あしがら農の会「研究発表会」
さる2月18日、研究発表会がありました。
「地域自給の可能性を考える」と言うテーマです。
開成福祉会館で89名が参加して行われました。
多かったと言う意見と、若干少なかったと言う感想がありました。
発表者は東京大学の池本教授。及びその教室の研究者、
吉野さん、金さん。
そしてアメリカの有機農業の報告として、久保田さん。(国学院大学教授)
午後は講演会、夜は茶話会と言う形で様々な事が話し合われました。
私達にとっては、あしがら農の会の活動を見直す機会として、重要な集まりだったと思います。外部的な目で、考え直してみる事はいつも必要だと思います。
12月に取った念密なアンケートに基づいて、議論が展開されました。
会の内部的には、あの分析は実態を把握していないと言う話が、
しばらくはありました。この辺を考えて見ます。
特に、ABCDの四つに分類した、会員の性格付けが話題になりました。
A専業的、B自給的、C自給+消費者、D消費者
この枠付けだと入らない人をどう考えたらいいのか、この分類はおかしいのではないか。と言う意見です。
つまり、穂田さんや、沖津さん、中島さん、古屋さんのように周辺で農の会を支えてくれている方々のことです。
地域の方で、新規就農者に深い理解をもって、係ってくれている方々の重要性です。見えないところでの、多くの支援で成り立って行くのが、こうした会の必然ではないでしょうか。この点をどのように考えてゆけばいいのだろう。
どこの地域でも、新しくこうした会を始めようとした時、最も重要な事は地域社会側の理解と言う事に成ると思います。一般に新しい活動が、社会に受け入れられるまで、様々の軋轢があることは当然の事です。
この軋轢部分の解決のためには、先進的に新しい動きを支援してくれる地域の方の存在が重要に違いありません。この点が見えていない、分析になっているといところが気になっています。
さらに言えば、内側の輪から会の活動を見てゆく視線より、むしろ外側の社会と言う輪から、徐々に狭めてゆく分析が、必要な気がしております。