総理大臣の妻・安倍昭恵氏
安倍昭恵氏は今までの総理大臣夫人とは一味違う。人格がくっきりしているところが、ヒラリークリントン氏のようだ。原発推進で心を痛めていると、家庭内野党であると公言したそうだ。夫婦で意見が同じということの方がおかしい。夫唱婦随は願望が生んだ言葉だ。心配していたことが表に出てきたので、一言近くで見ているものとして考えを書く。それは、寒川のドックレスキューを安倍昭恵氏が支援していることである。これは安倍氏が総理大臣になる前からのことだ。福島から犬や猫や鶏を救出する活動を、UKCという組織が行ってきた。これを主宰しているのは、タッズ犬舎の方である。みんながタッズ父さんと呼んでいたので、何となく細さんという名前よりタッズさんと言ってしまうのだが、この人は夫唱婦随で原発事故以降、人生を動物のレスキューにささげてきた。
こうした活動には誹謗中傷がつきものである。色々攻撃を受けることもあったが、耐えきって来た。そして、動物愛護協会とか、獣医師会とか、公的な機関より、実質的には救出の効果を上げてきた。我が家でも出来る限りの協力はしてきたが、民間でやれることの限界にきている。そうした中、昭恵氏はドックレスキューを日本も国家的に取り組むべきだ。殺処分0を目指そうと声をあげてくれたのだ。これは活動の希望になった。昭恵氏はそもそもどういう人かと言えば、地元の方で無農薬の田んぼもやっているような人だ。居酒屋の経営を始めたというので話題にもなった。路上パトロールにも関心があるようだ。もしかしたら、私と同類の方の人間なのかと思える部分がある。それで一部から、選挙目当ての発言ではないかとか、むしろ安倍降ろしになっているのではないか、まあ、家で静かにしていた方がよろしいのではなど、色々のことが言われる。
UKCでの活動も話題になっている。自民党から、ドックレスキュー設立を主張する参議院候補が立候補する予定だ。青雲ドッグスクール代表 田辺 久人氏がこの度、自民党公認で今回の参議院選挙へ立候補を予定している。以下、代表のUKC Japan代表理事の細 康徳の言葉である。田辺 久人氏は私の10年来の友人でもあり、犬や猫の殺処分0を実現し、日本初のティアハイム設立を目指す「志を共にする同志」でもあります。田辺 久人氏が国政を目指す事となった背景には、日本における犬、猫など動物達に対する法整備、行政の仕組みが先進国と言われる他の国々と比較しても大幅に立ち遅れている事実があります。田辺氏を支持することは、憲法改定に繋がるので、私としては出来ない相談であるのだが。殺処分0を目指す点では、同じ気持ちである。問題とされたのは細氏が元やくざであるということだ。細氏はタッズという素晴らしい犬によって、やくざから足を洗うことが出来た人なのだ。そのことが今回の、レスキューにつながっているのだと思う。そのことを思うとどうしても熱いものがこみあげてくる。
昭恵氏が元やくざの推薦する人を、自民党公認に押したという誹謗があるのだ。これだけは否定したい。私は反自民党であるが、こうした角度からの批判は許せない。細氏は信頼できる人である。やくざであったことは隠している訳でもない。UKCのホームページを読めばわかる。今回の福島のレスキューでは震災直後から、駆けつけて昼夜を分かたず、家族でのひたすらの活動である。そんな人は日本に何人もいない。言葉だけではないのだ。実際に動物の命を救ってくれている。昭恵氏がその細さんと出会い、自民党の元総理夫人という立場でありながら、元やくざであることを承知で、一緒になってドックレスキュー設立を目指したのだ。先進国並みの施設を作りたい。こう協力を申し出てくれたことは、混じりけのない立派な行為だ。細さんに会いもせず、寒川のレスキューの実態も見もせず。問題点だけを言い募るひとを、山ほど出合って来た。世間には苦しんでいる犬には、何の役にも立たない人が実に多いのだ。
昨日の自給作業:コロガシ1時間 累計時間:27時間