駄にするのが嫌で、冷蔵庫に取って置くので混乱する。今年は色々全部種を蒔いてしまった。余り苗は生ごみクラブのサロンで配ることにしている。先日も枝豆とスナップエンドウの苗をお分けしたら喜ばれた。こちらも気分がいい。
今年は長年やってみようと考えていた袋づくりを、はいじめて試みている。ゴボウと山芋を袋で作った。収穫の穴を掘るのが大変ということで、袋づくりをしてみた。苗土が余ったので良い機会である。大きな袋4袋に詰めて、その2袋にヤマイモを3本と2本を植えた。ごぼうは二袋にたくさん種を蒔いた。芽がでたら、数を減らしてゆき、3本位づつ育てようと思う。ごぼうなど6本あれば食べきれない。夕顔が発芽が何時も悪いので、今年は工夫をして90%の発芽になった。種に傷を付け、水に2日間付けておき、種蒔き。今年楽しみにしているのが、マクワ瓜。子供のころからの好物である。スイカやメロンより好きだ。それが何時も上手には出来ない。去年、そらやさんに頂いて食べて美味しかった。「甜掉牙」作りやすいと聞いたので、今年は期待している。
田んぼの方は6月3日が欠ノ上の田植えである。その準備が5月27日のアラオコシから後半に始まる。苗の生育は今のところ順調だ。様々な苗の育て方を並行して比較している。セルトレーより簡単で良い苗を作りたい。苗には天候が良かった。苗土も良かったと言える。もう寒波が来るようなことはない。穴あきのトンネルで上手く行っているので、今年は10℃を割らなかったと言える。問題はいつシートを剥がすかである。子の神では透明のビニールで覆っているが、高温障害が心配である。パオパオのべたがけは結局一番無難だ。3年使ってもまだ使えそうである。この後、根が苗床に抜けるかが課題である。代かきをしないとそれは無理なのかもしれない。来年は代かき方式を考えたい。やり残している竹藪の片づけも少しやりたい。少しづつやる気が出てきている。やや回復傾向かもしれない。