のぼたん農園、3年目の田んぼ計画

一番田んぼ、笹村と吉盛さん
「台光」を植えて、ひこばえ農法を試してみる。8月末に種を蒔き、9月末に田植え、現在出穂を始めたところ。1月始めに稲刈り。そこからひこばえの2期作。3期作と試みる。
一回の収量は40キロ程度と考えて、三回の収穫で畝取りをめざす。
二番田んぼ、ぬちぐすい診療所
「ゆがふもち」を田植えして、一回だけの収穫を目指す。収穫以降の田んぼの管理法は未定。ここで苗代を作る。

三番田んぼ、中川さんと笹村
「ミルキーサマー」を田植えして、ひこばえ農法を目指す。中川さんには一期作を中心に関わって貰い、ひこばえ農法に関しては笹村が担う。

四番田んぼ、渡部さん
「ミルキーサマー」を田植えして、一回の収穫で多収を目指す。収穫後の管理は土作りを考えて行く。

五番田んぼ、圷さん
「ミルキーサマー」「台光」が現在植えられていて、不耕起田植えで、稲がどのように継続されて行くかを見て行く。現在3期作目のひこばえが成育している。ミルキーサマーの苗を補植用に使う予定。

六番田んぼ、三線グループ
「ミルキーサマー」を田植えする。現在、「とよめき」の3期目を観察しているが、ウイルス病が出て良い成育ではない。収穫をせず、ここで代掻きをして、田んぼ作りに入る方が良いかも知れない。

七番田んぼ、ゆんたくガーデン
「ミルキーサマー」を田植えか、あるいは直播きかで作る。現在田んぼの石拾い中。まだまだ石が多い。
種籾は「ミルキーサマー」の種籾を1.5キロを下地さんから分けてもらい冷蔵庫にある。「ゆがふもち」は県の農研センターの大野さんから500グラム今日分けてもらう。
11月18日か19日に苗代の準備を行い完了。27日か28日に浸種。12月2日か3日に苗代に播種。田植えが正月明けと言うことになる。稲刈りが4月中に終わる予定。
各田んぼの田植えまでの準備は各田んぼが行う。水が全体に不足すると考えて、代掻きを何度も行い、与那国の天水田は水牛の踏み固めを六回はやったとある。水漏れを少しでも減らす。また、高低差のある田んぼは水牛を使い土移動をする。
畦際に溝から、牧草が田んぼに入るので畦際を完全に草刈りをする。耕作中も草刈りが出来るように少し畦から離して、田植えを行う。一番田んぼは40㎝角で田植えをしたが、30㎝角にするか、40㎝角にするかは、各田んぼで決める。
肥料を嫌う人が多いようだが、現在の土壌の状態では、肥料を入れなければ十分な稲の生育がない。無肥料ではよい田んぼは出来ないと考えている。よみがえりをこまめに々入れることが、現状では一番効果が高いようだ。十分な稲の生育にならないと、穂が早く出てしまうのが、石垣の気候のようだ。
また、コロガシを十分に入れることが、土壌の腐敗を防ぎ根を十分に張らすことになるようだ。また間断灌水や時々土壌を湿潤状態まで乾かすことが、根の状態をよくするように見られる。上手く乾かしから、湛水に戻すの繰返しが重要と考えている。
渇かした場合、水が溜まらなくなるので、コロガシを入れる必要がある。コロガシを入れられないのであれば、土壌を渇かすことは出来ない。コロガシを入れるためには40㎝角にうえたほうが、株の際の根がいた生ないので、稲のために良いような気がしている。
アカウキクサは、まだ2年目とよく観察が出来ていないが、5月頃と、11月頃に広がる。もう少し通年で広げるためには何をすればよいか検討をする。確かにリン酸肥料が効果があることは分かったが、肥料を入れなければ広がらないのでは困る。
2年経過して、ひこばえ農法を続けることは、一年中田んぼに関わらなければならず、グループによっては難しいと言うことは分かった。しかし、ひこばえ農法は自給農業技術としては、可能性が大きいと考えている。そこで、一番と三番と五番と六番はひこばえ農法を継続して、その可能性を研究して行く。
土壌が田んぼらしくなってきたところもあり、今年の栽培はある程度良くなることが期待できる。風の対策があるので、苗は3本植えが望ましい気がしている。1本植えでも分ゲツはするのだが、風で倒される可能性がある。
苗代のネズミ対策は昨年の苗代では成功した周囲に水を張り、ネットで覆うやり方を行う。そのやり方を何とか田んぼ全体に広げることが出来ないか、検討をする。ネットを4列に張れば田んぼ全体が直播きに出来る。このやり方の検討をしてみたい。
ゴンベイで直播きをする方法も試みてみる。浸種を行わないで、発芽が上手くゆくかどうかも検討が必要。六番か、三番で試みてみる。ミルキーサマーでやってみたい。