ごみ処理広域化の考え方

   

小田原市から6月付けで、冊子とパンフレットが出た。これに基づき、本日総務常任委員会において、説明が行われた。3時からの説明になりそうだと言うので、慌てて鶏の世話を終わらせてかけつけた。何しろ、小田原に焼却炉を置くと言う重大なことが、議論されるはずである。拒否する委員も居るはずである。昼間、農業者が議会に出かけると言うのは、よほど調整しなくてはならない。しかし、市の生ごみ堆肥化検討委員でもあるので、委員会での議論は良く聞いておかなければならない、と考えてでかけた。市の広域担当課長から、パンフレットを読み上げる形で、一通り説明が先ず行われた。少し緊張した様子で、担当課長もさすがベテランの市会議員を前にした、説明と言う事でほおを赤らめた状態だった。多分、担当課長が4月からの新任と言う事であり、不慣れと言う事もあるようだった。市議会議員の質問は4名の方からあった。ホームページには写真と名前があるが、正確なところは、確認できなかった。

朝から総務委員会は開かれていて、例の城下町ホールについての市民参加の検討委員会の結果に基づく、予算を拒絶したと言う。

まず、関野議員がいくつかの質問をされた。神奈川県9ブロックの現在の進捗状況の質問があり、説明があった。溶融炉には問題がある。広域化にも問題がある。と言う立場からの質問としていた。その問題点の理由を挙げての質問と言う事でもなかったので、回答もパンフレットの範囲で行われ、それで済まされてしまった。そして、広域化することによる処理費用が安く成る。という計算式の説明の根拠を質問された。これには改めて資料をつけて解答する、と言う事になった。炉の耐用年数にも触れて、現状が説明された。
つぎに加藤議員が自治会等でもまだ内容が周知がされていない。説明会の方法、TRYフォーラムとの連動について質問があった。説明会は小田原市が単独で行うのでなく、広域検討委員会で行うと言う事と、TRYフォーラムとは連動していないと言う事の説明があった。
3番目の質問は横田議員であるようだが、名前が聞こえなかったが、溶融炉の事を質問した。まだ決まって居ないという事であった。又現在の場所の選定の進め方も出たが、小田原と書かれている点には質問も回答もなかった。この後、実際どうやって、誰が決めるのかは解らなかった。
最後にに杉山議員から、ごみ処理手数料の1市3町の違いを、市民にどう説明するのか。こう言う質問があった。上手く行政側がその違いの根拠を示せないので、説明会までには、わかるように調べるように要請が行われた。

以上は記憶だけなので、間違えがあるとおもう。1ヵ月後には、議事録が出るので確認が可能。何しろただ聞いていただけなので、正確なところまではわからなかったが、やはり失望する議論であった。最後に3町の議会での質疑の状況が報告された。中にははっきりと止めるべきという議論も出たそうだ。委員会での説明と質問というものに不慣れだから、実状はわからないが、肝心の事が議論されているとは到底思えない委員会であった。どこかで肝心なことは議論されていると言うのだろうか。重大な焼却炉の設置場所が小田原と決められている。何時誰が何処でこんなことを決めたのだろうか。この重大な決定に、市議会議員は関わったのだろうか。ここではそのことには質問もなかったが、どう言う事なのだろう。総務委員会では小田原におくことを了解したとなるのだろうか。本来焼却炉の場所を決める為には、本会議で賛否を問う必要があると思うが、そんなことは小田原の市会議員の関心のないことなのだろうか。ともかく質問もなかった。

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