第113回 水彩画 日曜展示
第113回 水彩画 日曜展示
サイズは中判全紙です。
770「川」
2022.6
771「田ノ原湿原」
2022.6
772「シーラ原の空」
2022.6
773「港の風」
2022.6
774「田んぼのサクラ」
2022.6
775「西表島の見える田んぼ」
2022.6
776「宮良川上流部の田んぼ」
2022.6
絵を描くと言うことは自分という存在のその時を表現しているのだと思う。絵を描いたからと言って変化し続けている自分という存在を、明確にすることは出来ない。自分という代わり続ける存在をとらえるためには、その時々の断片をつなぎ合わせるほかない。
たぶんそれはブログを書いていることも同じである。書いて表現したもののはその時の断片として、もう変わることは無い。絵も描き終われば自分のあるときの絵を固定化したのだろう。それは自分が見ているという変化して行く何かを、何とかつなぎ止めようという行為かも知れない。
絵画の時代が終わったという背景には、人間に共通な部分が失われたと言うことがある。描く私と、見る人間との作られ型が余りに違う。私がルネッサンスの絵画を見て、随分違うものだと感じるのと、同じくらいに現代では、見る人間との距離が広がっている。