グリンフェスタ
グリンフェスタに、「小田原有機の里作り協議会」と同時に「MOGMOG」というダンボールコンポストの紹介と言う事で、二つの組織で二つのブースに出展した。諏訪の原のフラワーガーデンである。時々絵を描きに行っていたので、親しみがある。グリーフェスタも時々顔を出した事がある。出展は初めてだった。以前ほどの人出がなく、少し寂しいフェスティバルであった。出るに当って、二つのおかしな事があった。MOGMOGは他の販売するグループから、隔離するような形で、駐車場のはずれに追いやられたこと。有機の里の方では、販売してはいけないと言う事だ。何というおかしな話しかと思った。抗議する必要があると思いなが、時間や組織の決定方法の流れなどの事もあり、つい見過ごしてしまった。やはり、開いてみたら、ギクシャクするおかしなことであった。こう言う事は行政のどのレベルの所で決めるのだろうか。事後になるがきちっとした抗議だけはしておかなければならない。
有機農産物の試食を行った。本来なら、試食と同時販売をしなければ、本当の所など見えてこない。普通の野菜より高い値段で、販売されている。その高い値段で買うかは試食だけでは、どうも気分の行き所がなかった。農産物の生産者は農産物を生産し、販売する事を生業にしている。その生業をしてはいけないというのは、悪いものでも作っているような、とても嫌な感じだ。グリンフェスタへの出展は、農政課の担当者の努力である。これには感謝している。何か有機野菜を販売してはいけない理由でもあるのだろうか。噂のような話では、他の出展者が野菜を売るから。JAも売っているから。というのだが、まさか同じ小田原の農家が差別があるというのだろうか。何が、有機の里が販売してはいけないと言う事に繋がるのか。ここは明確な判断の理由を聞かせてもらわなくてはならない。
モグモグのブースが遠くの離れ小島で、時々交替に行ったのだが。私が座って居る時、中年の紳士から、叱責された。「あなた方は何故、抗議をしないのですか。こんな扱いを受けて、黙っている事がおかしい。」最初なんで怒られているのか分からなかったが、確かに、差別は差別されるものが作ることもある。こうした事を行っている側は、何も気付いていないのだろう。きちっと指摘することこそ、差別に気付く事になる。たまたま担当者のAさんが朝ブースに見えた。そのとき、フラワーガーデンにモグモグで出来た堆肥をいれる場所を作ってもらえないかと。お願いした。これは生ごみ堆肥化検討委員としての打診であると話したのだが。何と、即座に「フラワーガーデンをゴミ捨て場にするのか。」真っ赤になって怒り出した。この方が感情の起伏が激しいのは聞いていたので、話はそこで止めにしたが。生ごみ堆肥化検討委員会から、正式に要請をする道を探ると言う事は伝えておいた。
離れ小島に追いやられたのは、モグモグがどうも生ごみの処理法だからのようだ。モグモグがグリーンフェスタに出たのは、出来た堆肥が植物の育成に望ましいので、グリンフェスタこそ、適切なイベントであると考えたからだ。ところが、行政の一部の人達は相変わらず、「生ごみ処理堆肥を農地に入れるな。」という考えに固執しているようだ。先ず、小田原市の公的な場所で、実証実験をしなければならない。それこそ、フラワーガーデンの役割だと考えている。私を怒った紳士は、どこか遠方から見えた方のようだった。「こうしたボランティアで、市の為頑張っている活動をないがしろにしている、小田原市に失望した。抗議もしないあなた方も同罪です。」と言われた。抗議をしなかった自分が情けなくなった。野菜販売は出来ない上に、離れ小島で、差別されながらの展示。どうももう一つスッキリしないグリンフェスタであった。