市会議員のブログ
小田原市でも、市長をはじめかなりの数の市会議員がブログを書いている。一度読んでもらうと、どんなことを考えているのか、もちろん市民向けのポーズに満ちたものなのではあるが、大いに参考にはなる。
「加藤憲一市長、今村よういち、俵鋼太郎、武松忠、大村学、佐々木ナオミ、ひやま智子、小松久信、加藤仁司、田中りえ子、飯山茂雄、奥山孝二郎、原田としじ、」(名前をクリックすると、ブログに行きます。)
内容の評価、判断は、私なりにはあるのだが、市会議員と言う事に成ると、どうも敷居が高くて、率直に意見は書けない。28名議員は居るらしいが、実は名前すら、知らない人の方が多い。どんな考えなのかはもちろん、存在すら気付かない。
どの市会議員がどの議案に賛成したのか、反対したのかも、判らない方が良い。と言うのが、今の小田原市議会の意見である。市民からすると、何を考えているのかどんな人なのか、全く不明である。だから、義理人情の世界。地域のしがらみ、組織がらみ。党がらみ。様々な領域性から選ばれている。例えば問題化した城下町ホールが、ほぼリコールに近い形で、市長を降ろしてしまった。しかし、この間市会議員はどう考えて、今どうしようとしているのか。明確なことは、よくわからない。当時の市会議員全員が賛成であったように聞いている。ところが、問題化してくると、我も我もと反対の様な姿勢をみせた。ところが、その後の議会での発言と成ると、ぬえのようでとらえどころがない。それではとブログをよんでも、どうも判断させないように書いてある。数人は明確な人も居る。
ブログ自体は無料である。何故、ブログをやらない議員が居るのだろう。意見を表明しないことこそ、身の安泰。ブログに意見を書けるようにして、おかしなことになっている人もいる。長いこと更新していないと、何となくブログに向う、つまり市民に伝えようと言う姿勢のあり方はみえる。議員には義務化したらどうだろう。議会中継とブログの組み合わせ。市議会もおもしろく成ると思うのだが。議会中継は結構見ている、というより、聞いている。仕事をしながら、流しておく。あれというところを、チェックする。やはり市議会は、自分の暮らしに直結している。出かけてゆくのはよほどの事でないと、無理なので議会中継はありがたい。そこにブログが加われば、各議員の考え方、やっていることが、見えてくる。議員は市民が雇用していると言う側面もある訳だから、ブログぐらい義務付けても、問題はないはずだ。
各議員についての感想は避けるとして、加藤市長のブログは最近おもしろくなくなった。内容に具体性がほとんどない。どんな小田原にしたいのかが、どうも見えない。もちろん抽象的な意味では、繰り返し示している。例えば市民参加の市政。しかし、これは前小澤市長も良く言っていた。市長になる前はもう少し、具体性があった。当たり障りを避けているのだろうか。同じに方向の見えない文章ではあったが、広報で読む前小澤市長の、短文はなかなかの名文だった。特に辞める最後の文章は、今でも思い出す。人間が感じられた。小田原ではないが、ブログの文章で辞めることになった、議員がいる。訴訟云々まで問題化して、議員を辞めると言う事で決着をつけた。と聞いた。こう言う事があるから、公人のブログは本音で書かない。しかし、お隣の開成町露木町長のブログはいい。内容がある。忙しいから更新できない議員の方は、参考にするといい。