台湾旅行桃園空港から、ソウアオまで。
桃園空港ではまだ入国審査所より前に、両替所があった。ともかく両替と思いそこで5万円を両替する。いくらくれたのだかさえわからないまま、台湾のお金をもらう。1000台湾NTと500台湾NTと100台湾NT紙幣と小銭があった13,670NTドル。レートは0,274と出ている。クレジットカードが使えるという。11,620NTドルが残っているから。2000NTドル8000円ぐらい使ったようだ。いくらか、悠遊カードにお金が残っているはずだ。
入国審査はパスポートと機内でくれた書類を書いておいたので、それを出しただけだ。顔認証と両手の親指の記録をした。ヨーロッパでは特にないようなところもあったが今は、テロなどもあるから厳密は厳密なのだろう。長蛇の列であった。持ち込み品の税金の申告場所もあったが、当然何もないので通過。
そのままインフォメーションを探す。結局英語で聞いている。ポケトークどころではない。ついフランス語も出てきてしまう。やはり外国語というと、昔覚えたものが頭のどこかに残っているのだろう。どちらも片ことなのだが、通じることは通じる。インフォメーションはツウリストということだった。
案内書では日本語が大丈夫と思っていたのだが、ダメだった。日本語の地図をくれたのだから、日本人ということはすぐ理解したらしい。私には周りにいる人と私の違いはよくわからないが、向こうにはすぐわかるらしい。ソウアオまで行くバスを教えてくれと話すのだが、無いという。どうもソウアオとい発音が相当に違うらしい。文字を書いて見せて、UBUSというのがあるはずだというと、電話をしている。あるのだが直通がないので、羅東で乗り換えということである。羅東の夜市があるからちょうどよいと思い、すぐ移動する。
14番バス乗り場の1661というのは調べたとおりですぐわかるが、切符の買い方が分からない。するとそばにいた人が、親切に教えてくれる。日本語を話す人もいる。ついには、窓口まで連れて行って切符のことを話してくれる。驚くほどみんな親切だ。
切符を買うと、14時30分とある。ところがバス乗り場に並んでいたが、乗れたのは、15時30分。それでも夜市には間に合うと思っていたのだが、羅東に着いたのが、19時。なんと3時間半もかかった。ガイドブックにある1時間半はおかしいもいいところ。渋滞と工事中である。
羅東までの高速バスは立派なもので、Wi-Fiもフリーである。充電もできる。二階建てバスの一番前の運転手さんの上に座った。眺めもいいし快適である。長いバスの中で、いろいろの作業ができた。まず腕時計の時刻を台湾に帰ること。これはフィットビットの設定を台湾に変えなければならない。結構手間取った。フィットビットの文字まで、中国語になってしまった。
タブレットの時間も台湾に設定し直したが、これも手間取ったが、何とか出来た。やたら時間があるから、研究しながらやった。若い人は反射的にこういうことをこなす。理屈でやるから時間がかかる。まだ、このノートパソコンはそのままである。
もらった地図を見ながら、今どこを走っているかわかる。桃園市を過ぎて台北へ。故宮博物館の写真で見覚えのある姿が、高速からよく見えた。立派なものだ。街は近代都市で、ビルの頭に台湾風の塔があるのが特徴。道路でも建物でも、想像した台湾より、はるかにきれいで新しい。日本が遅れてきたのだなと感じた。
石垣島に遊びに来る人は田舎から来ているわけではない。都会から田舎に来て楽しんでいるわけだ。今度石垣でのポケトークは話題が違うぞ。バスは山の中に入る。トンネルが続く。もう暗くなっているので、あたりはよくわからないが。突然温泉地の歓楽街に出る。ネオン輝くお店が続いている。にぎやかでふらふら歩きたくなる。
そこからすぐに街に出る。宣蘭市にでる。田んぼがたくさんある。夜で良くはわからないが。ここでまた時間が相当かかる。街中に行って戻った。そしてやっと羅東に着く。降りたのは電車の駅のすぐそばらしいのだが、あたりに説明らしきものはない。ソウアオ、ソウアオといいながら、バスの運転手さんに聞く。するとすぐ走り出して、乗り場に連れて行ってくれた。すぐ出るバスがあるらしい。しかし切符がないから乗れない。ところが、切符というものはないらしい。ここで悠游カードである。ところがまだ買ってない。切符売り場らしきところで、お金を出してソウアオというと、何を言っているのか不明。そばにいた人が英語で説明してくれる。どうもここでは悠游カードは売ってないから、両替をしてもらい。バスに乗り運転手さんに渡せということらしい。
なんかわからないまま小銭をもらい。うろうろしていると、ベンチに座っていろと指さす。バスが来たら、乗せてやるといっているらしい。それでも、バスが来るとバスのそばに行くので、みんなに笑われてしまった。ここで30分ほど待っただろう。訳の分からない行く先だが、これで行くから乗れと、案内所のおねーさんが出て来て乗せてくれた。
バスに乗ると、隣に座ったオバーさんが何やら言っている。向かいの人が何歳かと、聞いていると英語で教えてくれる。70歳だというと私は72歳だという。私が年寄りに見えたのだか、若く見えたのかは何やら言っているが、不明である。
スウアオまでくるとこの72歳のオバーさんが降りろと教えてくれた。運転手さんにいくらかわからないので、小銭を見せると、取らない。400TNドルと言っているらしいので、4枚入れる。良かったらしい。しかし降りると、雨である。暗い。ホテルは分からない。そこで開いていた。コーヒー店のおじさんにイーリーホテルを教えてくれと頼むと、なんとなく伝わる。歩いてゆくのかというから、タクシーだというと、わざわざ電話で呼んでくれて、料金まで交渉してくれる。
今度は親切な運転手さんで、ホテルの受付までついてきてくれて、これで安心と帰られた。皆さん敬老精神があるというのか本当にやさしい。何人の方に助けられて、ホテルまでたどり着けたことか。夜の8時である。日本時間で言えば、9時である。
ホテルに着いたはいいが、お腹がすいている。酒も飲みたい。外はどうもあまりにぎやかな場所ではない。一度は寝ようかと思ったが、あちこち廊下の窓から見ていると、セブンイレブンが見える。よし行くぞと出かけて、悠游カードを買いに行く。
これが分かりにくいが、セブンイレブンの若い2人の青年が実に熱心に教えてくれる。ほかに、お客さんもいないので、あれこれ親切に最後にはスマホの日本語通訳まで出してくれて、悠游カードの入金方法を教えてくれる。その結果セブイレブンでも買い物も、入金もできるということがやっと理解できる。
ここで、酒を買い。外にある屋台の焼き肉屋さんで、うまそうな串焼きを買う。これが実においしかった。今日一日の、朝には渡部さんの親切な忠告で、飛行に間に合う。その後、台湾の人の親切に触れる。良い旅である。うまい酒といってもキリンであるが、これをを飲んでぐっすりと寝た。