空からの八重山諸島の美しさ
石垣島に行くときの飛行機はできる限り窓際の席をとる。行きであれば、右側の席である。帰りは左側が席である。翼から離れた、席が良い。飛行機からの景色が素晴らしいのだ。特に離陸、着陸の前後は目を離せないほど面白い。飛行機は毎回少し飛ぶ位置が違う。通過してゆく八重山の島も見える位置が少し違う気がする。一度、沖縄本島の真上を通ったことがあったが、その後そのルートは通らない。あれは、那覇経由便だったという事なのだろうか。屋久島上空もあれば、奄美大島上空もある。金沢に行くときに、アルプスの上空を通るのだが、これもなかなかの絶景といえるだろう。地球というもののすごさを痛感する。琉球弧と呼ばれる島づたいに飛行機は飛ぶ。だから、この島は何島なのかと地図に照らし合わせて楽しむことができる。人の住んでいる島。人のいない島。上から見るとよくわかる。人間が耕作して作った農地というものが、景色なのだと良く分かる。この空間間が面白のだ。
島の所にだいたい雲がある。よほど晴れの日でも、島にいくらか雲があることが多いい。島には多くの場合飛行場と港がある。飛行場がその島の生活戦のように見える。港は2か所あることが多いい。風向きで使う港が違うという事なのだと思う。島の周りには金環食のように、波が白い線を作っている。白い線の内側にコバルトグリーンに明るくなっているところがある。浅い海で白い砂が見えている場所だ。上から見るとサンゴ礁というものが、どのようなものかよくわかる。宝物のような島だという事がわかる。
島があれば2重になっているように回りにサンゴ礁が取り巻いている。これが実に美しい。港があるとそこだけがサンゴがない。たぶん港を作るために掘り下げて、深くしたのだろう。今回のように良く見えたのは、3回目だ。1割ぐらいという事になる。天候が良いとしても、午前中の便でなければだめだ。光の角度が悪いと、見えるのだけどまぶしくて、良く見えないことの方が多い。遊覧飛行というのがあるが、ヘリコプターで青ヶ島に行った時の景色もすごかった。この空間のすごさというものには、どういう感覚なのか目が覚めるようなものがある。私は高いところはあまり好きではない。目が離せなくなるのはそういう事かもしれない。それでも席を決めるときは必ず窓側にする。飛行機からの島の美しさは写真では3割ぐらいしか分からないだろう。
これは、今回も書いた場所である。川というもののすごさがある。宮良川の上流部である。田んぼに使われている水なので、田んぼの時期は豊かな水量で流れている。この流れの始まる少し上流部に大きなダムがある。これは早朝の写真だ。このように光が傾斜して入る時間が面白い。今なら6時から8時までが描くのに一番良い。この絵は途中で終わってしまった。次に行ったときに続きをやってみたい。この場所は、これから何度も描いてみたいと思いっている。