稲の様子
下の方の11番田んぼから見ている。
6番田んぼの入水口の稲を上から見ている。
6月2日に田植えをした稲が、5週を過ぎた。3月20日 籾洗い。4月21日が種まき。田植えから6週が経過した。5葉期で田植えをして、現在11葉期なら普通の生育。そらやさんが稲の葉の数を教えてくれた。稲作でわからないことは、そらやさんに聞くことにしている。間違えがなく正確である。分ケツと思いこんでいたものが、難しい感じはあるのだが分ゲツだと教わった。品種によっておおよその葉の数は決まっているという。14枚から、18枚くらの間の品種が多いいようだ。コシヒカリが15,3となっている。欠ノ上で作っているサトジマンも同じころが、出穂なので似たような葉数と考えていいのだろう。5日から7日ぐらいで一枚葉が出るとある。正確に数えている訳ではないが、現在、11枚というところである。この後5枚ほどの葉が出て16枚になり、止め葉となり出穂となる。つまりあと5週くらいということになる。8月11日からの1週間が出穂の予定日とすれば、例年通りの生育である。
分げつが既に、10を越えた株もかなりあるが、特に少ない株では、今だ4分げつというようなものもある。写真の入水口の株は少し遅れている。苗の重要性を痛感する。良い株はすでに18分げつのものも出てきている。葉色はまだ濃くなって来ない。暑くなったこの1週間で濃さが増してくると予想している。開帳型の株も多いので期待できる株姿である。5月、6月と、稲としては天候に恵まれた。日照がかなりあったということが一番であろう。水温は朝の段階でも、水尻の一番高い場所では25度ある。日中は40度まで上がっている。11枚に分かれているので、観察のし甲斐がある。苗代を作ったために、4番と、5番は4月始めから水を入れた。この田んぼは例年より良い。生育も悪くない。草も少ない。来年は全体を春水田んぼにして、11番は通年水を入れてみたい。今年初めて田んぼにした11番は葉色が濃い。株自体はどこよりも小さいのだが、色が上がっている。ここだけ、もち米ということもある。1本苗ということもある。入水口を変えてみたがどうなるだろう。
ここまでの作業は、田車による、コロガシを行った。基本的に縦横を転がす。私の担当部分の2番はそれだけである。他の人はもう少しコロガシをやっているかもしれない。困るほどの草は出ていない。今年は覆田4年目なので、草が出るものなら出てくるはずだ。ソバカス抑草もそれなりに効果があったとみている。トロトロ層が出来るとコロガシの効果が強く表れる気がする。また、縦横に入ることで、ガス抜きにもなる。7月の作業は目立つコナギの拾い草になる。目立つ草を手で取る。拾い草は草丈が伸びて葉先が目に入る前に終わりたい。7月中ということになるだろう。これは気がついたときにこまめにやるのが一番なのだが、コロガシの作業もそうなのだが、中に入って土の状態の確認をする意味が重要である。土の匂い、肌触りが大切である。気になる点があれば、干し田をする。そろそろ干すかどうかの最終判断が必要になる。干し田はやらないで済めばその方がいいと思っている。いずれ土の状態によって判断する。
今年はイネミズゾウムシが出なかった。ツトムシもまだ見ていない。暑さが早く来たから、ツトムシは出るかもしれない。病気らしい株は今のところ見当たらない。ヒエは全く見当たらない。隣の田んぼでは少し見かけたから、無くなった訳ではない。南の方ではヒエはなくなったという、話を聞いた。それならありがたいが。水温を上げる入水口前の池にはクワイを作っている。だいぶ立派なクワイ池のように見えてきた。毎日クワイの成長を見れるのが楽しみである。面積的には27アールということで、1350キロ採れれば、反収500キロ(8,3俵)ということになる。収量ばかり気にしてもいけないのだが、すべての結果は収量に現れると考えている。一番の心配はイノシシだろう。最近も時々現れる。わなを仕掛けるしかないのかもしれない。水まわりに行った時には、「削っ太郎」を持って回る。手が届く範囲の草はこれでかき取る。涼しい時間に拾い草に入ることにしよう。