ふるさと納税
空と海の岸辺 のもう一枚。画面の下の方の岸辺の描き方に思うところがある。もう少しで出来上がる。
ふるさと納税が節税対策になるというので、利用が広がっているという。私が初めてやってみたのは、相馬市である。小田原の加藤市長が是非やってほしいと市民に呼び掛けたので、応じた。小田原の税金が減っても構わないという、思い切った呼びかけなので、その心意気にはこたえたいと思った訳だ。それからふるさと納税を調べてみたのだが、様々な意味があるようだ。「ふるさと納税」という言葉は誤解を呼ぶ命名である。「希望納税」はどうだろうか。自分の生まれ故郷ということでなく、納税を希望する市町村どこでも構わないということがある。過疎対策で苦労している、山村に納税したいとか、米軍基地でひどい目にあっている、市に納税したいという場合もあるだろう。東京都の猪瀬知事の批判の為に、東京都には納税したくないという人もいるかもしれない。つまり、リコールの手段にもなる。さらに、最近の傾向では、故郷納税に対して、様々な特典を用意して、地域振興の手段にしようという地域も出てきた。それが故郷納税の節税対策ということである。
納税だから、地方税を納税していない人の場合は、意味をなさないのだが、1万円納税する人であれば、2000円の自己負担で、どこにでも納税できる。その時に2000円以上の特典が用意されている市町村があるということだ。これが6000円もするようなものであり、これにつられてふるさと納税する人が増えているらしい。ふるさとチョイスというウエッブサイトがあり、様々な特典が紹介されている。何か、欲得で納税地を選ぶというのは邪道のようではあるが、自分が応援したい市町村に一部の納税を行うというのは、自分の住んでいる地域の行政に反省を促し、努力をさせるということにもなる。納税者自身がの税の使用目的を指定できるという面で、可能性のある制度だ。農業や、漁業の振興の為の目的を特定できる納税という地域も、沢山ある。
それでは小田原市の場合はどうなるかというと、以下の目的が選択できる。物産をもらえるということはない。まちづくりの推進、自然環境の保全(ふるさとみどり基金) .子育て、高齢者等の支援(社会福祉基金) .地震、風水害等の対策(防災対策基金) .教育の推進(奨学基金) .文化、芸術等の振興(ふるさと文化基金) .天守閣等の施設整備(小田原城施設整備基金) .市長におまかせ(一般寄附) と成っている。どの程度あるのかは調べたがわからない。あこがれの石垣島の場合、様々な特典があるのだが、石垣島ジンジャーエール、発酵ウコン茶、請福梅酒(ミニボトル)のセットが1万円以上で送られてくる。特典で選択するというのもちゃっかりだが、広報が送られてくる所が結構あるようだ。これは実に良いアイデアだと思う。ランキング1位が倉吉市で高齢者が住みよい全国1位の街らしい。ふるさと納税する人が一番はやはり東京都。100人に一人が行うらしい。これは猪瀬知事批判という訳ではないだろう。神奈川県は全国2位で、83、817人。
名護市に納税したいと考えていたのだが、選挙で、辺野古移転推進派が当選してしまえば、逆効果になる。まだ判断できない。稲峰氏が当選したらすぐふるさと納税するつもりだ。それにしても、タイミングを合わせたように、那覇・名護市間の鉄道が出てきた。選挙前にどうも意図的な発表としか思えない。相馬市の被災した子供たちの育英資金にふるさと納税したら、市長からお礼の手紙が来た。10年間は行うということを書いた置いた。そうしたら、もう十分だからふるさと納税しないでいいという文章が今年は来た。違和感を覚えたが、なかなかの人だとも思った。復興支援金として、育英資金が十分に行っているということか。どうも離れた土地の実情というものは分らない。これはふるさと納税の欠点かもしれない。やはり、一定額以上の人には、広報を送るというのは良いことだと思う。この市長は、福島県各地の市長が落選している中、再選された人だ。