石垣市住民条例の改悪が提案された。

   




 石垣市では市長が市民条例の改悪を提案した。住民投票が市議会の承認が無ければ、出来ないように変更しようというのだ。こんなひどい話があるだろうか。民主主義を後退させようとしている。許されることではないが、常に権力者は住民を支配しようとする存在になる。

 アベ政権がなんと、2度目のアベノマスクの配布をした。背景は分からないが何か薄暗い約束が見え隠れする。何故かこの愚行をもう一度行った。なぜ、評判の悪いアベノマスクの無料配布なのか、説明は結局無かった。第2波が始まるとそれを全国に広げるためのような、GO TOトラベルである。

 石垣島ではゴーツートラベルで石垣で一番の高級ホテルで、クラスターが起きた。多数の外国人労働者が感染したのだ。そこから島民への感染も広がったのだろう。日本人は普通であればそのホテルには滅多に宿泊しないだろう。ゴーツートラベルの半額だから泊まったのだ。

  観光客が悪いわけではない。何の対策もしないで観光客を受け入れた行政に大きな責任がある。深夜の風俗営業店は危険が大きいのだから、営業自粛を要請すべきだった。ホテルでは感染対策を徹底できない場合は、閉鎖すべきだった。石垣島では行政はそうした対応を何もしていない。

 国も地方も行政にはコロナの力の前には手立てがなかったのだ。手立てがないことをごまかすためにどうでも良いようなことを行いごまかそうとした。石垣市では宿泊客の通報システムが出来たが、全く効果は無かった。当たり前だが、コロナは政府の愚策を忖度をしてくれなかった。アベ政権はいつも周りが忖度してつじつまを合わせてきたにすぎない。

 経済をアベ政権が建て直してくれたという説があるが、とんでもない話だ。日本の経済を何とか持ち直したのは中国経済とアメリカ経済の牽引である。アベ政権は何も出来なかった。アベノミクスは新しい産業の創出がついに出来なかった。日本人が内向きになったからだ。

 石垣市長が住民自治条例を今更に改悪しようというのは自衛隊誘致の忖度である。何故石垣島の市長が自民党政権に忖度するのかの背景は、薄暗い闇があると想像される。住民の暮らしを守るという市長の役割を忘れてしまった中山市長である。

 市民の側に立たずに国のお先棒になる市長など全くいらない。大体にこうした手先の悪代官がお上を忖度して、一番住民を痛み付けるのだ。中国を先制攻撃するミサイル基地を石垣島に作ろうとしている。このことは最近までごまかしていたが、予想通り先制攻撃のミサイル基地であることがいよいよ明白になってきた。

 政府も石垣市もしめしめ、尖閣諸島を棚から下ろした効果が上がってきたと考えていることだろう。平和的な解決など端から考えても居ない。

 自衛隊敵基地先制攻撃ミサイル基地は、石垣島の住民には危険が増しただけのものである。誰が考えても明らかである。日本を攻撃しようと考えれば、まずこの基地を叩くだろう。相手の中国の方が強いのである。原爆を保有しているのだ。日本が出来ることは憲法に決められた平和的手段しかない。このことを逆手に取る以外道はない。

 その敵基地攻撃ミサイル基地を市長は仕方がないと受け入れているのだ。たぶん仕方がないではなく喜んで誘致している。市民の危険が増すことであっても、国を優先しなければならないのだから、仕方がないなどと良くも言える物だ。石垣市民を捨てた、売島奴ではないか。

 この石垣島のミサイル基地が、石垣島の住民の安全の為だと強弁しているのであれば、一体どういう形で安全が増すというのだ。過去の戦争を見ても分かるとおり、米軍が攻撃した島は日本軍がいた島だ。日本軍の居ない島は相手にせず通り越したのだ。

 沖縄本島の悲惨な地上戦は、本土決戦の時間稼ぎだけだった。全く日本軍の戦略の甘さが、原子爆弾で一気に崩壊したのだ。そうでなければ本土でも地上戦が行われたはずだ。本土のために沖縄を犠牲にしてかまわないという市長はいらない。どうせ国という物は国民を単なる捨て駒の材料としてしか見ていない。

 過去の戦争の時にも、残念なことに沖縄の住民が軍隊の手先に成って住民の殺害まで行った事例が200例ほどあるとされている。石垣市長などはまさに自分の暗い何かのために、住民の暮らしを売り渡している人間としか私には見えない。

 もしそうで無いというのであれば、ミサイル基地が出来るとどういう形で石垣島が安全になるのか説明する義務がある。この点を広報でも良いので、明確にする義務がある。いままであらゆる物を調べて市長の発言を読んだが、どこにも自衛隊の必要性については、具体性のある説明はない。

 こうした蒙昧な市長のおかげか、予想通り石垣島のコロナは広がりを見せている。何の対策もないままにゴツートラベルなのだから、当然のことである。ホテルでクラスターが起きている。よるの風俗飲食店でクラスターが起きている。それでいて、対策をしている市長の顔をして、テレビに出たのには驚いた。クラスターの起きたホテルを見てみれば、市長自慢のコロナ自主的報告が効果が全くなかった反省をしなければならない。

 経済をなんとか崩壊しないように保ちつつ、医療崩壊も防ぐ。この方法は一つしか無い。「老人の外出禁止」これにしかない。政府は老人を別扱いにできないでいる。世界でこれを実施した国はないが、これ以外に経済と医療の両立はない。結局は日本の老人の自主的外出禁止で、何とか医療崩壊が収まってきたのだろう。

 何故アベ政権の次が菅政権なのか。明らかに身内優遇を続ける目的以外に見えない。未来のことなど想像もしていないだろう。このまま日本はずるすると、経済が崩壊に向かうと考えるほか無い。ワクチンが出来ればオリンピックも可能などという見解もあるが、そんな拙速にワクチンを早まって使用して良いはずがない。

 海外がどうせ先行する。ロシアなどすぐにでもやるようなことを言っている。中国も同じである。その当たりの様子を見てからのほうがいい。日本のワクチンはオリンピックのために急ぎすぎてはならない。

 日本の社会は自粛には成功したと見られる。しかし、自粛には限界がある。人間そう長く我慢は出来ない。この状況に至った社会では自粛をいくら呼びかけても効果ある状況は作り出せない。自粛は老人中心でかまわない。若い人にさらに自粛しろはもう限界である。気力が失われてしまい経済がだめになる。若者に老人のために我慢しろなどという必要は無い。

 石垣島は観光を中心に経済を回すことでしか未来は作れない。それならば、コロナに強い島。感染症に強い島を提案すべきだ。コロナが終わったとしても又新たな感染症は必ず登場する。テラス文化の奨励。ホテルは心地よいテラスで食事が出来るようにする。野外の舞台で八重山の唄が聴ける。台湾の夜市を模した、飲食街の形成。

 市長は自衛隊基地よりもやるべきことが山ほどあるだろう。中山市長には出来ないだろうから、市長はリコールしかない。もうその時が来ている。

 - Peace Cafe