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笹村 出-自給農業の記録-

2026年「のぼたん農園」計画

   

 

12月7日の総会があった。折り返し地点の5年目に入る来年のことを話し合った。来年こそ、自給農園の農業技術の確立に向けて進むことを話した。共働の姿も話した。養鶏を始めることも話した。下の共働田んぼのことも話した。島田さんと水牛牧場を始めることも話した。

1,担当田んぼの配置換えと、共働田んぼを作ること。

共働たんぼは誰でもが参加できるたんぼ。一度だけ田植をしてみたい人、子供に稲刈り体験をさせたい人。そうした初めての人を、のぼたん農園のメンバーが受け入れて、支えるような田んぼにしたい。共働田んぼは6畝あるので、3万円の会費にしたい。参加者10人なので、3000円になる。

ちょうど良い人数になった。10人いれば、田植も稲刈りも何とかなる。そして、他にも当日だけの人を募集する。まだ態勢が整っていないので、1月10日苗取り、11日の田植はこのブログと、フェースブックだけで募集をする。興味ある方は是非来て下さい。✉sasamuraizuru@gmail.com連絡を。

稲の品種を晩生の「たちはるか」「にこまる」「あきまさり」の3品種にする。7日に苗代に種を蒔いた。18日間で3葉期に成長している。やはり生育が少し早い。温度が高いと言うことなのだろう。いくらか軟弱気味なところが不安要素。概ね順調ではある。苗半作だ。

共働田んぼ用の溜め池が23日に完成した。三日月型で、5m幅で長さ15m.70㎡はある。深さが1mであれば、70トンの水が溜めておけると言うことになる。下の田んぼにも睡蓮を植えようかと思う。熱帯睡蓮は一年中花が咲いていて、見事なものだ。「ティナ」を今日株を浮かべようかと思う。

下の田んぼは6畝。畦の幅は2,5mある。ユンボで回れる。軽トラでも行けるようにした。これが自慢である。幅が広いのは水を保つためでもある。天水田の畦は2m以上欲しい。耕土は深くはない。下に珊瑚の砂層があり、さらにその下は石層である。

下の共働田んぼには「にこまる」だけを植えるつもりだ。1キロの種を蒔いた。3番田んぼに「にこまる」を少し分けるので、足りない場合は、「たちはるか」を植えようと考えて居る。「たちはるか」も1キロ播種である。5番田んぼはすべて「たちはるか」3番田んぼと2番田んぼに少しづつ植える。2番田んぼは「ゆがふもち」

余り苗があれば、マイコス菌まぶして、6番田んぼに植えて置く。6番田んぼはタイモと、マコモと植えるつもりだが、かなり空くはずなので、そこに「たちはるか」も植えておく。6番田んぼは、様々なものを植える田んぼにしたい。水が来ないこともあり得るたんぼだから。

5番田んぼは笹村担当の田んぼになるが、田んぼ作業をやってみたい人。自給の田んぼを勉強したい人は、いつでも受け入れる。共働田んぼと同様の考え方で進める。できるだけ自由度のある田んぼにするつもりだ。3回のひこばえを採ることが目標である。

「あきまさり」の種籾は2月半ばに来る予定である。3番田んぼで苗作りをする。3番田んぼと、6番田んぼに植える。その頃にも、7番田んぼに水があれば、7番田んぼにもマイコス菌を播種して、植えることにする。

2,水牛牧場を作る。

水牛で黒砂糖絞りの実現をする。サトウキビの絞り器を完成させること。サトウキビ畑の管理を行い、サトウキビが絞れるようにする。サトウキビ絞り器の完成を目指す。これを進める余裕が田んぼの田植が終わるまではないので、4月頃からになる。

水牛勉強会の実施。水牛のことはまだまだ学ばないとならない。特に次の世代の水牛担当が表れて欲しい。鼻紐一つ出来ない。近いうちに鼻紐作り講習会を行う。水牛を外につなぐ練習をする。外に繋ぎ、外の草をもっと食べさせないと行けない。水牛の移動を出来なければ飼うことが出来ない。

放牧地の管理をしないとならない。ネズミノオとススキが生い茂ってきている。ユンボを入れて、ススキとネズミノオを引き抜く必要がある。悪い草を片付けて牧草の種を蒔く。まず、C放牧地を整備して、整備が終わったならば、水牛をC放牧地に移動する。次にB放牧地の整備を行う。

また、下の田んぼの隣に、水牛放牧地を作ることになった。3反ほどある場所を貸してもらえることになった。島田さんの水牛を連れてくる場所である。福仲先生の水牛を連れてくることも考えて居る。3人の水牛をまとめて、共同管理が出来るようにしたい。

続けて行く為には水牛に興味のある人をあらたに捜して行かなければだめだろう。水牛に興味のある人も募集したい。水牛は癒やしの動物である。これほど優しくて、人なつっこい大型動物はいない。水牛車の需要は大きい。そこに水牛を供給する仕事もあると考えて居る。

3,果樹と水源林の管理。

上の小屋の奥にある柑橘類と苗陽性場所を整備を続ける。ギンネムコーヒー園の完成も引き続き努力したい。生き残ったマンゴーなどの世話。バナナの収穫と管理。来年は果樹園管理をきちっと出来るようにしたい。果樹園の周囲の管理が遅れている。なかなか草刈りが大変である。

うまく進んでいるコーヒー園の管理をさらにすすめたい。先日、石垣島にある樹林コーヒー園を見せていただいた。これがまた素晴しい。のぼたんコーヒー園はギンネムの林である。ギンネムの数と、風よけ林との兼ね合いを考えて行きたい。

4,溜め池やのぼたんの管理。

溜め池の睡蓮、蓮の管理。ため池周辺の管理。ヒカゲヘゴを育てて、さらに美しい場所にした。下のため池にも、ヒカゲヘゴがあると良い。石垣らしい溜め池にしたい。牧草が入り込んで行く。これを取り除き、美しい池を作ることが今年の目標である。

のぼたんの周囲の草刈りが必要だが、大変な作業になっている。これを何とかこなしたい。堀口さんが去年から1人で頑張ってくれているが、手伝わないと行けないのだが、田植が終わるまでは無理だ。牧草は何としても手強い。水牛をつなぐと言うことをうまく組み合わせたい。

休憩する場所も下の田んぼにも必要である。溜め池と合わせて、うまく休憩場所を配置したい。まず日陰にタイヤがあるので、タイヤに座るようにしたい。下の田んぼの整備を下の田んぼのメンバーで進めたいものだ。上にあるハイビスカスやレモングラスを下に移すのも良い。

5,放牧自然養鶏の提案。

鶏は自給農業には必要なものである。A放牧地のサトウキビ畑の中で、鶏を飼う。のぼたんのメンバーの希望者が7人になったので、各曜日の担当を参加者で調整して貰いたい。その上で、「やいま」で週一回の参加管理の出来る人を募集する。

週一回は「12時に鶏を外に出す。4時に鶏に餌をやり小屋に入れる。」週一回半日でれば養鶏が出来る。これを出来る人を募集する。各曜日のぼたんの現メンバーが1名いるので、加えて2名までである。参加者が揃ったところで、養鶏を始める。集まらなければ始められない。

自給の共働養鶏を行う。1人では出来ないことも、みんなでやれば出来ると言うことを実現したい。養鶏をやることは1人ならば出来る。ところが、みんなになると出来ないというのが、現実である。のぼたん農園も、自分の田んぼは出来ても、共働の作業は出来る人は少ない。

「共働で自給をやる。」力のない人を力のある人が補う。共働の精神が自給の目標である。自給農業を学びながら、共働の考え方を身につける。みんなのために作業が出来る人間になるために、のぼたん農園の自給はある。共働を学ぶ場と言えるのだろう。

養鶏はまさにその形を実現したい。1人では飼えない鶏をみんなでなら飼える。これを実現したい。週一回のぼたん農園に来ることが基本。まあこれも出来ないのであれば、養鶏は無理である。ただ、どうしても来れないときには同じ曜日の担当と調整をして1人は必ずでる。

養鶏の参加者も、のぼたんの様々な作業をして貰う。養鶏の参加者はその日に産んだ卵を持ち帰ることが出来る。私も一日1個は貰う。1人の参加者毎に2羽の鶏を飼う。20人の参加者であれば、40羽になる。まずは小屋造りからである。

 

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