高市総理大臣の生みの親牧島かれん
2025/10/08
小泉進次郎氏が本命と見られていたが、あっさりと高市早苗氏に敗れた。やはり、他候補への攻撃メールを、中傷事例付きで要請した、牧島かれんを広報担当にした為に敗北だったと思われる。何故こんな愚かな人を、SNS選挙の時代に広報担当にしたのだろうかと思う。この人が大臣になったこともある。まさかのことである。
牧島氏が有能とは到底思えない。何か評価される要素があるのだろうか。何度か直接お会いしたことがある。まだ議員になる前に憲法に対する考えを問い合わせたことがある。つまり、河野洋平の地盤で後継者と言うことで、選挙に出る以上、平和憲法に対する考えを聞かせて貰いたいと質問をした。
その回答は今でも忘れられないが、「議員になることが出来たらよく勉強したい。」と言うことだった。そのご、議員になり地域の自治会のお祭りには必ず来たので、以前当選したら憲法を勉強すると言うことでしたが、どう言う考えになりましたか。と聞いたが、見当違いの挨拶をして、ごまかして返事が無かった。
ダメな人だなと思った。たとえ、反対勢力であろうとも、巧みな回答もする能力が無い。腰は低いのだが、人を低く見ていると言うことだけは分かった。簡単に言えば、特定の考えを持たない人のようだった。何故河野洋平氏が、こんな思想の無い人を後継に選んだのか不思議で成らなかった。
髙市氏が総理大臣になったということは、自民党はアベ派が復活したと言うことだ。また、あの汚い裏金政治が復活するといことになる。権力欲だけの、日本を食い物にする自民党が、復活すると言うことになる。とんでもない日本になりそうで恐ろしい気がしている。
高市氏は何をやるのかを考えておきたい。ホームページには、「高市早苗は、国の究極の使命は、「国民の皆様の生命と財産」「領土・領海・領空・資源」「国家の主権と名誉」を守り抜くことだと考えます。」「食料安全保障の確立」「エネルギー・資源安全保障の強化」「健康・医療安全保障の構築」
「令和の国土強靭化対策」「サイバーセキュリティ対策の強化」「新たな戦争の態様(宇宙・サイバー・電磁波領域、無人機、極超音速兵器、自律型AI兵器)にも対応できる国防体制の構築」「日本の防衛施設の強靭化(電磁波対策・地下化等)」「人工衛星と海底ケーブルの防御」とある。
高市早苗は、「国力」の要素を、「防衛力」「外交力」「経済力」「技術力」「情報力」「人材力」の6つだと考えています。それらの強化に必要な政策を構築していきます。「47都道府県どこに住んでいても、安全に生活することができ、必要な医療・福祉や高度な教育を受けることができ、働く場所がある」。高市早苗が目指す日本の姿です。
人生100年時代と言われますが、「シニア世代の方々が幸せで輝いて見える」ことは、「若い世代の方々の将来への安心感」に直結します。「全世代の安心感」を創出することによって「消費マインド」は改善し、日本経済の活力につながります。
「経済的事情や障碍によって進学や就職を諦めない」「結婚や出産・子育ての希望を諦めない」「介護離職等でキャリアを諦めない」「更年期や高齢期特有の不調、障碍や難病によって社会活動を諦めない」で済む環境整備を目指します。
国の様々な制度設計については、「行き過ぎた結果平等」を廃し、「機会平等」を保障するべきだと考えています。「ジェラシーに立脚した法制度」が増え過ぎると、優れた人材も企業も育ちません。むしろ、「リスクをとってチャレンジした人や企業が報われる環境作り」「出る杭を伸ばす発想への転換」こそが、可処分所得を増やし、人材流出や産業空洞化を防ぐ鍵だと確信します。
技術革新、安全保障環境や社会生活の変化など、時代の要請に応えられる「日本人の手による新しい日本国憲法」の制定を目指しています。天皇陛下の「権威と正統性」の源である「皇統」をお守り申し上げます。公務死された方々に、尊崇の念をもって感謝の誠を捧げ続けます。
網羅的で何でもずらずら並べているので、今ひとつ具体的には何がしたいかはよく分からないことになっている。そして、最後に憲法改定と、天皇をお守りすること、そして靖国神社を尊重することが示されている。
分かったことは、文章がくどく、強い表現が目立つ。何でもかんでも、羅列しなければいられないところに、却って弱いところを見せまいという、防御的な面を感じる。自信家でありながら、臆病な性格と思われる。攻撃には弱そうである。危機的状況でどう言う行動になるかは怖いところを感じる。
弱者救済よりも、頑張る人が報われる社会を目指すのだろう。そして、積極財政で、赤字国債を積極的に行いそうだ。さらに日本の財政の健全化が遠のき、次の世代に借金のつけを払わせることになる気がする。経済は危機的状況になると考えざる得ない。
経済対策の要である。産業の創出が出来そうにも無い。技術革新が何故、日本国憲法の改定になるのか、意味不明。給付付き税額控除の導入や所得税の基礎控除引き上げを強調するなど、現役世代・勤労者世帯・中間層家計の支援を重視していることがうかがえる。最低賃金の引き上げには触れていない。
すでに円安が進んでいる中で、物価対策をどんな形で行うのかが注目点。「年収の壁」の引き上げ:所得税制の基礎控除や給与所得控除の引き上げには前向きな姿勢。すでに、政府の税制調査会でも基礎控除引き上げの物価連動の仕組みは既に議論が進められているが、高市氏が国民民主党の掲げてきた「178万円」の水準を意識した踏み込みを行うかが注目点の一つである。
高市氏は近隣諸国から、右翼的人物として危険視されている。特に靖国神社参拝を行えば、近隣諸国の反発が高まる。奈良公園の鹿いじめを外国人と決めつけた、発言に見られるように不注意発言が、思わぬ対立を生むことになる。確かに存在した南京事件を、ねつ造だと主張する参政党などとどのように関わるのかも不安材料。
株価は一気に上昇し、円安が進行した。「高市氏は、公共事業を中心に積極財政を展開し、地方に恩恵を行き渡らせ、日本の経済成長を促すと主張している。経済政策としては非常に古典的なもので、財政拡張、金融緩和で企業収益が増加して、配当収入も増え、株式投資のうまみが増えると市場はみている」
世界はコンピュター革命途上にあり、経済は危機的状況に陥っている。従来の資本主義による競が行き詰まり、強い国アメリカが弱い国を食い物にして成長しようとあからさまに攻撃を仕掛けている。そのアメリカの同盟国である日本は、軍事同盟を足かせにして、経済的負担を強いられることになるだろう。
アメリカから軍事力の強化を求められる中、軍国主義的傾向のある高市氏が総理大臣になる以上、対中国を仮想敵国とする軍事強化を進めることになるだろう。その結果対立が顕著になり、新たな軋轢が生まれる可能性が高い。韓国はアメリカと距離をとろうとしているが、両者の違いは注目である。
本当にサッチャー氏を尊敬しているのであれば、高市氏には財政再建を期待したい。赤字国債など行っては成らない。次世代に負担を課すことでは、日本の将来がますます暗くなる。しかし、国民民主党と連立をするならば、この点では期待できない。状況は悪くなると考えざる得ない。