井戸水工事

   

井戸水の工事をした。家の一番上まで、井戸水が上がるように工事をした。高低差で20メートル。距離で40メートルある。その間4箇所に蛇口をつくり、使えるようにした。この井戸水は越してきた10年前は出が悪く、使えない井戸だった。近所の人も井戸は出なくなったといわれていた。それでも、使っていれば、詰まりが取れて、段々に出が良く成ると思い、せいぜい使っていた。やっはり、考えたとおり、以前より良く出て使えるようになった。それでは、この際、上の鶏小屋まで、水が出るようにしようと考えた。上のハウスでは、種蒔きやら、育苗もやるので、水が欲しいとは以前から思っていた。しかし、考えてから3年経過した。やりたいと思っていても、なかなか踏み切れないものだ。最小限の家もいよいよ完成した。こちらは岩越さんのお陰である。難しくて、窓が出来ないで困っていたら、岩越さんにお願いできることになった。

最小限の家にも水がいるし、決意して工事を始めた。2日間かかった。水道工事というのは、難しい所はない。ただ根気良く丁寧に、順番に進めれば完成する。所が途中いくつか設計変更やら、コース変更やらおきた。その為、材料を買いにビーバートザンニ5回も行く羽目になった。あれが足りない、太さが違う。金属とはつなげない。距離が足りない。仕事は段取りと言うが、段取りが悪すぎる。手順が悪いのはもう諦めて工事を進めた。穴掘りをほとんどかよ子さんがやってくれた。暑かった。これだけの高さをポンプが上げられるかと心配したが、意外に力があって難無く上がった。一番上でも結構水のでは良かった。途中一番の難関は物置小屋の裏の狭い所を工事していて、蜂に刺された。蜂の巣が結構あちこちにある。最小限の家の手すりにもあった。しかし刺されても大して、痛くもなかった。

そうこうしていたら、午後は大豆畑での水抜き工事を、Mさんがユンボを出してくれると言う事になり、井戸水工事を急いで終わらせて、3時には大豆畑に行った。こちらは、Mさんがユンボで掘ってくれたので、ほとんど見ていただけだった。途中ユンボが水路脇の路肩の弱いところで傾いて、肝を冷やした。電話で救援を頼んだりして、一息入れようと言うので、飲み物を買いに行って帰ったら、工事を再開していた。何とかアルミのはしごを使って抜け出たそうだ。危ない所だった。6時にはそちらの工事もうまく終了した。水はドンドン抜けているのに、ドンドンたまっている。この工事はやってよかった。このままでは大豆は危機だった。去年より上の田んぼからの、漏水の量が半端でない。田んぼになるかと言うほど、水が入っている。

工事工事の一日だったが、何とか、どちらもいい結果に終わった。最小限の家の方も、立派に完成したので、酒匂の花火に間にあった。これからの季節、ここで夕食をするのが、気分がいい。見晴らしもいいから、清々する。月を眺めるにももってこいである。近い内に泊まろうと思う。夏の間は、最小限の家にとまるのもいいだろう。セルフビルドは、専門家との連携がないと大変だ。岩越さんのお陰で、難しい所はやってもらえたし。Mさんのお陰で、大工事が出来た。上手く手伝ってもらえる連携。しかも自分が出来る所は自分でやる。いい仕事ができた。

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