欠ノ上田んぼで気付いたこと
欠ノ上田んぼに今年初めて本格的に取り組んでみて気付いたことがある。田んぼが終わる頃には、忘れてしまうので、今の内に書いておくことにする。上の田んぼから順番に思い出してみる。
「1番上の池」は、水の流れをもう少し工夫して奥の土の山を何とかどける。水路を西側に上手く回るようにする。ここにもクワイを植えるのもいい。水の保温の必要は欠ノ上ではない。
「1番の田んぼ」は水ため側にもう少し広げる。北側の通路の所に石があり、水漏れの原因になっている。川側の土手が無駄になっている。大きな石があるようなので、代かきで注意。
「2番の田んぼ」は田んぼの土にとてもこぶしくらいの石が多い。がけ崩れの改修を進める。粘土層が浅い所がある。川側の土手は無駄になっている。日陰があるので木の枝はもう一息切る。川の改修の際に可能なら崖の高さを高くしてもらう。
「3番の田んぼ」は排水口の位置を一番北側に移す。田んぼの高低差が大きい。北中央部が高い。現排水口付近に土を移動。水持ちは良い。
「4番の田んぼ」は北の道路際に高い所ああるので、土を東側の通路部分に移動する。この田んぼは代かきを良くしたため、水持ちが良かった。良く平らになっている。
「5番の三角田んぼ」は水不足になる。代かき不足、粘土分も少ない。排水場所が壊れている。
「6番の溜池」クワイには良さそうだ。冬季湛水を続けて、水漏れと畔の改修。冬の間に一度代かきをした方がいい。全面クワイにするのも良いが、代かきをして田んぼに戻すのもあり。水が生活排水で汚染されているという話もあったが、使ってみて目立つ程ではない。この水路に排水をしている家は、どうも1軒である。
「7番の田んぼ」蟹穴があきやすい田んぼ。3角から水が落ちる南西側に高い場所があるので改修。北側の畔は全体の強化。水持ちは良い。一番色が濃い田んぼ「イセヒカリ」の為か。
「8番の田んぼ」水持ちの良い田んぼ。北側の水路畔が蟹穴があきやすい。何故か草がでやすい田んぼ。
「9番の田んぼ」水回りでは最後の田んぼ。東側の通路畔が大きい穴があきやすい。水が増えると繰り返し水漏れが起こる。最後の田んぼなので、多少の水漏れは問題が少ない。水路から直接水を入れないと、水が足りない。緊急に作ったが調子は良い。改修の必要あり。南西側が高いので土の移動が必要。出穂が一番早い田んぼ。
「10番の田んぼ」水が淀みやすいが田んぼであるが、水回りの形状から止むえないか。9番に繋がる排水口の位置は東に変更が必要だが難しい。一番早く出穂した。周りの稲は良いのだが、中の方に行くと分げつ少ない。
「川からの入水路」泥が貯まりやすいので、時々泥を取らないとならない。川から以上に西側の谷筋の湧水が多い。この湧水を調べる必要あり。
「西側の田んぼの排水だまり」毎日草のごみが貯まるので、必ず取り除く。
○その他の気付いたこと。
全体に色上がりが悪かった。色ムラが強い。肥料不足の兆候あり。冬の緑肥作物を作る必要あり。腐植質の減少。がっしりした茎の稲になり、穂も比較的大きい。粒張りが不安。土はとても良い粘土質だが、田んぼごとに状態が異なるので注意が必要。苗代は4番の田んぼでやる方がいい。3番の田んぼは早めに代かきをして、春水田んぼにする。ここで水を温めて、苗代に水を入れる。苗代は代かきをしてからやってみたい。保温シートの問題を考える必要あり。
○稲刈り後の作業のこと。
稲藁は蕎麦糠藁堆肥を作る。道路から近い田んぼに数箇所かに分けて積む。積む時は内側に水が入るように。蕎麦糠を積みこみながら、藁を積む。水を加える。
○緑肥の播種を検討。
○冬の間に、河岸工事を実行してくれることが、ほぼ決まった。
○今まで気づかなかったことなのだが、水が冷たいという事より、日照が足りないという事の方が、出穂は遅れる。この時、水が冷たいが、日照がとても多いい場所は、案外に分げつ数が多く、開帳型の稲になった。このあたりは今後も検討する材料である。
出穂
10番14日 9番15日 8番16日 4番17日 2番20日 5番21日 3番と7番22日 1番24日
穂ぞろい
21日 8,9,10番