農作業暦
立春の日は農作業が始まる日である。昼の時間が徐々に長くなる。特に太陽の日差しは驚くほど強まる。まだ寒さが強いから、冬ではあるのだが、春の苗作りもこの日あたりから、頭の中で始まる。ことしは2月3日。久しぶりの寒い冬であった。それでも立春を過ぎると、身体がしだいに目覚めて来る。動かしたくなる。日差しが一日ごとに強まる。空の色がある日突然変わる。空の色が変わる。海の色も変わる。色の変わり方で春を感ずるというのは、絵を描いているせいだろうか。風の音より、山の端の空の色が、驚かしてくれる。「こんなにも寒いのに、春が来ている。」この一年が辛い年であっただけに、春は有難い。山や空を美しいと感じる神経がまだ戻っていない。新緑が芽吹こうが、桜が咲こうが、色を失っている。それでも、この一年の農作業暦を作るあたりから始めて見る。毎月1日にその月の農作業予定を書いておくのがいいか。
3月 20時間 (時間は例年の平均 年間300時間程度に収まる)
ハウスでの夏野菜の苗作りを始める。苗土は作りは始めている。
トマトにはちからを入れる。
踏み込み温床。今年は放射能が気になるので、まだやっていないがどうするか。
じゃがいもの植え付け。ジャガイモは畑の土づくり、すでに準備はしている。
ネギの種まき。長ネギは草に弱いので、作り方に工夫。またトレー蒔きか。
ヒヨコの孵化。3月の卵が一番良い。数をそろえるのが大変。今年は、笹鶏の孵化を行う。
20日にイネ種籾洗い。海水を使う。欠ノ上の苗代作り。
タマネギの草取り。始めているが、早めに繰り返す事。
苗代のビニールなど不足材料の購入
野菜の畑の準備。堆肥の投入と草の処理が重要。
4月 30時間
稲種籾の浸種3月20日から15日までの25日間。15日に種蒔き。
遅れれた分の堆肥撒きと、ソバカス撒き。出来れば追肥でも行う。
田んぼの苗床、土振るい。4月8日と3月20日。
サトイモの植え付け。堆肥の効果が高い。
トオモロコシの播種。時期のずらしかたの研究。早いものと、遅いものに分ける。
枝豆の播種 試食用 今年は生ごみ堆肥を漉き込む予定。
出来れば生姜の植え付け
枇杷の摘果
果樹畑の耕運
5月 35時間
夏野菜の苗の定植、とことん草を片づけて植え付け。
タマネギの収穫。
夏野菜直播 適当に。
お茶摘み。どうなることやら。
トオモロコシの播種。ずらす事の工夫。堆肥の入れる時期を考える。
インゲンをやりたい。
枝豆の播種。引き続き行う。
田んぼの準備。水の取り入れの整理。アラオコシ。畔塗など準備。
6月 40時間
田植え。3日。その前にアラオコシ、代かき、畔塗。
麦刈。上手く日和見。ビニールハウスのハザ掛け。
麦の脱穀乾燥。倉庫にしまう。
大豆畑の準備。水の流入との兼ね合い。5月中かもしれない。
プラム、梅の収穫、
タケノコ採りと竹藪整理。
コロガシ。チェーン除草。等の研究。
7月 30時間
大豆の播種から、苗作り。断根、土中緑化法。
大豆の定植、日程の充分な調整。特に水が来る時期とトラックタ―の調整。
畑と田んぼの草取り、
果樹の夏肥。
ニンジンに挑戦出来ればする。
秋野菜の苗づくり
8月 20時間
秋野菜の苗づくり
桃の収穫
お茶の堆肥撒き
周辺の草刈り。
田んぼの草取り。
9月 30時間
大根・小松菜・菜花、秋の種蒔き
鶏緑餌播種
タマネギの種まき、トレー蒔きの研究
堆肥の実証実験 2回目
枇杷の剪定
10月 40時間
稲刈り、
ハザ掛け、
脱穀、
もみすり。
11月 30時間
麦播種
タマネギ定植
12月 10時間
みかんの収穫
麦踏
漬けもの
1月 15時間
味噌作り
麹づくり
醤油作り
果樹の剪定、プラム、梅、柿、、クリ、
2月 15時間
麦の追肥。麦踏・土寄せ
キャベツの定植