冬野菜
夏が暑すぎて、これが熱中症かなということがあった。9月半ばまで畑は十分には作業が出来なかった。この間サツマイモとサトイモとかぼちゃが、草に負けずにかろうじて頑張ってくれている。トマトやナスやキューリの夏の果菜類は、いつものような後半の粘りがない。ニガウリやオクラも案外に早く駄目だった。これだけ暑かったのだから仕方が無いと思う。いよいよ諦めて片づけながら、冬野菜を植えた。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、その他苗など。種を蒔いたものとしては、ほうれん草、大根、小カブ、青梗菜、春菊、ニンジンなどなど。全体の手順としては、草刈りからである。かなり茂ってしまった雑草を刈払機で、9月に入って少しづつ刈って枯らしておいた。その上に、そばかすを3度蒔いた。養鶏小屋のたい肥も少し蒔いた。上手く雨を見計らいながら、雨が降るぞと言うたびに、直前に蒔いた。枯れ草の上からそばかすが、混ざるような具合である。
これで、2,3週間したら、植えても大丈夫というようになった。苗の植え込みは、シャベルで30センチ程度の穴を掘る。そしてその中に養鶏場のたい肥を入れて、良く周辺の土とかきまわしておく。1週間置いておく、その上から、今度は土を少し入れては、苗を植え付ける。植え付けたら雨が降るよ、というタイミングで行う。このやり方が楽で活着がいい。シャベルで掘った以外の場所は、草が刈られて敷き藁状態になっている。この後また草が茂るので、それが激しいようなら、一度ぐらいは草削りをする。大したことが無ければ草に埋もれたままでほっておく。今年は、草を嫌う白菜は止めにしたので、大抵はこれで大丈夫である。その代わりに山東菜にした。鍋物にはやはり必要である。冬の野菜はおいしい。もう野菜だけで十分という位におしい。これは、作ったものにしか分からない喜びだと思う。
大根や小カブは蒔くのは、9月中ならまだいいかというところである。1週間遅れると、生育は2週間遅れる。しかし、早いと虫が多くて、やられる確率も高くなる。暑過ぎてもいけないし、乾きすぎもいけない。要するに加減である。いずれにしても10月に入ると田んぼが忙しいから、畑どころでないという心境になるので、その前である。そうだ田んぼに蒔く緑肥作物のこともある。今年は、稲がある間に蒔いてみたい。その方が、湿度があって発芽がいいかもしれない。と言っても早いと、稲刈り脱穀と踏みつけてダメにするし、これもやってみないと分からない。クリムソンクローバーとカラシ菜両方を蒔いてみる。ことしは、小カブも大根も種類を作り分けるつもりだ。今回三浦大根を蒔いた。11月になったら、亀戸大根を蒔く。小カブは金町小かぶを蒔いた。11月にみやま小かぶ(金町を選抜したもの)を蒔く予定だ。同じ種だと播種時期をづらしても、収穫は同じになる。
11月になったら、小麦と大麦とタマネギである。泉州タマネギを播種した。今年は苗箱で育てて見る。畑で作ると、準備が雑なせいか雑草に負けてしまう。苗箱4つに作ってみている。実は去年も同じことをして、失敗した。なんで失敗したかは忘れたが、今年は、少々藁たい肥中心の苗土にこだわった。何とかタマネギ苗を簡単に作りたい。麦は2畝やる予定、いつもの倍である。自農センターで教わった、稲科の作物と、野菜の組み合わせを実践したいからだ。来年はこれを少し意識的に広げて、敷き藁を十分に使った、野菜作りをしたい。稲藁も出来る限り早くに運ぶつもりだ。いつも濡らしてから運ぶから大変になる。麦は少し条間を広げる予定。いつも欲張って、30センチにしている。これが草取りの困難さになる。そらやさんのように、60センチ条間にしてみる。大麦も同じだ。これは麦茶用。
昨日の自給作業:この2,3日で12時間 累計時間:18時間