アンニョンさよなら

   

昨夜、鴨宮のマロニエで、「アンニョンさよなら」をみました。
つらい映画でした。とても普通の気持ちじゃ帰れませんでした。
加害者としての日本人、アジアで2000万人殺して、反省すらしない日本人。
中でも、植民地として、許されない、行為を数々行ってしまった、朝鮮。

その後60年間、その事に直面せず、アメリカの尻馬に乗って、醜い日本人。
このことを肝に銘じない限り、日本人は人間として許される事はないだろう。
西欧帝国主義のアジア支配に対する、開放の聖戦として、60年前の戦争を捉える、論調が紹介されていた。

ここでは自らの帝国主義の問題が、口を拭っている。確かに、世界を植民地化して、搾取を続けていた、西欧諸国が、許されるものではない。しかし、そこに割ってて入り、自らも利益をむさぼっていた、醜い自らの姿を、いまさら正当化できるはずが無い。

今日本は、自民党政権は靖国問題を全く譲ろうとしない。結果アジアからの孤立、アメリカへのますますの傾斜。その原因は、アメリカと共に行っている経済による世界進出にある。経済的権益を守るためには、武力によって安全を確保するしかないとするのが、アメリカの姿勢。それに便乗してゆくためには、日本の武力化がどうしても必要になる。
世界に進出している、喜ばれて進出するだけではない、工場や駐在員の安全は、アメリカと協力して日本が武力化してゆく以外守ることは出来ない。
特に、石油にまつわる権益は、日本経済の死活である、とする考え方は、過去の戦争と変わらず、今もある。経済封鎖から戦時体制に代わる危険は、日に日に高まっている。その第一歩が、教育基本法の改定。そして、第二歩が、憲法の改定。

 - Peace Cafe