第117回 水彩画 日曜展示
第117回 水彩画 日曜展示
大きさはすべて中判全紙です。
780「北アルプス」
2022.7
781「岸辺の村」
2022.7
782「宮良川の実り」
2022.7
783「桜咲く」
2022.7
784「永太郎さんの田んぼ」
2022.7
785「光る富士」
2022.7
786「暮れる妙高岳」
2000年頃の絵
最後の絵はたまたま引き出しの奥から出てきた絵。他のさくひんは最近の作品。今回展示してから整理することにした。今描いている絵と20年以上前の絵では少し違っている。一番は色が違うと思う。つまり絵の考えが違っていたのだと思う。
絵が昔より良くなったのかどうかは分からないが、今の方が色彩の画面になっている。色に対する意識が働いている。色が立ち上がるまで描いている。良い感じにならないとしても、色がどうにかなるまで絵を描いている。曖昧さが少なくなっているような気がする。
もう一つ変わったと感じたのは筆触である。昔の絵は筆触で表現しようとして、筆触に意識して変化を付けている。今も筆触への意識は強いのだが、できるだけ平板な形にしている。筆が変わったと言うこともあるかも知れない。以前は上野の池之端にある不朽堂の宮内さんにつくっていただいた白鳳という筆である。今はコリンスキーの10ミリ前後の筆を使っている。