石垣のお店看板ベストテン

   

 石垣島に戻った。自分の場所に戻った気になる。一日目は絵は描けなかったが、早く描きたいところだ。石垣は例年になく寒いそうだ。最高気温が20度にならなかった。小田原から来ると、少しも寒いとは感じない。からだが緩む。10日ぶりに太極拳をやったが、もう忘れている。

  街へ出るとつい看板が気になる。散歩の楽しみの一つが面白い看板を見つけることにもなる。入り口のドアが力が入っている家も多い。お店は観光客が多いということがあるのだと思う。初めて見た人が、引きつけられる看板にしているのだろう。

 こうした看板の形が、石垣島の街の空気感を作っている。手作り風の看板も多く、緩い感じがあって好きだ。面白い看板を探して歩くだけで、散歩が楽しくなる街だ。

 初めての人が好奇心を持つ看板。お店の人が想像できる看板。店の外観で判断されると考えてのことだろう。石垣のお店は大体に7時ぐらいからである。宵っ張りである。だから入ることはまずないのだが、お店の看板は見て歩いて楽しんでいる。作品としてみて鑑賞に堪える看板が至る所にある。そのうち石垣島看板10選を作ろうと思っている。

 今回は今まで面白いと思ってとった看板の写真を並べてみる。まだまだある。新しいものもドンドン出来ている。

 たぶん台湾から来た、仲良しがお店に入ろうとしてはしゃいでいた。独特の辛子油のようなものを売っている。看板猫がいるお店だ。

どこか西部劇に出てくるような感じ。

 イカリの木彫看板が印象的。たぶんこの制作者は街のあちこちに作品を残していると思う。

このお店はお店の中も同じ味わいである。

これは人魚なのだろうか。マナティーなのか。ライトも風情がある。

令和の年号が決まった直後の新川小学校の入口。こんな小学校なら子供も行きたくなるかも。


 このお店のたたずまいには引きつけられる。物語がある。地母屋さんというのだが、一体何を売っているのだろう。宮沢賢治の世界観である。たぶん、具体的なものは売っていないと想像している。

 このお店では時間を売っているのかもしれない。たぶん癒やしを売っているのだと思う。お店の方を見たことはないが、大体は想像が出来てしまいそうだ。

 ここはペンションなのだと思うが、いい雰囲気だ。心と何かをつなぐ宿。

 普通のお宅である。この花をかき分けてはいる感じがすばらしい。一年中賑やかな花で埋まっている。まさにおもてなし文化である。

 アックン卓球場である。一度やらせて貰った。中は意外に広い。卓球台が四台もある。アックンは国体にも出た方らしい。まだお会いしたことはない。若い人らしい。でも想像できるではないか。



 ここは家のすぐそばのマンション。上る階段に絵がある。よく見るとこれも看板のようなのだ。しかし、上の方を見ても、特にお店らしきものはない。一体何のお店があったのだろうか。間違いなく石垣の風景が描かれている。

 看板と言ってもこれは市民会館である。いい文字なのでつい。石に点があるところがいい。なくてもいいのに、これを描いた人の意識が面白い。点一つで自己主張した。

それまで食堂。すごい命名だ。レストランなのか。学習塾なのか。文字は体を表す。

 山北にいた頃巨大なモンステラを持っていた。三軒茶屋に家が出来たときのお祝いにモンステラを貰った。それを50年ぐらい持ち歩いた。通るたびにあのモンステラを思い出す。看板と生きたモンステラがつながっている感じがすばらしい。

 和菓子屋さんだとズーと思っていた。満月のにじみがとてもいい。居酒屋さんなのだ。

 この家がどんな家かが不思議だ。初めて見たときには度肝を抜かれた。どう見ても普通の住宅のようなのだが、石垣文化の象徴の家のような気がする。

 この家の方は他にもイラストを描いているような気がする。だとすると看板やさんの看板なのか。

ここはペンションのようだ。あくまでようだと言うことなのだが。

ここは中村屋さんというカレー屋さん。家がすごい。庭もすごい。石垣小学校の裏である。何度か行ってみたがすばらしい。

 石垣で一番しゃれ感のある入口。置くにはヨットも置かれている。設計事務所なのか。デザイン事務所なのか。

 味噌汁とでているところが気になっていた。石垣には味噌汁定食というのがある。つまり味噌汁がどんぶり出来てご飯もどんぶり。味噌汁が一品料理なのだ。このお店のそうきそばはうまい。

 家のすぐそばにある天ぷらのお店。よく買いに行く。とても良い方がお店をやられている。安くて、旨い。夏は氷もやっている。

 レトロ看板である。お土産屋さんというより、貝の標本館のようなお店だ。めずらしい貝が並んでいる。


市役所の前当たりにある居酒屋さん。入口がいい雰囲気で飲みたくなる。

 石垣焼きのシーサー。ここで焼いていた時代があるらしい。残念ながら今はない。このすくっとした立ち姿は魅力的だ。ろくろで壺を作りのようなシーサー。Vサインが売りらしい。

地母屋さんの入口。なんともすごい。私には明けられない。異空間に引き込まれそうだ。


地母屋さんの木戸。ここでスイジ貝を知る。こんな木戸を作れる人がいるとは。

この漆喰シーサーの作家は有名な人らしい。どうもこの瓦の破片は困る。

石垣牛のお店なのだろう。控えめ感が悪くない。



確かに力が入っている看板だ。居酒屋なのだろうと思う。


これは不思議な作品だ。看板なのだろうが、何の看板なのか分からない。


ビルの3階に誘導しているのだろうが、何のお店なのかは今ひとつ分からない。


 どんなてぬぐいが並んでいるか想像できる看板である。スタンプワークというのはどういう意味なのだろうか。型染めと言うことなのだろうか。


 いかにもの衣料品店なのだが、ちょぅっと入口がいい。


 路地裏のジャズ喫茶。雰囲気がすごくいい。ライブハウスもある。石垣音楽文化の象徴。


こっている木造り看板。どうだろう、ペンキ看板の方がこの店らしく感じるのだが。


そらやさん。度もうアロママッサージのお店らしいが、草に埋もれた看板が良い空気。

 まだまだあるのだが、手元にあるのだけ。そのうち整理したい。

 - 石垣島