小田原の農業生活にもどる

   

 

  18日に土壌の勉強会があった。MOAの大仁農場の方が、来てくれて実施方法など指導してくれた。今まで考えていたやり方と少し違っていた。土壌採種は上の層は15センチまで、下の層は15~30㎝の層という話だった。50㎝までを下の層とどこかで教わったような。

 畑の5か所を掘るという意味は自分が畑の中の状態を直接見るという事に意味があるという事を教えられた。これは参考になった。穴を掘ったらば側面を観察する。根がある所が作土層になるそうだ。10メートルぐらいの距離で、土壌の堅さがまるで違うので、これには驚いた。

 たぶん、昔の地形では起伏があって、それを平らにしたのではないかと想像した。以前の養鶏場前の畑の経験で、起伏を直した影響がいつまでも残った畑があった。高かった場所が硬い層がすぐ下にあり、いつまでも残っていた。トラックターで耕せない深さの下の層が草の根などで柔らかくなるためには、10年というような年月がかかるのかと思う。
 
 15日から小田原の暮らしになる。今回の小田原でも予定が詰まっている。連日の作業になると思われるが、精一杯やらせて貰おうと思う。農の会の自給祭までの一ヶ月の小田原滞在である。

  1,ため池の水路の工事がある。久野川から、ため池の方に水を入れる工事である。まず、15日朝に、穂田さんと設計図を作り、役所と資材などで打ち合わせる。役所との連携がどうもうまく進まない。役所も忙しすぎる。

 18日の昼から、現場で役所の方と進め方を相談する。ため池の上半分に水が溜まらなくなっているのをどのように直すかを検討した。小田原市が管理の方向を決めるわけではないので、管理委託された里地里山協議会が方針を考えるほかないのが現状である。良いとは思わないが、そうしなければ進まない。

 工事の概要をきめて、地域の関係者に挨拶に行かなければならない。了解が得られた段階で工事に着工する。これは関係者の所の周知には役所で動いてもらわなければならない。

 2,大豆の収穫から、分別の作業がある。23日が収穫の予定日。三国上の畑が早すぎれば、翌週の30日になる。いずれにしても収穫して、乾燥して、分別して、12月14日の自給祭までに豆腐を作ることになる。

 新しい大豆畑の準備をする。舟原田んぼの上の1反。22日にまず草刈りをする。その後畑の脇まで車が入れるようにする。これは溜池工事に合わせるから、少し先になるが、11月中には終わらせたい。

 耕運して、タマネギ畑にするのかどうか。この辺の判断であとの作業が変わってくる。そのまま大豆まで空けておくのかどうか。その場合、緑肥ぐらいは撒いた方が良いのかもしれない。

 3、久野川の崩壊箇所の直し工事。久野川は欠ノ上で2か所。子ノ上で一か所河岸の石積みが崩れている。また水路の入水口に砂利が1mもの高さで溜まって埋まっている。到底手作業でどけられる状態ではない。

 災害復旧工事として、管理者である市か、県か、やってもらわなければならない。来年の3月までにやらなければ、田んぼが危険この上ない。田んぼの耕作もできない。行政はあの大雨の後、河岸の点検をしていないのだろうか。

 18日に交渉をした結果、確認はしてくれているらしいが、一か所は見落としている可能性があった。県土木の人が21日午前中に現場を見に来てくれることになった。
 以前は、片側工事の所は市が担当。両側工事がある所は県の管轄となっていたが、今回は工作物があれば県が担当する。自然護岸の所は市が担当という事になったそうだ。この決めたことは覚書にでもする必要があるだろう。

 3,小田原の家 裏の崖石積み補強工事。このところの豪雨を思うと、補強工事をしなければ不安だ。15日の朝にこちらの工事を開始した。渡部さんと穂田さんがやってくれている。有難いことだ。

 20日にコンクリート打ち。次に立上げ部分の工事になる。崖の上の部分も渡部さんが土をすべて取り去ってくれた。これは相当に大変だったと思う。私も少しはやったことがあったが、出来ないで挫折した。竹の根が覆っていて、簡単なことではなかったと思う。

 4,16日には欠ノ上田んぼのご苦労さん会。朝からクン炭作り。緑肥蒔き。芋煮会。会費の払い。夜には定例会があった。燻炭づくりは翌朝8時に広げる。水をかける用意をしていたが、何故か広げたら火が消えそうである。

 いつもは広げてから水をかけていたのだが、地面がかなり濡れているので、その水分が影響するせいか。自然に消えそうである。来年は燻炭煙突を新しく購入する必要アリ。

 しかしやはり消えなかった。もう一度さらに広げた。さらに燃え出し、また広げた。そして、19日の雨でさすがに消えただろう。今日の午後にでも袋詰めをする。


 5,12月1日坊所林道掃除。 8時半森林組合集合。

 6、タマネギの植え付けを行う。天候のえいきょうがあり、生育が遅れている。苗づくの場所の土壌があまりよくなかったのかもしれない。畑の住みはどこからの土が持ち込まれていた。植え付けは12月に入ってからになりそうだ。

 場所は諏訪の原圃場でやるのか。舟原田んぼ上の大豆圃場でやるのか。検討しなければならない。もし舟原の下田さんからお借りする場所でやるのであれば、11月中に畑の準備は終わらせる。

 7、小麦は23日に総生寺裏の大豆畑の作業が終わり次第。耕運する。24日になる。すぐソバカスを30袋以上撒いて、その後トラックターで耕す。そしてゴンベイで播種。また、カラスムギが出るから、そのことを注意する。

 小麦はメンバーは現在6人は居るようだ。この後自給祭で募集する。さらに増えれば上手く進むかもしれない。金子製麺は30キロ2700円で製粉してくれるそうである。精粉の手際もだいぶ良くなったらしい。

 

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